新しい環境での生活、おめでとうございます!愛犬のビションフリーゼちゃんたちと、素敵な新生活をスタートされたんですね。でも、留守中の無駄吠えは、飼い主さんにとっても、近隣の方々にとっても、大きなストレスですよね。ご心配な気持ち、よく分かります。
実家で5匹の犬と暮らしていた時は問題なかったのに、2匹だけでアパート暮らしになってから無駄吠えがひどくなった…これは、環境の変化が大きな原因と考えられます。犬は環境の変化にとても敏感で、特に愛着のある飼い主さんと過ごす時間が減ったことで、不安やストレスを感じているのかもしれません。
実家では他の犬たちがいて、安心感があったこと、そして4ヶ月間もずっと一緒に過ごしていたことで、犬たちは飼い主さんの存在に依存していた可能性があります。それが、仕事が始まり、急に一人になる時間が増えたことで、不安定な状態になっているのでしょう。
まず大切なのは、犬たちが新しい環境に適応できるよう、時間をかけてゆっくりと慣れさせることです。いきなり長時間のお留守番は避け、最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。例えば、最初は15分、様子を見て30分、1時間と、少しずつ時間を増やしていきましょう。
また、アパートの環境に慣れるため、お留守番以外の時間にも、アパート内で自由に過ごせる時間を十分に確保しましょう。好きなおもちゃで遊ばせたり、一緒に散歩に行ったりすることで、アパートを安全で安心できる場所だと認識させることが重要です。
無駄吠えを減らすためには、いくつかの方法を試してみましょう。まずは、原因の特定が重要です。単なる寂しさなのか、何か特定の刺激(音や人影など)に反応しているのか、観察してみましょう。
「静かに」というコマンドを覚えさせるトレーニングを行いましょう。吠え始めた瞬間に「静かに!」と厳しく言い、静かになったら褒めてご褒美を与えます。一貫性のあるトレーニングが重要です。家族全員で同じコマンドを使い、同じように対応することが大切です。
また、「吠える=何か良いことがある」という犬の学習を断ち切ることも重要です。例えば、吠えると飼い主さんが構ってくれると学習している場合、吠える行動を強化してしまいます。吠えている間は一切無視し、静かになったら優しく声をかけて、ご褒美を与えましょう。
お留守番中の不安を軽減するために、犬が安心できる環境づくりを心がけましょう。例えば、犬用のベッドや、お気に入りのぬいぐるみなどを用意し、安全で落ち着ける場所を作ってあげましょう。また、フェロモン系の製品を利用するのも効果的です。アロマディフューザーなどで、犬がリラックスできる香りを焚くのも良いでしょう。
窓から見える景色が犬を興奮させる場合、カーテンなどで視界を遮るのも有効です。また、留守番中に音が気になる場合は、ラジオやテレビを消音でかけておくのも良いでしょう。これは、静寂よりも、一定の音がある方が犬は落ち着くことが多いからです。
十分な運動と遊びは、犬のストレス軽減に繋がります。お留守番の前に、十分な散歩や遊びでエネルギーを発散させましょう。疲れている犬は、比較的おとなしく留守番できることが多いです。また、知育玩具などを活用し、お留守番中に飽きさせない工夫も必要です。
それでも無駄吠えが改善しない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談してみることをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、犬の行動の背景にある原因を特定し、適切な解決策を見つけることができるでしょう。場合によっては、薬物療法も検討する必要があるかもしれません。
新しい環境での生活は、犬にとっても大きな変化です。無駄吠えは、不安やストレスの表れであることが多いです。焦らず、犬の気持ちに寄り添いながら、根気強くしつけを行い、環境を整えることが大切です。そして、専門家の力を借りることも、決して恥ずかしいことではありません。愛犬と飼い主さん、そして近隣の方々にとって、快適な生活を送れるよう、一緒に頑張りましょう。
愛犬との幸せな生活のために、諦めずに、一つずつ解決策を試していきましょう。そして、ご近所の方々への配慮も忘れずに、良好な関係を築く努力も大切です。もし、近隣から苦情がきた場合は、誠意をもって対応し、改善に努めましょう。 犬との幸せな生活は、飼い主さんの努力と周りの理解があってこそ成り立つものです。