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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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チワワと赤ちゃん、そして年子…愛情が薄れてしまったと感じるあなたへ【犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザー】

#犬の飼育
 
現在、3歳のチワワと8ヶ月のお子さんと賃貸アパートで生活されており、間取りが二部屋しかないため、犬と赤ちゃんを隔離するのが難しい状況なのですね。精神的な負担も大きく、6月には年子となる第二子も出産予定で、今後の生活に不安を感じていらっしゃるとのこと。犬に対してきつく当たってしまうこともあり、愛情が薄れてしまったように感じ、手放すことも考えている、というご相談ですね。

結論から申し上げます。決してあなたは無責任ではありません。 大変な状況の中で、真剣に悩んでいらっしゃるからこそ、こうしてご相談されたのだと思います。まずはご自身を責めないでください。そして、この記事が少しでもあなたの心の負担を軽くし、チワワとのより良い関係を築くための一助となれば幸いです。

今回は、

1. なぜ愛情が薄れてしまったのか?原因を深掘り
2. 具体的な解決策:住環境の見直しと心のケア
3. 手放すという選択肢:後悔しないために

という3つのステップで、一緒に考えていきましょう。

1.なぜ愛情が薄れてしまったのか?原因を深掘り

愛情が薄れてしまったと感じる原因は、複合的な要因が考えられます。一つずつ紐解いていきましょう。
育児による心身の疲労

8ヶ月のお子さんの育児だけでも大変なところに、妊娠中の体調不良、そして年子の出産を控えているとなると、心身ともに疲労困憊なのは当然です。睡眠不足やホルモンバランスの乱れも、精神状態に大きく影響します。
住環境の問題

賃貸で二部屋しかないという状況は、犬と赤ちゃんを隔離するのが難しく、常に気を張っていなければならないため、ストレスが溜まりやすいです。犬の吠え声も、余計にイライラの原因になります。特にチワワは警戒心が強く、吠えやすい犬種でもあります。
犬とのコミュニケーション不足

育児に追われる毎日で、犬とゆっくり向き合う時間が取れなくなっているのではないでしょうか。以前は「我が子のように可愛がっていた」とのことですが、今は十分に構ってあげられていないと感じているのかもしれません。
理想と現実のギャップ

独身時代は犬との二人暮らしを満喫していたのに、今は育児中心の生活になり、犬に十分な愛情を注げない自分を責めているのかもしれません。「こんなはずじゃなかった」という思いが、犬への愛情を薄れさせている可能性もあります。

これらの要因が複雑に絡み合って、今の状況を作り出していると考えられます。まずは、ご自身がどのような状況に置かれているのかを客観的に理解することが大切です。

2.具体的な解決策:住環境の見直しと心のケア

原因が分かったら、次は具体的な解決策を考えていきましょう。

2-1. 住環境の見直し

犬と赤ちゃんのためのスペースを確保

二部屋しかない賃貸でも、工夫次第で犬と赤ちゃんのためのスペースを分けることは可能です。例えば、
ベビーサークルを活用する: 赤ちゃんが安全に遊べるスペースを確保し、犬が近づけないようにします。
犬用のケージやハウスを設置する: 犬が落ち着ける場所を作り、必要に応じて一時的に隔離できるようにします。
部屋のレイアウトを変更する: 家具の配置を変えることで、犬と赤ちゃんがそれぞれ快適に過ごせる空間を作り出します。
防音対策

犬の吠え声が気になる場合は、防音対策を検討しましょう。
防音カーテンやカーペットを設置する: 音を吸収し、外部への音漏れを軽減します。
窓やドアの隙間を埋める: 隙間テープなどを使って、音の出入りを遮断します。
犬用の防音ハウスを導入する: 高価ですが、効果は期待できます。
引っ越しを検討する

経済的に余裕があれば、より広い賃貸物件への引っ越しも視野に入れてみましょう。犬と赤ちゃんが快適に過ごせるように、間取りや設備などを考慮して選びましょう。ペット可の物件だけでなく、犬種や頭数制限なども確認が必要です。

2-2. 犬の吠え癖対策

チワワは警戒心が強く吠えやすい犬種ですが、適切な訓練で改善できます。
専門家への相談: ドッグトレーナーや獣医行動診療科に相談し、原因に合わせたトレーニング方法を教えてもらいましょう。
吠える原因の特定と排除: 何に対して吠えているのかを観察し、原因を取り除くようにしましょう。例えば、インターホンに吠える場合は、インターホンの音量を下げる、犬がインターホンを見えないようにするなどの対策が有効です。
無視する: 吠えている時に構うと、吠えることを強化してしまう可能性があります。吠え始めたら無視し、落ち着いたら褒めてあげましょう。
十分な運動と遊び: 運動不足や退屈が原因で吠える場合もあります。毎日十分な散歩や遊びを取り入れ、犬のエネルギーを発散させてあげましょう。
服従訓練: 「おすわり」「待て」などの基本的な服従訓練をすることで、犬との主従関係を築き、コントロールしやすくなります。

2-3. 心のケア

何よりも大切なのは、ご自身の心のケアです。
休息を取る: 睡眠不足は精神的な余裕を奪います。できる限り睡眠時間を確保し、昼寝なども取り入れて、体を休ませましょう。
誰かに頼る: 家族や友人、地域の育児支援サービスなどを利用して、育児の負担を軽減しましょう。一時保育やファミリーサポートなどを活用するのも有効です。
自分の時間を作る: 短時間でも良いので、自分のための時間を作りましょう。好きな音楽を聴いたり、カフェでゆっくりお茶をしたり、リラックスできる時間を過ごすことで、気分転換になります。
専門家のサポート: 精神的に辛い場合は、カウンセラーや精神科医に相談することも検討しましょう。専門家のサポートを受けることで、心の負担を軽減し、前向きな気持ちを取り戻せるかもしれません。
完璧主義を手放す: 育児も犬の世話も、完璧にこなそうとしなくて大丈夫です。多少のことは気にせず、気楽に構えましょう。「まあ、いっか」という気持ちを持つことが大切です。

2-4. 犬とのコミュニケーションを再構築する

少しでも時間を見つけて、犬とのコミュニケーションを再構築しましょう。
スキンシップ: 撫でたり、抱きしめたり、ブラッシングしたり、スキンシップを通して愛情を伝えましょう。
一緒に遊ぶ: 短時間でも良いので、犬と遊ぶ時間を作りましょう。おもちゃで遊んだり、散歩に行ったり、一緒に楽しい時間を過ごすことで、犬との絆を深めることができます。
話しかける: 犬に優しく話しかけましょう。「可愛いね」「良い子だね」など、愛情のこもった言葉をかけることで、犬は安心し、心が満たされます。
トレーニング: 簡単なトレーニングをすることで、犬とのコミュニケーションを深めることができます。おやつを使って、「おすわり」「お手」などを教え、成功したら褒めてあげましょう。

これらの解決策を実践することで、少しずつ状況は改善していくはずです。焦らず、ゆっくりと取り組んでいきましょう。

3.手放すという選択肢:後悔しないために

様々な努力をしても状況が改善しない場合は、手放すという選択肢も視野に入れる必要があるかもしれません。しかし、手放すことは簡単な決断ではありません。後悔しないために、以下のことをよく考えてください。
本当に手放すしかないのか?

もう一度、できる限りの努力をしたかどうかを自問自答してください。家族や友人に相談したり、専門家の意見を聞いたりして、客観的な視点から判断することも大切です。
手放す場合の選択肢
里親を探す: 知人や友人に声をかけたり、里親募集サイトを利用したりして、愛情深く育ててくれる里親を探しましょう。
動物保護団体に相談する: 動物保護団体は、犬の里親探しをサポートしてくれます。信頼できる団体を選び、相談してみましょう。
ブリーダーに相談する: チワワのブリーダーは、犬種の特徴をよく理解しています。事情を説明し、引き取ってもらえるか相談してみましょう。
手放した後のこと

手放した後、後悔する可能性は十分にあります。手放す前に、手放した後の生活を具体的にイメージし、本当に後悔しないかどうかを慎重に検討してください。
犬の幸せを考える

最終的には、犬にとって何が一番幸せなのかを考えて判断しましょう。今の状況が犬にとって不幸なのであれば、愛情深く育ててくれる人に託すことも、一つの選択肢です。

手放すという決断は、決して恥ずかしいことではありません。犬とあなた、双方にとって最善の選択をすることが大切です。

最後に

あなたは決して一人ではありません。同じように悩んでいる人はたくさんいます。どうか、ご自身を責めすぎず、周りの人に頼りながら、一歩ずつ前に進んでください。そして、この記事が、あなたとチワワにとって、より良い未来を築くための一助となれば幸いです。

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