実家で5歳のチワワを飼うことになりました。小型犬も室内犬も初めてなんです…。実家にはすでに4匹の猫(2~10歳)がいて、今はケージで分けていますが、猫はシャー!フー!犬はワンワン!状態です。チワワと猫は仲良くなれますか?仲良くなるにはどうすればいいですか?あと、両親と祖母の3人暮らしで、なかなか様子を見に行けないので、チワワをちゃんと飼えるか不安です。チワワを飼う上で気をつけた方がいいことや、読んでおいた方がいい本など教えてください。
初めてチワワを飼うこと、そして既に猫が4匹もいるご家庭での多頭飼育…不安な気持ちもよく分かります。でも大丈夫!適切な準備と工夫で、チワワと猫たちが仲良く暮らせる可能性は十分にあります。
チワワと猫の仲良し作戦:ゆっくりと時間をかけて
猫と犬、特に性格の異なる個体同士の仲良しは一朝一夕にはできません。 大切なのは、焦らずゆっくりと時間をかけて、お互いを少しずつ慣れさせていくことです。いきなりケージを外して自由に行き来させるのではなく、段階を踏んで進めましょう。
段階的な慣らし方
- フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を散布することで、猫のストレスを軽減し、落ち着かせます。犬用フェロモン製品も同様に効果的です。
- 視覚的な慣れ:最初はケージ越しに、お互いの存在を認識させるところから始めましょう。距離を少しずつ縮めていき、お互いの匂いを嗅ぎ合わせる段階へ進みます。この時、無理強いは厳禁です。猫や犬が怖がったり、威嚇したりしたら、すぐに距離を離しましょう。
- 嗅覚的な慣れ:お互いのタオルやベッドなどを交換し、匂いを共有させます。これによって、お互いの存在に慣れていくことができます。
- 短い時間での接触:お互いが落ち着いてから、短い時間だけ、監督のもとで同じ部屋に滞在させます。最初は数分間だけにし、徐々に時間を延ばしていきます。この間も、猫や犬の様子を注意深く観察し、危険信号(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませる、唸るなど)が見られたら、すぐに分離しましょう。
- 楽しい時間を共有:一緒に遊べるおもちゃを用意し、遊びを通して良い関係を築くことを目指しましょう。ただし、競争になるような遊びは避け、それぞれが楽しめるように配慮することが大切です。
この段階的な慣らし方は、猫の数が多い場合でも有効です。一匹ずつ、あるいは数匹ずつを対象に、ゆっくりと進めていくことが重要です。
チワワの飼育:高齢者世帯でのポイント
両親と祖母の3人暮らしで、なかなか様子を見に行けないというご心配、よく分かります。高齢者世帯でのチワワ飼育には、いくつか注意すべき点があります。
高齢者世帯での飼育のポイント
- 散歩の負担軽減:チワワは小型犬ですが、それでも散歩は必要です。高齢の家族が無理なく散歩できるルートや時間帯を選び、必要に応じて散歩代行サービスなどを検討しましょう。
- 健康管理のサポート:定期的な健康診断やワクチン接種、病気の早期発見のために、動物病院への通院をスムーズに行えるようにサポート体制を整えましょう。かかりつけ医を決めておくことも大切です。
- 緊急時の対応:病気やケガなど、緊急事態に備えて、近隣の動物病院や夜間診療に対応している病院の情報、そして連絡先をリスト化しておきましょう。また、家族以外に相談できるペットシッターや動物病院スタッフなどの連絡先も準備しておくと安心です。
- 負担軽減のための工夫:高齢者にとって、犬の世話は体力的に負担になる場合があります。フードや水の自動給水器、自動お散歩ロボットなど、便利なグッズを活用することで負担を軽減できます。また、家族で役割分担を決めて、負担を分散することも重要です。
- コミュニケーションの確保:遠方に住んでいても、定期的に様子を伺ったり、ビデオ通話でチワワの様子を確認したりすることで、家族の安心感を高めることができます。
チワワ飼育に関するおすすめ書籍
チワワの飼育に関する知識を深めるために、いくつかの参考書籍をご紹介します。これらの書籍は、チワワの性格や特徴、飼育方法、健康管理、しつけ方などについて詳しく解説しており、初心者の方にも分かりやすく書かれています。図書館で探したり、オンライン書店で購入したりできます。
具体的なタイトルは、書店や図書館で「チワワ 飼育」などのキーワードで検索してみてください。また、獣医師が監修した書籍を選ぶと、より信頼性の高い情報を得ることができます。
まとめ:安心安全な多頭飼育を目指して
チワワと猫の多頭飼育、そして高齢者世帯での飼育は、確かに課題も多いですが、不可能ではありません。大切なのは、お互いの性格や特性を理解し、時間をかけてじっくりと関係を築いていくことです。そして、家族みんなで協力し、チワワの飼育に責任を持って取り組むことが、幸せな多頭飼育生活を送るための鍵となります。
この記事が、あなたの不安を少しでも解消し、チワワとの幸せな生活への一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。