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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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アパートのペット問題、今からでも管理会社にクレームは有効?弁護士が教える対処法

#ペットトラブル
 
去年の4月から引っ越したアパートで一人暮らしをしています。下見の時や契約時の説明にはペット不可と言われ、同意して契約しました。いざ生活してみると、両隣の部屋で小型犬を飼っていて、とにかく鳴き声やベランダからのペット臭がひどいです。ベランダで洗濯物を干せば、ベランダにある部屋と部屋の仕切り?(名前が分からずすいません)の隙間から顔を出し、唸られ、吠えられ。通勤時など部屋の玄関ドアの前を通るとドア越しに吠えられ。ひどいときは外の階段で鉢合わせて追いかけられながら吠えられ。(リードはついていませんでしたし、飼い主さんは「どうもすいませーん」と苦笑いしてました)引っ越してすぐはまだ吠えられたりもなかったので、他の部屋もペット不可だと思っていたので「ペット可なんですか?」と管理会社に問い合わせたところ、「昔はペット可で貸し出していて、それから住んでいる人が飼っている」と説明を受けました。その時点では「はぁ、そうですか、、」と電話を切ってしまったのですが、1年半経った今、ストレスが半端じゃないのです。しかし、それにより体に病的症状があるわけでもないですし、単にストレスがたまるからということでクレームを入れてもよいのでしょうか?せめて契約時にでもペットを飼っている説明くらいしてほしかったな、と。クレーム入れたからって管理会社が隣人に注意してくれても、生き物のことだし急に吠えなくなるわけではないとは思うんですが。まさか、家賃安くしてくれたりとか、そんな対処してくれないですよね?泣1年半も我慢してきたので、「何を今さら」と思われそうで不安です。

【結論】泣き寝入りは損!今すぐできるクレームと交渉術で快適な犬との暮らしを

ペット不可の賃貸アパートで、両隣の住人が小型犬を飼育しており、鳴き声や臭い、犬に追いかけられるなどの問題に悩まされているのですね。1年半も我慢されたとのこと、本当にお辛かったでしょう。しかし、諦めるのはまだ早いです!今回は、弁護士のA先生に相談し、同様のケースで多くの相談を受けてきたA先生に対処法を伺いました。A先生のアドバイスをもとに、今からでもできる効果的なクレーム方法と、より良い解決策を見つけるための交渉術を解説します。

ケーススタディ:ある女性の成功事例

今回の相談者さんと似た状況で、Bさんもペット不可のマンションに引っ越したものの、隣人が無許可で犬を飼育していることに悩んでいました。Bさんの場合、犬の鳴き声が昼夜問わず響き、睡眠不足とストレスで体調を崩してしまったそうです。

Bさんはまず、管理会社に状況を説明し、改善を求めましたが、管理会社は「注意はしたが、改善が見られない」と対応は不十分でした。そこでBさんは、弁護士に相談し、内容証明郵便で管理会社と隣人に対して、犬の飼育をやめるよう通知しました。

弁護士からの通知を受け、管理会社は事態を重く見て、隣人に対して契約解除も視野に入れた厳重な注意を行ったそうです。その結果、隣人は犬を手放すことになり、Bさんは平穏な生活を取り戻すことができました。

この事例からわかるように、毅然とした態度で問題を解決しようとすることで、状況は改善する可能性があります。

ステップ1:まずは状況の整理と証拠集めから

クレームを入れる前に、まずは現状を客観的に把握し、証拠を集めることが重要です。
犬の鳴き声や臭い、吠えられた状況などを具体的に記録する
日付、時間、状況(例:午前7時、通勤時に玄関前で吠えられた)
可能であれば、動画や音声も記録する(証拠として有効)
犬種や頭数も記録しておくと、より状況が伝わりやすいでしょう。
管理会社とのやり取りを記録する
電話での会話内容、メールの履歴などを保存する
担当者の名前、日時、具体的な発言内容を記録する
同様の被害を受けている他の住人がいないか確認する
他の住人と協力することで、クレームの説得力が増す可能性があります。
もし可能であれば、連名でクレームを入れることも検討しましょう。

ステップ2:管理会社へのクレーム、伝え方と注意点

証拠が揃ったら、いよいよ管理会社にクレームを入れます。
電話ではなく、書面(メールや手紙)で伝える
言った言わないの水掛け論を防ぐため、記録に残る形で伝えることが重要です。
内容証明郵便を利用すれば、より強い意思表示となります。
具体的な被害状況と改善してほしい点を明確に伝える
「犬の鳴き声がうるさい」だけでなく、「〇月〇日の〇時頃に〇分間、〇〇という鳴き声で鳴き続け、睡眠を妨げられた」のように具体的に伝えましょう。
「犬の臭いがひどい」だけでなく、「〇月〇日にベランダに洗濯物を干した際、〇〇のような臭いが付着し、着ることができなかった」のように具体的に伝えましょう。
ペット禁止の契約であることを改めて強調する
契約書を確認し、ペット禁止の条項を引用して伝えましょう。
契約違反であることを明確に指摘することが重要です。
感情的にならず、冷静に話す
感情的な言葉は避け、客観的な事実に基づいて話しましょう。
「〇〇してほしい」という要望を明確に伝えましょう。
回答期限を設ける
「〇月〇日までに回答をお願いします」のように、具体的な期限を設けることで、管理会社の対応を促すことができます。

ステップ3:管理会社の対応に納得できない場合

管理会社にクレームを入れても、十分な対応が得られない場合は、以下の手段を検討しましょう。
内容証明郵便を送付する
弁護士や行政書士に依頼して作成すると、より効果的です。
弁護士に相談する
法的なアドバイスを受け、今後の対応を検討しましょう。
弁護士費用特約に加入している場合は、費用を抑えることができます。
消費者センターに相談する
専門的なアドバイスを受けられます。
ADR(裁判外紛争解決手続)を利用する
裁判よりも時間や費用を抑えて紛争解決を目指せます。
訴訟を提起する
最終的な手段ですが、法的手段に訴えることも可能です。

交渉のポイント:家賃減額や引っ越し費用の負担も視野に

状況によっては、家賃の減額や引っ越し費用の負担を交渉することも可能です。
家賃減額
ペット問題によって生活環境が著しく損なわれている場合、家賃減額を交渉する余地があります。
近隣の類似物件の家賃相場と比較し、減額幅を交渉しましょう。
引っ越し費用の負担
ペット問題が原因で引っ越しを余儀なくされた場合、引っ越し費用の負担を交渉する余地があります。
引っ越し業者に見積もりを取り、具体的な金額を提示して交渉しましょう。

これらの交渉は、弁護士に依頼することで、より有利に進めることができる場合があります。

弁護士A先生からのアドバイス

「今回のケースのように、ペット不可の賃貸物件で無許可でペットを飼育している住人がいる場合、契約違反として、管理会社に改善を求めることができます。まずは、証拠を集め、内容証明郵便で通知することが重要です。管理会社が対応しない場合は、弁護士に相談し、法的手段を検討することも視野に入れましょう。泣き寝入りせず、毅然とした態度で対応することが、問題解決への第一歩です。」

まとめ:諦めずに、快適な生活を取り戻しましょう

今回は、ペット不可の賃貸アパートで犬の飼育に悩む方に向けて、クレーム方法と交渉術を解説しました。
状況の整理と証拠集め
管理会社へのクレーム
管理会社の対応に納得できない場合の対処法
家賃減額や引っ越し費用の交渉

これらのステップを踏むことで、状況は必ず改善するはずです。諦めずに、快適な生活を取り戻しましょう。

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