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アパートで無許可犬の飼育発覚!退去させるための賢い対処法

#ペットトラブル
 
私は、義母が経営するアパートに家族で住んでいます。昨年、同じ棟にC国人の奥さんと、その内縁の旦那さん(日本人)が越してきました。その夫婦はクレーマー気質で、以前「部屋の結露が酷い!」などと難癖をつけ、大家(義母)と管理会社を呼び、数時間にわたり怒鳴り続けました。(ちなみに冬、ファンヒーターとエアコンの暖房をガンガン付けていたらしいので、結露は当然出ると思うんですが・・・)その際、義母が「家賃を1万円安くします」と言ったら、態度が急変したそうです。顔を合わせても挨拶も無し、毎日騒音・怒鳴り声が聞こえてきます。ところが、ここ最近大人しいなーと思ったら今日、アパートから犬を連れて散歩に行く奥さんを見てしまいました。(ペットは禁止です)先日も見かけたのですが、人違いかな、と思い忘れていたら今日は玄関から堂々と犬を連れだしていました。私が見ていたのは気づいてないようですが。ペットを理由に、アパートを出てもらうのは可能でしょうか?義母はいつも、早く出て行って欲しいと言っているのでいい口実が出来たな、と思う反面、逆ギレされたりしないか心配です。もしくは、ペットなんて飼ってません、と言われたら・・・。何か良い方法はないものでしょうか。

アパートでの無許可犬の飼育は、多くの賃貸契約で禁止されている行為です。しかし、実際に問題が発覚した場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?この記事では、ペット禁止のアパートで犬を無断で飼育している住人に対し、穏便かつ確実に退去してもらうための具体的なステップと注意点、そして法的根拠について解説します。

1. まずは証拠収集から:冷静な対応が重要

無許可で犬を飼育している住人に対して感情的に訴えても、事態は悪化する可能性があります。まずは、冷静に、そして確実に証拠を集めることが重要です。
写真や動画の撮影:犬を連れて出入りする様子、鳴き声が聞こえる状況などを記録しましょう。日付と時間を記録することも忘れずに。
他の住人からの証言:もし他の住人も犬の存在に気づいているようであれば、証言を集めるのも有効です。書面で残してもらうのがベストですが、難しい場合は、誰がいつ、どのような状況を目撃したかを記録しておきましょう。
管理会社や大家さんへの相談:証拠が揃ったら、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。状況を説明し、今後の対応について協議します。

2. 契約書を確認:ペット禁止条項の有無

賃貸契約書にペット禁止の条項が明記されているかを確認しましょう。条項がある場合、違反行為として退去を求める正当な理由となります。もし条項がない場合は、後述する「信頼関係の破壊」を理由に退去を求めることになります。

3. 内容証明郵便で警告:証拠と法的根拠を示す

証拠と契約書を確認したら、内容証明郵便で違反者に対して警告書を送付します。警告書には、以下の内容を記載しましょう。
違反行為の内容:無許可で犬を飼育している事実を具体的に記載します。
契約書の条項:ペット禁止の条項を明示し、違反していることを指摘します。
改善要求:速やかに犬の飼育を中止し、契約違反の状態を解消するように求めます。
法的措置:改善が見られない場合、契約解除や損害賠償請求などの法的措置を検討することを明記します。
回答期限:回答期限を設け、誠意ある対応を促します。

内容証明郵便は、送付した内容と日付を証明する公的な書類です。万が一、裁判になった場合、重要な証拠となります。

4. 状況に応じた対応:話し合い、または法的措置

警告書を送付した後、相手の出方を見て対応を検討します。
話し合い:相手が素直に非を認め、犬の飼育を中止するのであれば、話し合いで解決するのが最善です。ただし、口約束だけでなく、書面で合意書を作成しておきましょう。
調停:話し合いがうまくいかない場合は、第三者に入ってもらい調停を試みるのも有効です。
訴訟:調停でも解決しない場合は、最終手段として訴訟を提起することになります。弁護士に相談し、勝訴の見込みや費用などを確認してから判断しましょう。

5. 退去勧告から強制執行へ:法的手続きの流れ

訴訟で勝訴した場合、裁判所から退去命令が出されます。しかし、相手が自主的に退去しない場合は、強制執行の手続きを行う必要があります。

1. 退去勧告:裁判所の執行官が、相手に退去勧告を行います。
2. 強制執行:退去勧告に従わない場合、執行官が強制的に部屋から退去させ、犬を保護します。

強制執行には費用がかかりますが、最終的には相手に請求することができます。

6. 逆ギレや居直りへの対策:毅然とした態度で

クレーマー気質の相手の場合、逆ギレや居直りも想定されます。しかし、毅然とした態度で対応することが重要です。
感情的な言動に冷静に対応:相手が感情的に怒鳴ったり、脅迫めいたことを言ったりしても、冷静に対応しましょう。決して感情的にならないように心がけてください。
警察への相談:身の危険を感じるような場合は、迷わず警察に相談しましょう。
弁護士への依頼:交渉が難航する場合は、弁護士に依頼して対応してもらうのが賢明です。

7. ペット禁止条項がない場合:信頼関係の破壊

賃貸契約書にペット禁止の条項がない場合でも、犬の飼育が「信頼関係の破壊」に該当すると判断されれば、契約解除が認められる可能性があります。
騒音や悪臭:犬の鳴き声や排泄物の臭いが、他の住人の迷惑になっている場合。
建物の損傷:犬が壁や床を傷つけるなど、建物を損傷した場合。
アレルギー:他の住人に犬アレルギーの人がいる場合。

これらの状況を客観的に証明できる証拠を集め、契約解除を求めることになります。

8. 犬の幸せを考える:里親探しも視野に

無許可で飼育されていた犬は、飼い主との関係が良好でない可能性もあります。もし、飼い主が犬を手放すことを考えているのであれば、里親探しを支援するのも一つの方法です。動物愛護団体などに相談し、犬にとって最良の道を探してあげましょう。

9. 事例紹介:ペットトラブル解決のヒント

実際にあったペットトラブルの事例から、解決のヒントを探りましょう。
事例A:アパートで猫を無断飼育していた住人に対し、管理会社が粘り強く交渉し、最終的に猫を手放してもらった。
事例B:マンションで大型犬を飼育していた住人に対し、他の住人が協力して証拠を集め、裁判で勝訴し、退去してもらった。
事例C:ペット可のマンションで、犬の鳴き声が問題となり、飼い主が防音対策を徹底することで解決した。

これらの事例から、状況に応じた適切な対応策を見つけることができるでしょう。

10. 専門家からのアドバイス:弁護士や不動産鑑定士

ペットトラブルは、法律や不動産の専門知識が必要となる場合があります。必要に応じて、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談しましょう。
弁護士:契約解除や損害賠償請求などの法的問題について、アドバイスやサポートを受けることができます。
不動産鑑定士:犬の飼育による建物の価値低下について、鑑定評価を依頼することができます。

専門家のアドバイスを受けることで、より有利に問題を解決できる可能性があります。

まとめ:冷静な対応と証拠収集が解決の鍵

アパートでの無許可犬の飼育問題は、感情的にならず、冷静に証拠を集め、法的な根拠に基づいて対応することが重要です。まずは管理会社や大家さんに相談し、専門家のアドバイスも参考にしながら、慎重に解決策を探りましょう。

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