賃貸契約、なんだかバタバタで納得いかないことばかり…そんなお気持ち、すごくよく分かります!せっかく新しい生活をスタートさせるのに、不安な気持ちのままでは嫌ですよね。今回は、ペット可賃貸契約でよくある疑問点と、その解決策を一緒に考えていきましょう。
1. ペット可契約書には猫1匹となっております。実際には犬1匹可物件で、昔は猫だったらしいですが…古いのを使いまわししてるのでしょうか?
2. 審査が通った際、入居と鍵の引き渡しをいつにするか聞かれ、入居は15日(祝日)鍵は17日(平日)で私の仕事が終わった後になると話したのですが、遅い時間は困るから鍵も15日にしてくれと、強引に変更(遅いと言っても19時には着きます)
3. 契約書が出来たと電話が来て、その日に取りに行ったのですが、住民票や身分証、保証人の必要書類やお金、全て4日後には揃えて持ってこいとの事…書類を用意する分にはいいのですが…家賃の支払い先の銀行が指定の一社しかなく、私が持っていない銀行でした。新規で作らなくてはならないのですが、書類を貰った曜日は木曜日の午後19時でした…つまり金曜と月曜日しか、作りに行くチャンスがないのです…私は社会人で平日は仕事な上、現在、会社では唯一の常駐社員で電話対応もあるので、お昼に抜け出す事も不可能です。最近は、詐欺対策の為、口座開設は本人が原則の様ですし…
こんなバタバタさせられなきゃいけない物なのですか?なんだか納得出来きず、質問いたしました。何か打開策はありませんか?
今回のケースは、まさに賃貸契約における「あるある」が詰まったような状況ですね。契約内容の不備、強引な日程変更、そして期日の短い書類準備…これらが重なると、誰だって不安になるものです。でも、諦めないでください!一つずつ解決策を探っていきましょう。
契約書に「猫1匹」と記載されているのは、確かに大きな問題です。口頭で「犬OK」と言われていても、契約書がすべて。万が一、後々トラブルになった場合、契約書の内容が優先されます。
考えられる原因
単なる契約書の使い回し
担当者の知識不足
実は犬はNGなのに、担当者が勘違いしている
具体的な対策
1. まずは確認!:不動産会社に「契約書の内容が間違っている」と伝え、犬1匹可であることを明記した契約書に修正してもらいましょう。
2. 念には念を!:修正された契約書には、犬種(例:トイプードル)、頭数(1匹)、成犬時の体重(例:3kg)などを具体的に記載してもらうと、より安心です。
3. 書面で証拠を!:契約書の修正が難しい場合は、不動産会社に「犬1匹可」であることを証明する書面(覚書など)を作成してもらいましょう。
4. 写真も有効活用!:入居前に、愛犬の写真を不動産会社に提出しておくと、万が一の際に「犬を飼っていること」の証拠になります。
5. 重要事項説明書のチェック!:契約時に渡される重要事項説明書にも、ペットに関する記載があるはずです。必ず確認し、不明な点は質問しましょう。
もし、不動産会社が修正に応じてくれない場合は…
残念ながら、その物件は諦めた方が良いかもしれません。後々、犬との生活をめぐってトラブルになる可能性が高いからです。大切な愛犬のためにも、別の物件を探すことを検討しましょう。
鍵の引き渡し日を強引に変更されたとのことですが、これは完全にあなたの都合を無視した行為です。
原則:鍵の引き渡しは、入居者が希望する日時に行うのが基本です。
交渉術:改めて、あなたの希望する日時(17日の仕事終わり)を伝えましょう。「仕事でどうしても都合がつかない」ことを丁寧に説明すれば、理解してもらえるはずです。
代替案:どうしても17日の引き渡しが難しい場合は、15日に鍵を受け取り、17日に改めて入居するという方法もあります。ただし、この場合、15日から家賃が発生する可能性があるため、事前に確認が必要です。
もし、不動産会社がどうしても譲歩しない場合は…
消費者センターや不動産相談窓口に相談してみるのも一つの手です。専門家のアドバイスを受けることで、冷静に対応できるはずです。
指定の銀行口座開設を急かされるのも、困りますよね。特に、仕事で忙しい場合は、時間を作るのが難しいものです。
まずは相談!:不動産会社に、口座開設が難しい状況を正直に伝えましょう。「仕事で時間が取れない」「他の銀行口座ではダメなのか」など、具体的な理由を説明すれば、理解してもらえる可能性があります。
代替案:
他の銀行口座:他の銀行口座での支払いが可能かどうか、交渉してみましょう。
振込:最初の数ヶ月は、振込で家賃を支払うことを提案してみましょう。
クレジットカード:クレジットカードでの支払いが可能かどうか、確認してみましょう。
口座開設の裏技:
オンライン口座開設:最近は、オンラインで口座開設できる銀行も増えています。時間がない場合は、検討してみましょう。
郵送での手続き:銀行によっては、郵送で口座開設の手続きができる場合があります。
代理人:家族に代理で口座開設してもらうことができるか、銀行に確認してみましょう。
もし、どうしても口座開設が間に合わない場合は…
不動産会社に事情を説明し、期日を延ばしてもらうよう交渉しましょう。誠意をもって対応すれば、きっと理解してもらえるはずです。
今回のケースから学べることは、賃貸契約は「契約前にしっかりと確認すること」が非常に重要だということです。特に、犬と暮らす場合は、以下の点に注意しましょう。
ペット可の条件:犬種、頭数、大きさなど、具体的な条件を確認しましょう。
ペットに関する規約:共用部分の利用ルール、鳴き声に関する注意点などを確認しましょう。
退去時の費用:ペットによる傷や汚れに対する修繕費用について、事前に確認しておきましょう。
契約前に不安な点があれば、遠慮なく不動産会社に質問しましょう。納得できるまで説明を受け、安心して契約できる状態を目指しましょう。
「今回のケースは、不動産会社の対応に問題がある可能性が高いですね。特に、契約内容の不備や強引な日程変更は、消費者の権利を侵害していると言えるでしょう。まずは、内容証明郵便で不動産会社に改善を求めるのが良いでしょう。それでも改善が見られない場合は、弁護士に相談することを検討してください。」(弁護士Yさん)
今回のケースは、決して珍しいことではありません。賃貸契約では、様々なトラブルが起こりえます。しかし、諦めずに交渉することで、解決できることもたくさんあります。今回の記事が、あなたの不安を解消し、スムーズな犬との新生活をスタートさせるための一助となれば幸いです。