今の家に引っ越してから約5年が経過します。現在の家は3階建てのマンションで各階に1物件あり、私の家は1番上の3階になります。引っ越してからまもなく、階段の踊り場でガーデニングをしていたのですが2階の方(30代後半女性)が同じようにガーデニングをされ始め、初めは2階の人もガーデニングをし始めたんだなぁという感じでした。そこからガーデニングをするのはいいんですが、花鉢の置き場所をどんどん広げてきて、私の家の前までもテリトリーを広げてきたので1度メモで「ガーデニングをするのはいいんですがテリトリーを守って下さい」と貼りました。すると、返事があり「日本語、わかっていますか?あなたの真似なんかしてません。ちゃんと言葉を学んでから言ったらどうですか?」とかなり挑発的な返事が返ってきました。引っ越し当初、挨拶に伺ったときはすごく愛想のいい方でしたが今回を機に態度が一変。元々夜中2〜3時頃にヒステリックを起こし泣き叫んだり地響きがする程の騒音を出したりと、二重人格?って思ってしまうくらいの違いがあったりしたので難しい人だなとは思っていました。その日から、2階の方からの嫌がらせが始まりある日家に帰ってくると玄関にA4の用紙にマジックででかでかと「3階の住人さんへ!お宅がガーデニングをして流した水や泥が2階まできていて迷惑です。自分のテリトリーだけでなく全て綺麗にしてください!」と紙のガムテープでがんじがらめに玄関のドアに貼ってあり、実際には花やりの水は他に流れ出ないよう受け皿をしていましたし、泥や土も落ちないように毎日掃き掃除をしていました。その紙が貼ってあった日も確認をしましたが階段は一切汚れてなく、泥もない状態。その後も夜の22、23時頃に突然チャイムがなったと思ってインターホンに出たら、2階の方が「階段に土が落ちていて汚いので今すぐ綺麗にして、舐めるようにね」と言ってきたりしたこともありました。それからというもの、2階の方がしたという証拠がとれていないのですが私が育てた花鉢をかやされていたり、育てていた花を折ってもぎとられてたり、ドライフラワーも盗まれたりと相次いでいて、現在も続いています。その他夜中2〜3時頃に地響きする程の騒音、泣き叫んだりとあり耐えかねて不動産に相談をしました。そのときは対処方法でダミーの防犯カメラを設置します、家の前(階段の踊り場)に門を取り付けるといったことをして下さいましたがそれ以降は大家と相談しますとのことでなにも対応してくれない状況です。一時期、ペットで犬を飼っていたこともあったのですが滅多に吠えず1階の方も犬を飼っていたので仲良くしていたのですがある日帰ってくるとポストに差出人不明でパソコン打ちをした紙で「夜間、早朝犬の鳴き声に近隣が迷惑しています。対応を考えて下さい」との紙が入っていました。まず、夜間、早朝は寝ていますし飼っていた犬はそうそうなことがない限り吠えない子でした。また、犬が出ないように簡易的なフェンスを置いていたのですがそれをわざとかやしてきたり(これはかやしているところを実際に目撃しました。)ポスト投函のこともあり実家に犬を預けて今は飼っていない状況なのですが、このことを1階の方に話すと「前にあなたが不在のときに家の玄関のドアをドンドン鳴らして叩いていた。その音に反応してあなたのわんちゃんが吠えていたこともあったけど、私が飼っている犬もその時吠えていたし。あと、私が(1階の方)ピアノを弾き始めると地響きする程の騒音が始まったりするから2階の方に話をしに行ったことがあるけど、直接会ったら愛想がいいのに、そこを離れると騒音を出したりすごく難しい人だなとは思っていた。ただ、後から越してきた身だから何も言えない。2階の方はすごく難しい人だから気を付けた方がいいわよ」と話されました。このことも不動産に話しましたが、対応してくれずです。こういった場合、嫌がらせを受けている自分が出て行くなんて悔しい気持ちもありますが、さっさと引っ越すべきですか?大家と直接話をしたいのですが、不動産の担当を通してからということで大家とは直接話をしたことがありません。耐え続けて約5年で限界が来ています。何かアドバイスを頂けませんか?
今回のケースは、長年にわたる隣人からの嫌がらせ、不動産会社の対応の不備、そして愛犬との生活への影響が複合的に絡み合った、非常に深刻な状況です。結論から申し上げますと、「証拠収集と専門家への相談を進めつつ、引越しも視野に入れる」のが賢明です。
なぜなら、現状を打開するためには、法的な措置を含めた積極的な対応が必要となる可能性が高く、精神的な負担も考慮すると、引越しも選択肢に入れることで、より良い解決策が見つかる可能性があるからです。
今回は、弁護士のKさんと、犬の行動専門家のM先生に話を聞きながら、具体的な対応策と引越しの判断基準について、詳しく解説していきます。
1. 徹底的な証拠収集:現状を可視化する
まず、最も重要なのは、嫌がらせの証拠を徹底的に集めることです。
 嫌がらせの内容、日時、状況などを詳細に記録し、写真や動画などの客観的な証拠もできる限り集めましょう。
 例えば、以下のようなものが考えられます。
嫌がらせの手紙や貼り紙
花壇を荒らされた写真
騒音の録音データ
インターホンの録画データ
1階の住人との会話記録
これらの証拠は、大家さんや不動産会社への交渉、そして法的措置を検討する際に非常に重要な役割を果たします。
K弁護士のアドバイス:
「証拠は、日時、場所、内容を明確に記録することが重要です。可能であれば、第三者の証言も集めておくと、より証拠としての信憑性が高まります。」
2. 不動産会社への再交渉:具体的な対応を求める
これまでの経緯と集めた証拠を基に、不動産会社へ改めて具体的な対応を求めましょう。
 単なる状況説明ではなく、以下のような具体的な要望を伝えることが重要です。
大家さんとの直接面談の機会を設けること
2階の住人への注意喚起、または退去勧告
防犯カメラの設置(ダミーではなく、実際に録画できるもの)
騒音問題への具体的な対策(二重窓の設置など)
これらの要望を、内容証明郵便で送付することも有効です。
 内容証明郵便は、送付した内容と日付を証明するもので、後々の法的措置の際に証拠となります。
K弁護士のアドバイス:
「内容証明郵便は、相手にプレッシャーを与える効果もあります。しかし、感情的な言葉は避け、冷静かつ客観的に状況を説明することが重要です。」
3. 大家さんとの直接交渉:状況改善への糸口を探る
不動産会社が対応してくれない場合は、大家さんと直接交渉することも検討しましょう。
 不動産会社に仲介を依頼し、面談の機会を設けてもらうのが一般的ですが、状況によっては、直接連絡を取ることも視野に入れる必要があります。
大家さんとの交渉では、以下の点を明確に伝えましょう。
現在の状況が、平穏な生活を著しく侵害していること
愛犬との生活にも悪影響が出ていること
具体的な解決策(2階の住人への対応、防犯対策など)への要望
大家さんが事態を把握し、適切な対応を取ってくれるよう、誠意をもって交渉することが大切です。
4. 法的措置の検討:弁護士への相談
上記の対応をしても状況が改善しない場合は、法的措置を検討する必要があります。
 弁護士に相談し、以下の点についてアドバイスを求めましょう。
2階の住人に対する損害賠償請求
騒音や嫌がらせ行為の差し止め請求
賃貸契約の解除(債務不履行による解除)
法的措置は、時間と費用がかかりますが、状況を打開するための最終手段となります。
 弁護士と相談し、費用対効果やリスクを十分に検討した上で、判断することが重要です。
K弁護士のアドバイス:
「法的措置は、あくまで最終手段です。まずは、証拠収集と交渉による解決を目指しましょう。弁護士に相談するタイミングは、証拠が十分に揃い、交渉が決裂した場合が良いでしょう。」
5. 愛犬への影響:専門家のアドバイス
今回の問題は、あなただけでなく、愛犬にも大きな影響を与えています。
 ポストに投函された「犬の鳴き声に対する苦情」や、フェンスを壊されるなどの行為は、愛犬にとって大きなストレスとなり、問題行動の原因となる可能性もあります。
M先生(犬の行動専門家)のアドバイス:
「犬は、飼い主の感情を敏感に察知します。飼い主が不安やストレスを感じていると、犬も同様に感じ、吠えたり、落ち着きがなくなったりすることがあります。まずは、飼い主自身がリラックスできる環境を整えることが大切です。」
愛犬のために、以下の点に注意しましょう。
安全な居場所の確保:ケージやクレートなど、愛犬が安心して過ごせる場所を用意しましょう。
十分な運動と遊び:ストレス解消のため、散歩や遊びの時間を増やしましょう。
専門家への相談:問題行動が見られる場合は、獣医やドッグトレーナーに相談しましょう。
6. 引越しの検討:新たな生活への一歩
上記の対応をしても状況が改善しない場合は、引越しも視野に入れる必要があります。
 引越しは、時間と費用がかかりますが、精神的な負担から解放され、新たな生活を始めるための有効な手段となります。
引越しを検討する際には、以下の点を考慮しましょう。
ペット可の物件:愛犬と一緒に暮らせる物件を探しましょう。
周辺環境:静かで、犬の散歩に適した環境を選びましょう。
防音性:騒音トラブルを避けるため、防音性の高い物件を選びましょう。
不動産会社のサポート:ペット可物件に強い不動産会社に相談し、希望に合った物件を探してもらいましょう。
K弁護士のアドバイス:
「引越し費用は、原則として自己負担となります。しかし、2階の住人の嫌がらせが原因で引越しを余儀なくされた場合は、損害賠償請求の一部として、引越し費用を請求できる可能性があります。」
まとめ:愛犬との平穏な生活を取り戻すために
今回のケースは、解決までに時間と労力がかかる可能性があります。
 しかし、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことで、必ず平穏な生活を取り戻すことができるはずです。
1.  証拠収集:徹底的に行い、状況を可視化する。
2.  不動産会社への再交渉:具体的な対応を求める。
3.  大家さんとの直接交渉:状況改善への糸口を探る。
4.  法的措置の検討:弁護士に相談し、可能性を探る。
5.  愛犬へのケア:ストレスを軽減し、安心できる環境を提供する。
6.  引越しの検討:新たな生活への一歩を踏み出す。
これらの対応を参考に、あなたと愛犬にとって最善の選択をしてください。
 応援しています。