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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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【犬のフン放置、騒音、嫌がらせ…】賃貸トラブル解決!弁護士が教える立ち退きの可能性と近隣住民への配慮

#トラブル
 
知り合いが不動産業者を通して一軒家を貸しているのですが、住んでいる方に問題があり、近隣住民から苦情が寄せられています。主な苦情は、1・よそのお宅の門の前に犬にフンをさせていたので、その家のかたが片づけてくださいと頼んだら「うるせえ」と怒鳴った。2・隣接している家の木を勝手に切った。3・近隣住民が落ち葉でたき火をしていたら、消防署に通報された。4・夜中の3時頃に何かを打ち付けるような騒音をだす。5・持ち家ではないのに、境界線のことでとなり近所にいいがかりをつける。隣の家の物置の寸法などを勝手に測り通報をする。6・よその家の犬に「うるさい」と言って石をなげる。(本人もかなり無駄吠えする犬を飼っている)。その他問題がいくつかありますが、ここに書くと、もし本人が見ていた場合、近隣住民に何をするかわからないので特定できるような問題は書かないことにします。この6つのうち、2~5番は1人の住民に対しての嫌がらせです。知人は契約更新をせずに、今年の4月で契約は切れていますが、やはり住む側の権利は強く、家賃の受け取り拒否をしても、相手は法務局に家賃を預けて今まで住んでいる状態です。知人は不動産業者とは、知り合いで、「この人なら絶対にまちがいないから」と言われ信用して契約したら、実は色々なところで問題を起こしていた人だということが後でわかりました。もともと貸し主である知人と顔を合わせて挨拶しても、無視をするような人だったようです。嫌がらせをされている住民の不安も大きく、何かすると報復されそうで怖いと言われているようですし、知人も心労が重なり、倒れて入院してしまいました。ちなみにここは田舎なので落ち葉などの小さなたき火は了解されているようです。こういった場合、出ていってもらうことは可能なのでしょうか?

はじめに:深刻な賃貸トラブル、解決の糸口は?

今回のケースは、犬のフン放置、騒音、嫌がらせなど、賃貸物件におけるトラブルが複合的に発生しており、貸主であるAさんの心労も重なっている状況です。
契約更新が切れているにも関わらず、借主が退去しないという点も、問題をさらに複雑にしています。
このような状況で、Aさんがどのように対応すれば良いのか、具体的な解決策を検討していきましょう。

ケーススタディ:追い詰められた大家Aさんの物語

舞台はのどかな田舎町。
大家のAさんは、信頼していた不動産業者の紹介で、Bさんに一軒家を賃貸しました。
しかし、Bさんの入居後、Aさんの元には近隣住民からの苦情が相次いで寄せられるようになったのです。

犬のフン放置事件

ある日、Bさんが飼っている犬が、近所の家の門の前にフンをしてしまいました。
注意した住民にBさんは逆ギレ。
それ以降も、Bさんは犬のフンを放置し続け、近隣住民との関係は悪化の一途を辿ります。

騒音おばけ

さらに、Bさんは夜中に騒音を出すようになり、近隣住民は安眠を妨げられるようになりました。
AさんはBさんに注意しましたが、Bさんは全く聞き入れません。

嫌がらせの嵐

Bさんの行動はエスカレートし、隣家の木を勝手に切ったり、近隣住民が焚き火をしているのを消防署に通報したりするようになりました。
Bさんは、境界線のことで隣人に言いがかりをつけ、嫌がらせを繰り返したのです。

近隣住民は不安を感じ、Aさんに「何かされるのではないか」と訴えるようになりました。
Aさんも心労が重なり、ついに倒れて入院してしまいます。

契約更新はせずに今年の4月で契約は切れていますが、Bさんは家賃を法務局に預けて居座り続けています。
Aさんは、どうすればBさんに退去してもらえるのか、頭を悩ませています。

専門家からのアドバイス:弁護士C先生に聞く

Aさんの状況を打開するため、不動産トラブルに詳しい弁護士C先生に相談することにしました。

C先生

「今回のケースは、借主の行為が賃貸借契約における信頼関係を著しく損なうものであり、立ち退きを求めることができる可能性が高いと考えられます。」

Aさん

「本当ですか?
でも、借主の権利って強いって聞きますし、なかなか出て行ってもらえないんじゃないかと心配です。」

C先生

「確かに、借主の権利は法律で保護されています。
しかし、今回のケースのように、借主が近隣住民に迷惑をかけ、賃貸物件の価値を著しく損なうような行為をしている場合、貸主は契約解除をすることができます。」

Aさん

「具体的に、どのような手続きを踏めば良いのでしょうか?」

C先生

「まずは、内容証明郵便でBさんに対し、契約解除の意思表示をすることが重要です。
その際、Bさんの具体的な迷惑行為を明記し、退去期限を設ける必要があります。
Bさんが退去期限までに退去しない場合は、裁判所に立ち退き訴訟を提起することになります。」

Aさん

「裁判となると、時間も費用もかかりますよね…。」

C先生

「その通りです。
しかし、今回のケースは、Bさんの行為が悪質であり、証拠も揃っているため、裁判で勝訴できる可能性は高いと考えられます。
また、裁判に先立って、Bさんと話し合いによる解決を試みることも有効です。
弁護士を立てて交渉することで、Bさんも事の重大さに気づき、自主的に退去する可能性もあります。」

Aさん

「近隣住民の方々も、Bさんのことで不安な日々を送っています。
何かできることはありますか?」

C先生

「近隣住民の方々には、Bさんの迷惑行為について、詳細な記録を残してもらうようお願いしましょう。
日付、時間、具体的な状況などを記録することで、裁判になった際の証拠となります。
また、Aさんと近隣住民の方々が協力して、Bさんの迷惑行為に対する抗議活動を行うことも、Bさんに対するプレッシャーとなり、退去を促す効果が期待できます。」

立ち退きに向けた具体的なステップ

C先生のアドバイスをもとに、Aさんは以下のステップで立ち退きを進めることにしました。

1. 証拠収集: 近隣住民に協力してもらい、Bさんの迷惑行為に関する詳細な記録を集める。
2. 内容証明郵便: Bさんに対し、契約解除の意思表示を内容証明郵便で送付する。
3. 弁護士との相談: 弁護士に依頼し、Bとの交渉や裁判手続きを依頼する。
4. 近隣住民との連携: 近隣住民と協力し、Bさんに対する抗議活動を行う。

犬との共生:トラブルを未然に防ぐために

今回のケースでは、Bさんの犬の飼い方が問題の一因となっています。
犬と暮らす賃貸物件では、トラブルを未然に防ぐために、以下の点に注意することが重要です。
ペット可物件のルール確認: ペット可物件であっても、犬種や頭数に制限がある場合があります。契約前に必ずルールを確認しましょう。
犬のしつけ: 無駄吠えや噛みつきなどの問題行動は、近隣住民とのトラブルの原因となります。犬のしつけは徹底しましょう。
散歩時のマナー: 散歩中は必ずリードをつけ、フンの始末はきちんと行いましょう。
近隣住民への配慮: 犬を飼っていることを事前に伝え、理解と協力を得るように努めましょう。

まとめ:諦めずに専門家へ相談を

今回のケースは、借主の悪質な行為により、貸主であるAさんが大変な苦労を強いられています。
しかし、弁護士などの専門家に相談し、適切な対応を取ることで、解決の道は開けます。
Aさんが一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう、心から応援しています。
もし、愛犬との暮らしでトラブルが発生した場合は、一人で悩まずに、専門家や地域の相談窓口に相談するようにしましょう。

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