愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

【犬との賃貸】怪しい?フリーレント付き高級物件、即決前に確認すべきポイント

#賃貸契約
 
不動産について。 友達が個人不動産で働いており、賃貸物件を紹介してくれると言われました。マンションのオーナーから直接、友人(友人A)に案件が来たそうで、まだ公開されていない物件とのこと。条件が良く、すぐに決まる可能性があるため、公開前に紹介して気に入ったら契約してほしいとのことでした。友人Aとは4年ほどの付き合いで、月に2回は遊ぶ仲ですが、過去に金銭トラブルがあり、完全に信用しているわけではありません。物件は都内の高級住宅地(参宮橋)で、1LDK、45平米前後、家賃13万円。駅徒歩5分、コンビニ隣、築1年、グレードも高いとのこと。事故物件ではないそうです。本来20万円前後はするはずなのに、この家賃で良いとのこと(怪しい①)。現在は法人契約で人が住んでおり、家賃を2年分前払いしている。今年の3月に退去するため、残りの家賃が無くなるまでの間(6月まで?)はフリーレントで家賃が無料とのこと(怪しい②)。友人Aに物件の詳細を尋ねたところ、物件名を忘れたのと、家にいないため間取り図しか送れないと言われた(怪しい③)。そもそもオーナーが23歳の個人不動産に直接案件を持ち込むのは不自然ではないか(怪しい④)。初期費用は鍵交換、火災保険、保証金(家賃1ヶ月分)のみとのことです。この話を信じて良いのでしょうか?詐欺の可能性はありますか?友人Aにすぐに申し込むように言われています。もし本当に安心できるなら即決したいのですが。ちなみに、オーナーから友人Aに届いたメールの内容は以下の通りです。(個人情報保護のため一部変更)○○会社 ◯◯様。いつもお世話になっております。先日ご連絡した参宮橋の物件概要と間取り図をお送りします。地名Xに続き、地名Yも御社専任でお願いします。現住戸は法人契約で家賃2年分を前払いで頂いており、短期解約となるため、差額日数はフリーレント扱いにできます。保証会社は全保連または日本セーフティーでお願いします(場合によってはエポスも可)。連帯保証人契約は不要です。1年未満の解約の場合、違約金として保証金を償却します。管理規約でペット可の物件ですので、ペット飼育についてもご相談ください(小型犬一匹もしくは猫一匹まで)。また、地名Xの5階が3月末に解約予定です。後ほど資料をお送りします。お手数ですが、よろしくお願いします。オーナー名 ◯◯。ツッコミどころやアドバイスがあれば教えてください。

今回は、友人から紹介された賃貸物件についてのご相談ですね。しかも、都内の高級住宅地でフリーレント付き、ペット可という好条件。しかし、いくつかの気になる点があり、不安に感じているとのこと。

結論から言うと、「すぐに飛びつくのは危険」です。魅力的な条件に目がくらんでしまいそうになりますが、慎重に確認すべき点がいくつかあります。

この記事では、今回のケースを深掘りし、安心して契約するために確認すべきポイントを、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの視点から解説します。

ケーススタディ

1. プロローグ:幸運の裏に潜む影

都心で愛犬と暮らすことを夢見ていたあなたは、友人Aからの突然の連絡に心を躍らせました。高級住宅地の物件が、信じられないような条件で手に入るかもしれない。しかし、過去の金銭トラブルから、あなたはAのことを完全に信用できません。幸運の女神が微笑んでいるのか、それとも巧妙な罠が仕掛けられているのか。

2. 怪しいポイントを徹底検証

まずは、相談者さんが「怪しい」と感じている点について、一つずつ検証していきましょう。
① 家賃が相場より大幅に安い

都内の高級住宅地で、築浅、駅近という好条件の1LDKが、相場より大幅に安い家賃で提供されているのは、確かに不自然です。しかし、オーナー側の事情(例えば、早期に空室を埋めたい、法人契約の解約に伴う損失を最小限に抑えたいなど)によっては、あり得ない話ではありません。
② フリーレント期間が長い

フリーレントは、入居促進のために良く用いられる手段ですが、6ヶ月という期間は少し長すぎるかもしれません。通常、1~2ヶ月程度が一般的です。
③ 友人Aの対応

物件名を忘れたり、詳細な情報をすぐに提供できないのは、担当者として不自然です。本当にオーナーから直接依頼された案件なのか、疑念が残ります。
④ オーナーが個人不動産に直接依頼

通常、オーナーは大手不動産会社や管理会社に物件の管理や仲介を依頼することが多いです。23歳の個人不動産に直接依頼するのは、少し考えにくいです。

3. オーナーからのメールを精査する

次に、オーナーから友人Aに送られたメールの内容を詳しく見ていきましょう。
「ペット可」の記載

「管理規約でペット可」と明記されている点は、犬と暮らすあなたにとって大きなメリットです。しかし、本当に小型犬一匹のみなのか、犬種やサイズに制限はないのか、確認が必要です。
保証会社

保証会社が指定されている場合、審査が通りやすい可能性があります。しかし、保証料や更新料など、費用について確認が必要です。
短期解約の違約金

1年未満の解約の場合、違約金が発生する点には注意が必要です。フリーレント期間があるため、短期間で退去する可能性は低いと考えられますが、万が一の事態に備えて確認しておきましょう。

4. リスクを回避するために

これらの怪しい点や注意点から、リスクを回避するために、以下の行動をおすすめします。
① 物件の確認

まずは、実際に物件を見学させてもらいましょう。室内の状況、周辺環境、共用部分の管理状況などを自分の目で確認することが大切です。ペット飼育に関する規約についても、管理会社に直接確認しましょう。
② 重要事項説明書の確認

契約前に、必ず重要事項説明書を交付してもらい、内容を隅々まで確認しましょう。特に、家賃、共益費、敷金、礼金、更新料、解約時の条件など、費用に関する項目は念入りにチェックしましょう。
③ 契約書の確認

契約書の内容も重要事項説明書と同様に、隅々まで確認しましょう。特約事項など、通常とは異なる条項がないか注意が必要です。
④ 友人Aへの確認

友人Aに、物件の詳細情報(オーナーとの関係、仲介手数料の有無など)を改めて確認しましょう。曖昧な返答や不審な点があれば、契約を見送ることも検討しましょう。
⑤ 専門家への相談

不動産取引に詳しい専門家(不動産鑑定士、弁護士など)に相談することも有効です。契約書の内容チェックやアドバイスを受けることで、安心して契約に臨むことができます。

5. エピローグ:賢い選択のために

今回のケースは、一見すると魅力的な条件が揃っていますが、注意すべき点も多く存在します。焦って契約するのではなく、慎重に情報を収集し、リスクを理解した上で判断することが大切です。

今回のケーススタディが、あなたが愛犬との理想の暮らしを実現するための一助となれば幸いです。


インタビュー

あなた: こんにちは。今日はよろしくお願いします。実は、友人から紹介された賃貸物件について相談したいのですが。

賃貸アドバイザー: こんにちは。こちらこそ、よろしくお願いします。どのような物件でしょうか?

あなた: 都内の高級住宅地にある1LDKで、駅からも近く、築浅でグレードも高い物件なんです。しかも、家賃が相場よりかなり安く、フリーレント期間も長いんです。

賃貸アドバイザー: それは魅力的ですね。具体的に、どのような点が気になっているのでしょうか?

あなた: いくつか気になる点があるんです。まず、家賃が相場より安すぎること。そして、フリーレント期間が6ヶ月と長いこと。友人Aが物件の詳細をすぐに教えてくれないこと。そもそも、オーナーが23歳の個人不動産に直接案件を持ち込むのが不自然ではないかということです。

賃貸アドバイザー: なるほど。確かに、いくつか注意すべき点がありますね。まず、家賃が相場より安い理由を明確にしてもらう必要があります。オーナー側の事情(例えば、早期に空室を埋めたいなど)があるのかもしれませんが、事故物件や欠陥住宅の可能性も否定できません。

あなた: 事故物件ですか!?それは怖いですね。

賃貸アドバイザー: そうですね。必ず、不動産会社に告知義務の有無を確認しましょう。また、フリーレント期間が長い理由も確認が必要です。何か裏があるのかもしれません。

あなた: 友人Aにもっと詳しく聞くべきでしょうか?

賃貸アドバイザー: そうですね。友人Aに、物件の詳細情報(オーナーとの関係、仲介手数料の有無など)を改めて確認しましょう。曖昧な返答や不審な点があれば、契約を見送ることも検討しましょう。

あなた: 物件を見学する際に、注意すべき点はありますか?

賃貸アドバイザー: はい。室内の状況、周辺環境、共用部分の管理状況などを自分の目で確認することが大切です。特に、犬と暮らす場合は、ペット可の条件が本当に合っているか確認しましょう。

あなた: ペット可の条件ですか?

賃貸アドバイザー: はい。例えば、小型犬一匹のみ可という条件の場合、あなたの愛犬がその条件に合っているか確認する必要があります。また、ペット飼育に関する規約(例えば、共用部分での抱きかかえ義務、予防接種の義務など)も確認しておきましょう。

あなた: なるほど。細かいところまで確認が必要なんですね。

賃貸アドバイザー: そうですね。契約前に、必ず重要事項説明書を交付してもらい、内容を隅々まで確認しましょう。特に、家賃、共益費、敷金、礼金、更新料、解約時の条件など、費用に関する項目は念入りにチェックしましょう。

あなた: わかりました。ありがとうございます。

賃貸アドバイザー: いえいえ、どういたしまして。今回のケースは、一見すると魅力的な条件が揃っていますが、注意すべき点も多く存在します。焦って契約するのではなく、慎重に情報を収集し、リスクを理解した上で判断することが大切です。


メリットとデメリット

今回の物件について、メリットとデメリットを比較検討してみましょう。

メリット
家賃が相場より安い

都内の高級住宅地で、好条件の物件が相場より安い家賃で手に入るのは大きなメリットです。
フリーレント期間がある

フリーレント期間中は家賃が無料になるため、初期費用を抑えることができます。
ペット可

犬と暮らすことができる物件は限られているため、ペット可の物件は貴重です。

デメリット
家賃が安すぎる

家賃が相場より安すぎる場合、事故物件や欠陥住宅の可能性があります。
フリーレント期間が長すぎる

フリーレント期間が長すぎる場合、何か裏がある可能性があります。
友人Aの対応が不審

友人Aが物件の詳細をすぐに教えてくれない場合、情報を隠している可能性があります。
オーナーが個人不動産に直接依頼するのが不自然

オーナーが個人不動産に直接依頼するのは、通常では考えにくいです。

総合評価

今回の物件は、メリットとデメリットが混在しています。家賃が安いことやフリーレント期間があることは魅力的ですが、リスクも伴います。契約する前に、必ず物件の状況を詳しく確認し、リスクを理解した上で判断することが大切です。


チェックリスト

今回の物件について、以下のチェックリストを使って自己診断してみましょう。

チェックリスト
[ ] 家賃が相場より安い理由を説明できますか?
[ ] フリーレント期間が長い理由を説明できますか?
[ ] 物件の所在地、周辺環境、共用部分を確認しましたか?
[ ] 事故物件や欠陥住宅ではないことを確認しましたか?
[ ] ペット可の条件が自分の愛犬に合っていることを確認しましたか?
[ ] ペット飼育に関する規約を確認しましたか?
[ ] 重要事項説明書の内容を理解しましたか?
[ ] 契約書の内容を理解しましたか?
[ ] 友人Aに物件の詳細情報を確認しましたか?
[ ] 不動産会社に仲介手数料の有無を確認しましたか?

診断結果
チェックが多いほど、安心して契約できる可能性が高いです。
チェックが少ないほど、注意が必要です。契約前に、必ず不明な点を解消し、リスクを理解した上で判断しましょう。


今回の記事では、友人から紹介された賃貸物件について、様々な角度から検証し、注意すべきポイントを解説しました。

今回の記事が、あなたが愛犬との理想の暮らしを実現するための一助となれば幸いです。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事