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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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「犬飼育禁止」のはずが…新 Neighbors の犬問題、どうすればいい?

#近隣トラブル
 

最近、お隣に引っ越してきた若いご夫婦が犬を飼い始めたとのこと。しかし、あなたの賃貸契約書には「動物飼育禁止」の文字が…。過去に何度も確認した経緯もあり、複雑な気持ちを抱えていることでしょう。

戸建の平屋の集合住宅に住んでいます。2年ほど空き家だった物件に最近若い夫婦が引っ越してきました。同じ敷地で同じ建物で、大家と不動産屋も同じです。我が家が引っ越した時の契約書の禁止事項には「動物(犬猫猿等)の飼育禁止」とあります。しかし、最近越してきた方の家の前には犬がいます。私たちが入居する時(3年前)に何度も確認して何度も駄目といわれたため、正直憤りを感じずにはいられません。2年間空き家だったので条件を変えたのかと思うのですが、大家か不動産屋に何か一言言ってもいいのでしょうか?

この状況、どうすれば良いのでしょうか? 放置する、直接注意する、管理会社に相談する…様々な選択肢がありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、慎重に行動する必要があります。今回は、犬との共生を大切にする賃貸アドバイザーの視点から、この問題を解決するための具体的なステップと注意点をご紹介します。

まずは状況整理:契約内容と事実確認

冷静になるために、まずは以下の2点を確認しましょう。

1. 契約書の再確認: あなたの契約書に「動物飼育禁止」の条項が明記されているか、再度確認しましょう。条項の内容(犬種、大きさなど具体的な制限があるか)も確認しておくと、今後の交渉に役立ちます。
2. 事実確認: お隣の犬が本当に飼育されているのか、一時的な預かりではないかを確認しましょう。散歩の時間帯や鳴き声など、具体的な状況を把握することが大切です。

解決策1:管理会社(または大家さん)への相談

最も推奨される方法は、管理会社(または大家さん)に相談することです。
メリット:
直接的なトラブルを避けられる
契約内容に基づいた対応を期待できる
第三者として客観的な判断を仰げる
デメリット:
対応に時間がかかる場合がある
必ずしも期待通りの結果になるとは限らない

相談する際のポイント:
感情的にならず、事実を冷静に伝える
契約書のコピーなど、証拠となるものを用意する
具体的な要望(例:犬の飼育をやめてほしい、契約内容の遵守を徹底してほしい)を伝える
相談内容と対応について記録を残す

相談の例文:

「いつもお世話になっております。〇号室に住んでいる〇〇です。実は、最近〇号室に引っ越してこられた方が犬を飼育されているようなのですが、私の契約書には動物飼育禁止の条項があります。以前、入居時に確認した際も、動物は一切不可とのことでした。2年間空き家だったため、契約条件が変わったのかと思い、確認させていただきたくご連絡いたしました。」

解決策2:お隣さんとのコミュニケーション

管理会社への相談と並行して、または相談後にお隣さんとコミュニケーションを取ることも有効な手段です。
メリット:
直接的な対話により、誤解やすれ違いを防げる
友好的な関係を築ける可能性がある
問題解決に向けた協力体制を築ける可能性がある
デメリット:
感情的な対立に発展する可能性がある
相手が話し合いに応じない場合がある
トラブルが悪化する可能性がある

コミュニケーションを取る際のポイント:
挨拶など、普段から友好的な関係を築く
相手の状況や事情を理解しようと努める
自分の気持ちを丁寧に伝える
感情的にならず、冷静に話し合う
第三者を交えて話し合うことも検討する

話しかけ方の例文:

「こんにちは。お隣に引っ越してこられた〇〇です。犬を飼われているんですね。可愛らしいですね。実は、うちの契約書には動物飼育禁止の条項がありまして…。もしよろしければ、少しお話をお聞かせいただけますか?」

解決策3:弁護士への相談

上記の方法で解決しない場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。
メリット:
法的な視点からアドバイスを受けられる
交渉や訴訟を依頼できる
専門家として、あなたの権利を守ってくれる
デメリット:
費用がかかる
時間と手間がかかる
必ずしも勝訴できるとは限らない

弁護士に相談する際のポイント:
契約書や証拠となるものを用意する
相談内容を明確に伝える
費用や期間について確認する
複数の弁護士に相談し、比較検討する

なぜ「犬飼育禁止」の契約があるのか?

そもそも、なぜ賃貸物件で「犬飼育禁止」の契約があるのでしょうか? その理由は様々ですが、主なものとしては以下の点が挙げられます。
騒音問題: 犬の鳴き声は、近隣住民にとって騒音となる可能性があります。特に集合住宅では、壁や床を通じて音が伝わりやすく、トラブルの原因になりやすいです。
衛生問題: 犬の糞尿は、悪臭や害虫の発生源となる可能性があります。共有スペースや庭などを汚してしまうと、他の住民に迷惑をかけることになります。
アレルギー問題: 犬アレルギーを持つ人が、同じ建物に住んでいる可能性があります。アレルギー症状を引き起こす原因となるため、飼育を禁止している場合があります。
建物の損傷: 犬が壁や床を傷つけたり、柱をかじったりする可能性があります。建物の価値を損なう行為として、禁止されている場合があります。
トラブル防止: 犬同士の喧嘩や、犬が人を噛んでしまうなどのトラブルを未然に防ぐため、飼育を禁止している場合があります。

これらの理由から、多くの賃貸物件では「犬飼育禁止」の契約が設けられています。しかし、近年ではペット共生型賃貸物件も増えており、犬との暮らしを希望する人にとっては選択肢が広がっています。

ペット共生型賃貸物件という選択肢

もしあなたが犬との暮らしを諦められないのであれば、ペット共生型賃貸物件への引っ越しを検討してみるのも良いでしょう。

ペット共生型賃貸物件のメリット:
犬との暮らしを前提とした設計になっている
犬のための設備やサービスが充実している
同じように犬を飼っている住民が多いので、理解が得られやすい
犬に関するトラブルが起こりにくい

ペット共生型賃貸物件を選ぶ際の注意点:
家賃や管理費が割高になる傾向がある
犬種や大きさによって制限がある場合がある
他の住民との交流が求められる場合がある

ペット共生型賃貸物件は、犬との暮らしを快適に送るための様々な工夫が凝らされています。例えば、滑りにくい床材を使用したり、消臭効果のある壁材を使用したり、犬専用の足洗い場を設けたりするなど、犬と飼い主の両方にとって快適な空間を提供しています。

まとめ:冷静な対応で、愛犬との暮らしを守りましょう

今回のケースでは、まず契約内容を確認し、管理会社に相談することが重要です。お隣さんとのコミュニケーションも有効ですが、感情的にならないように注意しましょう。もし解決が難しい場合は、弁護士に相談することも検討してください。

今回の記事が、あなたと愛犬が安心して暮らせる環境を取り戻すための一助となれば幸いです。

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