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「ペット飼育不可」の賃貸契約、手乗りインコは本当にダメ?【賃貸アドバイザーが徹底解説】

#ペット可賃貸
 

賃貸物件の契約、特にペットに関する条項は、後々のトラブルを避けるためにも慎重に確認したいポイントですよね。今回は、「ペット飼育不可」とだけ記載された契約書で、手乗りインコを飼育できるのかどうか、というご質問にお答えします。結論から言うと、契約書の文言だけでは判断が難しく、確認が必要なケースが多いです。しかし、確認する前に、様々な角度から可能性を探ってみましょう。

至急お願い致します。新しいアパートの契約書の特約事項に『ペット飼育不可』とだけ記載されています。今のアパートは犬・猫等(小鳥等は可)不可とあったので手乗りインコを飼っています。ペット飼育不可のみの記載の場合、小鳥もダメなのでしょうか?不動産屋に確認すればよいとは思いますが不可と言われたら…と思うとこわくて聞けません。宜しくお願い致します。

なぜ「ペット飼育不可」の解釈は難しいのか?

「ペット飼育不可」という文言は、一見するとすべての動物の飼育を禁止しているように見えます。しかし、どこまでが「ペット」に含まれるのか、明確な定義はありません。一般的には、犬や猫などの哺乳類を指すことが多いですが、小鳥や魚、爬虫類なども含まれると解釈される場合があります。

また、契約書に「ペット飼育不可」と記載されていても、大家さんや管理会社によっては、小鳥や観賞魚などの比較的管理が容易なペットであれば、黙認してくれるケースもあります。ただし、これはあくまで例外であり、事前に確認せずに飼育を始めると、契約違反となる可能性があります。

ケーススタディ:Aさんのインコと賃貸契約

Aさんは、新しい賃貸マンションに引っ越す際、契約書に「ペット飼育不可」と記載されていることに気づきました。Aさんは以前から手乗りインコを飼っており、新しいマンションでも一緒に暮らしたいと考えていました。

そこでAさんは、管理会社に電話で問い合わせることにしました。「契約書にペット飼育不可とありますが、手乗りインコのような小さな鳥も飼育できないのでしょうか?」と尋ねたところ、管理会社の担当者は「原則としてペットは禁止ですが、鳴き声や衛生面で問題がなければ、小鳥程度なら許可できる場合があります。一度、詳細をお伺いしてもよろしいでしょうか?」と回答しました。

Aさんは、インコの種類や飼育方法、マンションでの対策などを詳しく説明しました。その結果、管理会社は「他の入居者に迷惑をかけないことを条件に、インコの飼育を許可します」と回答してくれました。

Aさんのように、まずは管理会社に相談してみることが大切です。ただし、口頭での許可だけでなく、書面で許可を得ておくことをおすすめします。

確認する前に!自分でできる対策

不動産屋に確認する前に、自分でできる対策を講じてみましょう。これらの対策を講じることで、不動産屋や大家さんに与える印象が良くなり、交渉がスムーズに進む可能性があります。

1. インコの飼育状況を整理する:
インコの種類、年齢、性格
鳴き声の大きさ、時間帯
ケージのサイズ、設置場所
衛生管理の方法(掃除の頻度、消臭対策など)

2. 近隣住民への配慮をアピールする:
防音対策(ケージの周りに吸音材を設置するなど)
消臭対策(空気清浄機の設置、こまめな掃除など)
万が一、鳴き声で迷惑をかけた場合の対応策

3. 過去の飼育実績を伝える:
以前の住居で、インコが原因でトラブルになったことがない
近隣住民から苦情を受けたことがない

不動産屋への上手な相談方法:5つのポイント

不動産屋に問い合わせる際は、以下のポイントを押さえて、丁寧に説明しましょう。

1. 正直に状況を伝える:
「契約書にペット飼育不可とありますが、実は手乗りインコを飼っています」と正直に伝えましょう。
隠したり、嘘をついたりすると、後々トラブルになる可能性があります。

2. インコの飼育状況を具体的に説明する:
上記で整理した情報を、不動産屋に伝えましょう。
写真や動画を見せるのも効果的です。

3. 近隣住民への配慮を強調する:
防音対策や消臭対策など、具体的な対策を説明しましょう。
「他の入居者に迷惑をかけないように、最大限の配慮をします」と伝えましょう。

4. 許可を得られなかった場合の代替案を提示する:
「もし許可を得られない場合は、実家に預けることも考えています」と伝えましょう。
飼育を強行するのではなく、柔軟な姿勢を見せることが大切です。

5. 書面での回答を求める:
口頭での許可だけでなく、書面で許可を得ておきましょう。
後々のトラブルを避けるために、重要なことです。

専門家からのアドバイス:弁護士K先生の見解

「ペット飼育不可」の解釈について、弁護士のK先生に意見を伺いました。

K先生:「契約書の条項は、文言だけでなく、契約時の状況や当事者の意図などを総合的に考慮して判断されます。今回のケースでは、契約書に『ペット飼育不可』としか記載されていないため、小鳥が『ペット』に含まれるかどうかは、解釈の余地があります。しかし、一般的には、小鳥もペットに含まれると解釈される可能性が高いでしょう。

ただし、飼育状況や近隣住民への配慮によっては、例外的に許可される場合もあります。まずは、不動産屋や大家さんに相談し、理解を得ることが大切です。もし、許可を得られなかった場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。」

もし、許可を得られなかったら?

残念ながら、不動産屋や大家さんから許可を得られなかった場合は、以下の選択肢があります。

1. インコを手放す:
里親を探したり、ペットショップに引き取ってもらったりする方法があります。
ただし、インコを手放すことは、飼い主にとって辛い決断です。

2. 実家や友人宅に預ける:
一時的に、実家や友人宅にインコを預ける方法があります。
ただし、インコにとって環境の変化はストレスになる可能性があります。

3. ペット可の物件に引っ越す:
ペット可の物件を探して、引っ越す方法があります。
ただし、引っ越しには費用と手間がかかります。

4. 弁護士に相談する:
契約書の解釈や交渉について、弁護士に相談する方法があります。
ただし、弁護士費用がかかります。

まとめ:大切なのは、誠意と配慮

「ペット飼育不可」の賃貸物件で手乗りインコを飼育できるかどうかは、契約書の文言だけでなく、様々な要素が考慮されます。まずは、不動産屋や大家さんに正直に相談し、理解を得ることが大切です。

その際は、インコの飼育状況を具体的に説明し、近隣住民への配慮をアピールしましょう。もし、許可を得られなかった場合は、代替案を提示するなど、柔軟な姿勢を見せることが大切です。

大切なのは、誠意と配慮を持って、相手とコミュニケーションを取ることです。そうすれば、きっと良い解決策が見つかるはずです。

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