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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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「ペット可」マンション、どこまで犬に優しいの? 住民の怒りは正当?

#マンション
 
分譲マンションに住んでいる住人で犬を飼っている人がいます。飼育する事自体は問題なく、ペット可のマンションです。先日、敷地内の駐車場で犬を一時的に地面に下ろした際、他の住人に注意されて言い合いになりました。注意した側の住人は「ペットを敷地内で下ろすことは規約違反だ!分かっているのか?!不愉快だ!」と言っており、下ろした側の住人は「今下ろしたばかりだ!そんな言い方しなくてもいいじゃないか!こちらも不愉快だ!」と言って謝らず、双方悔恨を残したままと成りました。この一件から犬を下ろした側の住人は、規約がどんどん厳しくなってきている。大型犬だって飼っている人がいるのに敷地内は絶対下ろしては行けないという規約は厳しすぎる。皆、基本的には守っているんだし、何故そこまで肩身の狭い思いをしなければいけないのか。そもそもペット可物件なんだから、嫌なら別の建物に行けばいいのでは?と考えるようになり、更に他人とその思いを共有するべく、インターネット上のサイトに書き込みました。そのサイトは犬を飼っている人が集まる場所で、書き込みを見た人からは厳しすぎると言う声がチラホラ聞こえ、中には「ペット可なんだから嫌なら違うとこに行けばいいのに」とストレートに書く人まで現れました。私の立場はそのサイトの閲覧者です。我が家もペット可の分譲マンションに住み、同じように敷地内ではペットは抱えて移動する事と規約にあります。私自身はそれは当たり前の事で、ペット可と言うだけで犬や猫が優遇される訳ではなく「本来人が住む場所だけど、ペットも家族なんだし、規約を守るなら一緒に住んでもいいよ」と時代とニーズに飼ってない人が擦り合わせたものだと思っています。しかし、マンションの謳い文句には”ペットにも子供にも優しい住まい”と書いてあり、こんなことってありなの?とその住人は納得て来ていません。「ペット可」と言うのは、飼うことを許すという飼ってない人の立場の言葉なのか、それとも犬も同等に扱って!「可」となっている以上、そうでないマンションより多少融通を効かせるべきという人の立場の言葉なのか、どちらでしょうか?そして、この人の怒りは正当なものですか?

マンションの「ペット可」という言葉の解釈、難しいですよね。まるで恋愛における「友達以上恋人未満」のような、曖昧な境界線を感じます。今回は、この問題について、犬との共生を真剣に考えるあなたと一緒に深掘りしていきましょう。

結論:怒りは理解できるが、規約遵守が大前提

結論から言うと、相談者さんの怒りは理解できます。しかし、分譲マンションという共同生活の場においては、規約を守ることが大前提です。「ペット可」の解釈には幅があり、売り主側の意図と買い手側の期待にギャップがあることも珍しくありません。

ケーススタディ:ある「ペット可」マンションの悲喜こもごも

Aさんの住むマンションは、築10年の「ペット可」分譲マンション。Aさんは、愛犬のトイプードル「モコ」と幸せに暮らしていました。しかし、ある日、マンションの掲示板に「ペットに関する苦情」という張り紙が貼られたのです。

内容は、
共用部分での犬の散歩
鳴き声
抜け毛

など、よくあるものばかり。Aさんはモコが他の住人に迷惑をかけていないか心配になり、マンションの管理組合に相談することにしました。

管理組合の担当者Bさんは、
「ペット可マンションでも、ペットを飼っていない住民もいます。お互いが気持ちよく暮らせるように、規約を守っていただく必要があります」
と、冷静に説明しました。

Aさんは改めて規約を確認し、モコとの暮らし方を見直すことにしました。具体的には、
共用部分では必ず抱っこ
無駄吠え防止のトレーニング
こまめなブラッシング

など、できることから改善していきました。

数ヶ月後、AさんはBさんから
「最近、ペットに関する苦情が減りました。ご協力ありがとうございます」
と感謝の言葉を受けました。Aさんは、モコと一緒にマンションで暮らすために、これからも規約を守り、周りの住民への配慮を忘れずに生活していこうと心に誓いました。

「ペット可」の定義とは?売り手と買い手の認識ギャップ

「ペット可」と謳うマンションでも、その定義は様々です。
飼育可能なペットの種類や大きさ:小型犬のみ可、大型犬は不可など
飼育可能な頭数:1住戸につき1匹まで、など
共用部分の利用ルール:ペットの通行禁止、リードの着用義務など
ペットによる損害賠償責任:ペットが原因で発生した損害は飼い主が賠償する、など

マンションの売り手側は、「ペット可」を物件の魅力としてアピールしますが、買い手側は「ペットを自由に飼える」と誤解してしまうことがあります。この認識のギャップが、今回の相談のようなトラブルの原因となるのです。

仮想インタビュー:Cさんの場合

今回の相談者さんと似た状況に置かれているCさんに、話を聞いてみました。

インタビュアー:Cさんは、現在どのような状況ですか?

Cさん:私もペット可の分譲マンションに住んでいますが、規約で「共用部分でのペットの散歩禁止」と定められています。しかし、一部の飼い主がルールを守らず、共用部分で犬を散歩させているのを見かけます。

インタビュアー:それを見て、どう思いますか?

Cさん:正直、不快です。私は犬が好きですが、ルールを守らない飼い主のせいで、マンション全体のイメージが悪くなるのが嫌です。また、犬が苦手な住民もいるので、配慮が必要だと思います。

インタビュアー:管理組合に相談したことはありますか?

Cさん:はい、何度か相談しましたが、なかなか改善されません。管理組合も注意喚起はしていますが、強制力がないので、効果がないようです。

インタビュアー:Cさんは、今後どのようにしたいですか?

Cさん:まずは、私自身がルールを守り、他の飼い主にもルールを守るように働きかけたいと思います。また、管理組合にも、より具体的な対策を講じるように要望していきたいです。

怒りは正当?感情と現実の狭間で

今回の相談者さんの怒りは、ある意味正当だと言えるでしょう。なぜなら、マンションの謳い文句である「ペットにも子供にも優しい住まい」と、実際の規約との間に矛盾があるからです。しかし、分譲マンションは共同生活の場であり、全ての住民が快適に暮らせるように、一定のルールを守る必要があります。

「ペット可」マンションを選ぶ際には、以下の点に注意することが重要です。

1. 規約の確認:ペットに関する規約を隅々まで確認し、納得できるかどうかを判断する。
2. 管理体制の確認:管理組合がペットに関する問題に積極的に取り組んでいるかどうかを確認する。
3. 住民の意識:ペットを飼っている住民だけでなく、飼っていない住民の意識も確認する。

これらの点を考慮することで、「ペット可」マンションでのトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

犬も人も幸せに暮らすために:5つの提言

1. コミュニティ形成:犬好きが集まるイベントや交流会を開催し、飼い主同士の親睦を深める。
2. しつけ教室の開催:専門家を招いて、犬のしつけ教室を開催する。
3. 情報共有:ペットに関する情報を共有するための掲示板やSNSグループを作成する。
4. 清掃活動:定期的に清掃活動を行い、マンション全体の美化に努める。
5. ルール遵守の徹底:規約を遵守し、他の住民への配慮を心がける。

これらの提言を実行することで、犬も人も幸せに暮らせる「ペット可」マンションを実現できるはずです。

まとめ:「ペット可」は思いやりと理解で成り立つ

「ペット可」マンションは、犬を飼う人にとっては魅力的な選択肢ですが、同時に責任も伴います。規約を守り、周りの住民への配慮を忘れずに、犬との共同生活を楽しんでください。そして、「ペット可」という言葉の裏にある、売り手と買い手の認識ギャップを埋める努力を怠らないようにしましょう。

今回の記事が、あなたのマンションライフをより豊かにする一助となれば幸いです。

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