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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸での犬の騒音問題:あなたはクレーマー?弁護士が徹底解説

#犬の騒音
 
賃貸に住んでいて騒音に悩んでいます。隣人(女20代)は、生活音も大きいのですが、犬を飼っていて放置して遊び続けているので、犬が寂しくて深夜隣人が帰るまでなき続けます。「ワン!ワン!ワン!ワワワワ!!ワン!」というようなリズムで激しく吠え続け、それを数ヶ月毎晩のようにやられ、私は不眠症になりました。隣人に何度お願いしても「壁が薄いんだし、犬は鳴くものだから」と逆ギレばかりで、犬を放置して夜遊びをやめません。挙げ句の果てに「嫌なら出ていけ」と言われました。そして、最近では週に3~4日程、子供連れの身内を留守番させ、犬と子供の深夜の鳴き声で眠れません。これは明らかに嫌がらせだと思うのですが、どう思いますか?管理会社には「子供も犬もなくものだから」と言うだけで何もしてくれません。私は、とうとう仕事に行けなくなりました。なのに隣人は毎晩留守にして朝方帰ってきて、たっぷり寝てまた遊びに行きます。許せません。子供連れがいない時は、男がきます。その男も朝方にくるので、せっかく眠りそうになっても起こされてしまいます。何度頼んでも「壁が薄いんだから聞こえて当たり前」と言われるだけです。逆に私がクレーマー扱いです。これは、私がクレーマーなのでしょうか?私は深夜に犬や子供をなかせている方が悪いと思うのですが…。どっちもどっちと言われるとよくわからないので、究極の選択かもしれませんが、どっちがクレーマーなのかご意見いただきたいです。補足として、これの書き込み後も子供連れを泊まらせ、私が寝るタイミングに合わせて、足音や子供を騒がせるようになりました。昼間や夕方は普通な生活音より、少しは響きますが、時間帯の事もあるので、気にしないようにしています。でも、深夜になり、私が寝ようとすると急にこれ以上ない振動で動き回ります。「静かにお願いします」とつげた後に逆ギレされてから、毎晩です。昼間は寝ている事ができないので、睡眠時間はさらに減りました。これでも、嫌がらせではないのでしょうか?

賃貸物件での騒音トラブル、特に犬の鳴き声が原因となる場合、本当に辛いですよね。夜も眠れない日が続くと、心身ともに疲弊してしまいます。今回は、このような状況に陥った方が「クレーマー」なのか、それとも騒音を発生させている隣人が悪いのか、弁護士の視点から徹底的に解説します。

1. 結論:あなたはクレーマーではありません

まず、結論から申し上げます。深夜に犬を放置し、鳴き声で周囲に迷惑をかけている隣人に問題があり、あなたは決してクレーマーではありません。むしろ、平穏な生活を侵害されている被害者と言えるでしょう。

2. なぜクレーマーではないのか?

社会通念上の受忍限度を超えている

騒音問題では、「受忍限度」という考え方が重要になります。これは、社会生活を営む上で、ある程度の騒音は我慢しなければならないというものです。しかし、今回のケースでは、深夜に犬が長時間吠え続けるという状況が数ヶ月も続いているため、一般的に許容される範囲を超えていると考えられます。
嫌がらせとも取れる行為

騒音を指摘した後に、わざと足音を立てたり、子供を騒がせたりする行為は、嫌がらせと判断されてもおかしくありません。平穏な生活を妨害する意図が明確である場合、法的にも問題となる可能性があります。
管理会社の対応の不備

管理会社が「子供も犬もなくものだから」という理由で対応しないのは、管理責任を放棄していると言わざるを得ません。管理会社は、入居者間のトラブルを解決するために、注意や指導を行う義務があります。

3. 具体的な解決策:弁護士が教える5つのステップ

では、具体的にどのように解決していけば良いのでしょうか?弁護士として、以下の5つのステップを提案します。

1. 証拠の収集:騒音の記録

まず、騒音の証拠を集めることが重要です。具体的には、以下のものを記録しておきましょう。
騒音の日時、時間帯、継続時間:毎日記録することで、騒音の頻度やパターンを把握できます。
騒音の種類:犬の鳴き声だけでなく、足音や話し声なども記録しておきましょう。
騒音の状況:犬が放置されている状況や、子供が騒いでいる状況などを具体的に記録します。
録音・録画:可能であれば、騒音を録音・録画しておきましょう。スマートフォンのアプリなどを活用すると便利です。
2. 内容証明郵便の送付:法的措置の準備

次に、隣人に対して内容証明郵便を送付します。内容証明郵便とは、いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったかを証明するものです。これにより、後々裁判になった場合に有利になります。

内容証明郵便には、以下の内容を記載しましょう。
騒音の事実:具体的な日時、時間帯、騒音の種類などを記載します。
騒音によって被っている被害:不眠症になったり、仕事に行けなくなったりしている状況を具体的に記載します。
改善要求:騒音を止めるように要求します。
法的措置の警告:改善が見られない場合は、法的措置を検討することを警告します。
3. 管理会社への再度の申し入れ:改善要求

管理会社に対して、再度騒音問題を申し入れましょう。今度は、内容証明郵便を送付した事実を伝え、具体的な対応を求めます。

管理会社には、以下の対応を求めることができます。
騒音の注意・指導:騒音を出している入居者に対して、注意や指導を行うように求めます。
防音対策:必要に応じて、防音対策を講じるように求めます。
退去勧告:騒音が改善されない場合は、退去勧告を行うように求めます。
4. 弁護士への相談:法的手段の検討

内容証明郵便を送付しても、管理会社に申し入れても改善が見られない場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、あなたの状況に合わせて、最適な解決策を提案してくれます。

弁護士に相談することで、以下のメリットがあります。
法的アドバイス:あなたの状況に合わせた法的アドバイスを受けることができます。
交渉代行:弁護士が、騒音を出している入居者や管理会社との交渉を代行してくれます。
訴訟提起:必要に応じて、訴訟を提起することができます。
5. 調停の申し立て:裁判所での話し合い

訴訟の前に、まずは調停を申し立てることを検討しましょう。調停とは、裁判所を介して、当事者同士が話し合いで解決を目指す手続きです。

調停では、調停委員が間に入って、双方の意見を聞きながら、和解案を提示してくれます。調停が成立すれば、裁判をしなくても問題を解決することができます。

4. 騒音トラブル解決の成功事例

実際に、騒音トラブルを解決した事例を紹介します。
事例1:Aさんのケース

Aさんは、隣人の犬の鳴き声に悩まされていました。管理会社に何度も訴えましたが、対応してくれなかったため、弁護士に相談。弁護士が内容証明郵便を送付し、管理会社と交渉した結果、隣人は犬を手放すことになり、騒音問題は解決しました。
事例2:Bさんのケース

Bさんは、上の階の住人の騒音に悩まされていました。騒音を録音し、記録を取り続け、弁護士に相談。弁護士が訴訟を提起した結果、裁判所は騒音を出していた住人に対して、損害賠償を命じました。

5. 騒音問題を解決するために:重要な3つのポイント

騒音問題を解決するためには、以下の3つのポイントが重要です。

1. 諦めないこと:騒音問題は、解決までに時間がかかることもあります。しかし、諦めずに、根気強く対応していくことが大切です。
2. 専門家の力を借りること:弁護士や専門家は、騒音問題の解決に豊富な経験と知識を持っています。一人で悩まずに、専門家の力を借りることを検討しましょう。
3. 冷静さを保つこと:騒音問題は、感情的になりやすい問題です。しかし、冷静さを保ち、客観的に状況を判断することが大切です。

6. まとめ:平穏な生活を取り戻すために

賃貸物件での騒音トラブルは、放置すると心身に大きな負担をかけます。今回のケースでは、あなたは決してクレーマーではありません。勇気を持って、騒音問題の解決に向けて行動しましょう。弁護士や専門家の力を借りながら、平穏な生活を取り戻してください。

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