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ペット不可の賃貸で犬の鳴き声が!家賃交渉は可能?騒音トラブル解決策を解説

#騒音トラブル
 
先日、賃貸物件に引っ越したのですが、就寝後の夜中に隣の部屋から犬の吠え声が聞こえてきて目が覚めました。翌日、不動産屋に確認すると大家さんに許可を得て、犬を飼っている住民もいるとのこと。しかし、私がもらった物件情報の書類にはペット不可と書いてあります。事前の物件探しの時には、書類を確認し、当然ペットはいないと思っていましたし、内覧時も犬を連れている住民には会いませんでした。要は入居して初めて知りました。昼夜問わず、かなりうるさいので睡眠不足です。かといって、これから引っ越しもできないので、何かしら対応してほしいのですが、家賃を勉強してもらうという提案は非常識でしょうか。当方、音には敏感だという旨、事前に不動産屋へ伝えていたのですが、なぜ犬が二匹もいる部屋の隣に住まなければならないのか納得できません。そもそもマンションなど集合住宅でうるさい動物を飼う人間の気が知れませんが。一戸建てすら住めないのなら周囲に迷惑かけるペットなんて飼うなと思うのは私だけでしょうか。

せっかく新しい生活を始めたのに、隣室の犬の鳴き声で眠れない日々…それは本当にお辛いですね。しかも、契約書には「ペット不可」と記載されているのに、実際には犬が飼われているという状況は、納得がいかないのも当然です。

結論から言うと、家賃の減額交渉は、状況によっては可能です。しかし、そのためには、いくつかのステップを踏む必要があります。今回は、同様のケースで悩む方のために、具体的な解決策と交渉のポイントを、犬との共生アドバイザーの視点から詳しく解説していきます。

なぜ「ペット不可」なのに犬が?契約内容と現状の矛盾を整理する

まず、問題点を整理しましょう。

1. 契約内容との矛盾: 契約書に「ペット不可」と明記されているにも関わらず、犬が飼育されている。
2. 騒音問題: 犬の鳴き声が夜間に響き、睡眠を妨げられている。
3. 不動産屋の説明不足: 事前に騒音に関する懸念を伝えていたにも関わらず、犬の飼育状況について説明がなかった。

これらの問題点を踏まえ、以下のステップで対応を検討していきましょう。

ステップ1:証拠を集め、状況を記録する

まずは、騒音の証拠を集めることが重要です。
騒音の録音: スマートフォンアプリなどを活用し、犬の鳴き声を録音しましょう。日時、時間帯、鳴き声の頻度などを記録しておくと、より客観的な証拠となります。
騒音日誌: 騒音があった日時、時間帯、状況(例:夜中の2時に10分間吠え続けた)などを記録する日誌を作成しましょう。
不動産屋とのやり取りの記録: 不動産屋に相談した日時、担当者名、相談内容、回答などを記録しておきましょう。メールでのやり取りであれば、履歴を残しておくことが大切です。

これらの記録は、後々の交渉や調停で重要な証拠となります。

ステップ2:管理会社または大家さんに相談する

証拠が揃ったら、まずは管理会社または大家さんに相談しましょう。
騒音の状況を具体的に伝える: 録音データや騒音日誌を提示し、騒音によってどのような被害を受けているのか(睡眠不足、精神的な苦痛など)を具体的に伝えましょう。
契約内容との矛盾を指摘する: 契約書に「ペット不可」と明記されているにも関わらず、犬が飼育されている現状を指摘し、契約違反であることを伝えましょう。
改善策を求める: 犬の飼い主への注意喚起、防音対策の実施など、具体的な改善策を求めましょう。

この際、感情的にならず、冷静に、論理的に話すことが大切です。

ステップ3:内容証明郵便を送付する(必要に応じて)

口頭での相談で改善が見られない場合は、内容証明郵便を送付することも検討しましょう。
内容証明郵便とは: いつ、誰が、誰に、どのような内容の文書を送ったかを証明する郵便です。
内容証明郵便のメリット: 相手にプレッシャーを与え、事態の解決を促す効果があります。また、裁判になった場合の証拠としても有効です。
内容証明郵便の書き方: インターネット上にテンプレートや書き方の解説記事がありますので、参考にしながら作成しましょう。弁護士や行政書士に依頼することも可能です。

内容証明郵便には、以下の内容を記載しましょう。
契約内容(「ペット不可」であること)
騒音の状況(具体的な日時、時間帯、頻度など)
改善を求めていること(犬の飼育をやめてもらう、防音対策を講じてもらうなど)
期日までに改善が見られない場合は、法的措置を検討すること

ステップ4:家賃減額交渉を行う

上記の対応を行っても騒音問題が解決しない場合は、家賃減額交渉を検討しましょう。
交渉の根拠: 騒音によって平穏な生活を送ることができず、契約上の義務が履行されていないことを主張しましょう。
減額の金額: 騒音の程度や影響を考慮し、妥当な金額を提示しましょう。一般的には、1割〜3割程度の減額を求めることが多いようです。
交渉の進め方: まずは管理会社または大家さんに口頭で交渉し、合意が得られない場合は、書面で減額を申し入れましょう。

家賃減額交渉は、必ずしも成功するとは限りません。しかし、粘り強く交渉することで、事態が好転する可能性もあります。

家賃減額交渉を有利に進めるためのポイント

客観的な証拠を提示する: 録音データや騒音日誌など、客観的な証拠を提示することで、交渉を有利に進めることができます。
弁護士や専門家に相談する: 法的な知識や交渉術を持つ弁護士や専門家に相談することで、より有利な条件で交渉を進めることができます。
第三者機関を利用する: 紛争解決支援センターなどの第三者機関を利用することで、当事者間の感情的な対立を避け、冷静な話し合いを進めることができます。

その他の解決策:引っ越しも視野に入れる

家賃減額交渉がうまくいかない場合や、騒音問題が根本的に解決しない場合は、引っ越しも視野に入れる必要があるかもしれません。
引っ越し費用の負担: 契約違反が認められる場合、引っ越し費用を大家さんに負担してもらえる可能性があります。弁護士や専門家に相談し、交渉を進めましょう。
ペット可物件への引っ越し: 犬好きであれば、思い切ってペット可の物件に引っ越すのも一つの選択肢です。

犬との共生のために:飼い主側のマナーも重要

今回のケースでは、犬の鳴き声が問題となっていますが、集合住宅で犬を飼う場合は、飼い主側のマナーも非常に重要です。
無駄吠え対策: 犬の無駄吠えには、様々な原因があります。獣医やドッグトレーナーに相談し、適切な対策を行いましょう。
防音対策: 防音ケージの設置、防音マットの使用など、できる限りの防音対策を行いましょう。
近隣住民への配慮: 散歩の時間帯や場所、犬の鳴き声など、近隣住民への配慮を心がけましょう。

犬との共生は、飼い主だけでなく、近隣住民の協力も不可欠です。お互いを尊重し、快適な生活を送れるように心がけましょう。

まとめ:諦めずに、解決に向けて行動を

今回は、ペット不可の賃貸物件で犬の鳴き声に悩まされた場合の解決策について解説しました。
証拠を集め、状況を記録する
管理会社または大家さんに相談する
内容証明郵便を送付する(必要に応じて)
家賃減額交渉を行う
引っ越しも視野に入れる

問題解決のためには、諦めずに、一つずつ行動していくことが大切です。今回の記事が、皆様の快適な生活を取り戻すための一助となれば幸いです。

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