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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸、多頭飼いの落とし穴!?契約違反と退去問題、解決策を徹底解説

#多頭飼育
 
我が家には3匹の小型犬と3匹の猫がいます。物件を探すにあたってアパートやマンションでは飼育頭数に制限があったり猫のみや、小型犬1匹のみと記載されている所が多く、やっと一戸建てで制限等記載のない物件を見つけ契約に至り引越しも済、ホッとしていた翌日、不動産会社から「犬1匹とは聞いたが他にも犬や猫がいるとは聞いていない!契約違反だから2、3日中に犬1匹にするか退去するように」と言われました。こちらも犬1匹とは言っていないし不動産会社の方にも聞かれてもいないので一戸建てだから多頭飼い可なのだと思い込んでいました。契約書にもペットを飼育する場合、事前申告をするようにとしか書かれていません。この様な場合でもやはり出て行かなくてはならないでしょうか。犬達を手放す考えは全くありません。

ペット可の賃貸物件、見つかって本当に良かった!…と思ったのも束の間、まさかの退去勧告。しかも、大切な家族である3匹の愛犬と3匹の愛猫を手放すなんて考えられない。そんな状況、想像するだけで胸が締め付けられます。

でも、諦めるのはまだ早い!今回は、多頭飼いにおける契約の落とし穴と、そこから抜け出すための具体的な解決策を、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの視点から徹底解説します。

まず確認!契約書と重要事項説明書

まずは落ち着いて、契約書と重要事項説明書を隅から隅まで読み直しましょう。特に以下の点に注目してください。
ペット飼育に関する条項: 飼育可能なペットの種類、数、大きさなどが明記されているか。
事前申告義務: ペットを飼育する場合の申告方法、申告期限などが具体的に記載されているか。
契約解除条項: 契約違反があった場合の解除条件が明記されているか。

今回のケースでは、「ペットを飼育する場合、事前申告をするように」としか書かれていないとのこと。これは、申告義務があることは示唆していますが、飼育可能な頭数や種類を制限するものではありません

不動産会社と大家さんの言い分を整理する

不動産会社は「犬1匹とは聞いたが…」と言っているようですが、これはあくまで不動産会社の認識であり、契約内容ではありません。また、大家さんの「契約違反だから…」という主張も、契約書に明確な違反条項がない限り、正当性があるとは言えません。

重要なのは、契約書に記載されていないことは、原則として契約内容に含まれないということです。

解決策1:冷静な話し合いで合意点を探る

まずは、不動産会社と大家さんと冷静に話し合い、誤解を解くことから始めましょう。
当時の状況を説明する: 「犬1匹とは言っていない」「多頭飼いについて確認されなかった」など、事実を丁寧に伝えましょう。
契約書の解釈について確認する: 契約書に多頭飼いを禁止する条項がないことを指摘し、契約内容の解釈について確認しましょう。
多頭飼いによる迷惑行為がないことをアピールする: 犬たちはきちんと躾けられており、鳴き声や臭いなどで近隣住民に迷惑をかけることはないと説明しましょう。
譲歩案を提示する: 例えば、追加の敷金や家賃を支払う、ペット保険に加入する、などの譲歩案を提示することで、大家さんの不安を解消できる可能性があります。

話し合いの際は、感情的にならず、論理的に説明することが大切です。また、言った言わないの水掛け論にならないよう、必ず書面で記録を残すようにしましょう。

解決策2:専門家への相談も視野に入れる

話し合いで解決できない場合は、弁護士や不動産コンサルタントなどの専門家に相談することも検討しましょう。専門家は、法律や不動産の知識に基づいて、適切なアドバイスや交渉のサポートをしてくれます。

特に、以下のようなケースでは、専門家の力を借りることをおすすめします。
契約書の内容が複雑で理解できない場合
不動産会社や大家さんが強硬な態度を変えない場合
訴訟に発展する可能性がある場合

専門家への相談は費用がかかりますが、将来的なトラブルを回避し、安心して犬たちと暮らすためには、必要な投資と言えるでしょう。

解決策3:ペット共生住宅への引越しを検討する

今回の件を教訓に、ペットとの暮らしに理解のある物件への引越しを検討するのも一つの選択肢です。

最近では、ペット共生住宅と呼ばれる、犬や猫などのペットとの暮らしを前提とした賃貸物件が増えています。これらの物件は、ペットの飼育を許可するだけでなく、ペットのための設備やサービスが充実しているのが特徴です。

例えば、以下のような設備やサービスがあります。
ペット専用の足洗い場やトイレ
滑りにくい床材や消臭効果のある壁材
ドッグランやトリミングルーム
獣医やトリマーとの提携

ペット共生住宅であれば、多頭飼いでも安心して暮らすことができますし、他の入居者もペット好きなので、トラブルも起こりにくいでしょう。

多頭飼いにおける注意点

今回のケースでは、契約時の確認不足が原因でトラブルが発生してしまいましたが、多頭飼いをする場合は、それ以外にも注意すべき点があります。
犬たちの健康管理: 複数の犬を飼育する場合、それぞれの犬の健康状態を把握し、適切なケアを行う必要があります。定期的な健康診断やワクチン接種はもちろん、食事や運動にも気を配りましょう。
犬同士の相性: 複数の犬を飼育する場合、犬同士の相性が重要です。相性が悪い犬同士を一緒にすると、喧嘩やストレスの原因になることがあります。事前に相性を確認し、必要であれば別々の部屋で飼育するなどの対策を講じましょう。
近隣住民への配慮: 多頭飼いの場合、鳴き声や臭いなどで近隣住民に迷惑をかける可能性が高くなります。無駄吠えをさせないように躾けたり、こまめに掃除をしたりするなど、近隣住民への配慮を心がけましょう。

まとめ:諦めずに、愛犬との幸せな暮らしを!

今回のケースは、契約時の確認不足と、多頭飼いに対する認識のずれが原因で発生したトラブルです。しかし、諦めずに冷静に対処すれば、解決の道は必ず開けます。

まずは、契約書を再確認し、不動産会社や大家さんと話し合い、専門家への相談も視野に入れながら、愛犬たちとの幸せな暮らしを守りましょう。

そして、今回の経験を活かし、今後はペットとの暮らしに関する情報を積極的に収集し、より良い環境で愛犬たちと暮らせるように努めましょう。

今回の記事のポイント
契約書と重要事項説明書を隅々まで確認する
不動産会社と大家さんと冷静に話し合う
専門家への相談も検討する
ペット共生住宅への引越しも視野に入れる
多頭飼いにおける注意点を守る

愛犬との暮らしは、かけがえのない喜びを与えてくれます。今回のトラブルを乗り越え、愛犬たちとの絆をさらに深めてくださいね!

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