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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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子どものアレルギー発覚!柴犬との暮らし、外飼いは「人でなし」?

#犬の飼育
 
結婚する6年前に柴犬を飼い始め、それはそれは可愛がっていました。寝るときも起きるときも一緒。私が外出の準備をすると、連れて行ってとばかりにクルクル回って吠えるほどでした。しかし、結婚、妊娠、出産と環境が激変。現在4歳になる子どもが重度の犬アレルギーと診断され、空気清浄機の増設や掃除を徹底しても症状は改善しません。そこで、犬を外に出して飼うことにしたら、子どもの症状は劇的に改善しました。でも、それを友人に話したら「人でなし」とまで言われてしまいました。一度飼ったら生涯面倒を見るべき、と。しかし、我が家には犬を預けられる親類もいません。子どものアレルギーを無視して、犬を室内で飼うのが正しいのでしょうか?友人の意見をどう思いますか?

お子様のアレルギー、本当に大変でしたね。そして、大切な柴犬との関係も、大きく変わってしまったとのこと。心中お察しいたします。今回は、このデリケートな問題について、様々な角度から考えてみましょう。

1.結論:状況に応じた最善の選択を

まず、結論から申し上げます。「子どものアレルギーを無視して犬を室内で飼うのが人の道なのか?」という問いに対する答えは、「いいえ」です。

もちろん、犬を家族として迎え入れた以上、生涯面倒を見る覚悟は大切です。しかし、今回のケースは、お子様の健康という、何よりも優先すべき問題が目の前にあります。

「外飼いは言語道断」という友人の意見も、一つの考え方ではあります。しかし、ご自身の家庭環境や経済状況、そして何よりもお子様の健康状態を考慮した上で、現状でできる最善の選択をすることが重要です。

2.外飼いのメリット・デメリット

ここで、柴犬を外で飼うことのメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット
お子様のアレルギー症状の軽減: これが最も大きなメリットです。アレルギーの原因となる犬のフケや唾液などが室内から排除されることで、お子様の症状が改善される可能性が高まります。
掃除の負担軽減: 犬の毛や汚れが室内に散らばるのを防ぐことができます。
犬の運動不足解消: 広めの庭があれば、犬は自由に動き回ることができ、運動不足を解消できます。

デメリット
犬の寂しさ: 今まで室内で一緒に過ごしていた犬は、急に外に出されると寂しさを感じることがあります。
天候の影響: 夏の暑さや冬の寒さ、雨風など、犬は過酷な環境にさらされる可能性があります。
防犯上の問題: 犬が盗まれたり、いたずらされたりするリスクがあります。
近隣への配慮: 犬の鳴き声や臭いが、近隣住民の迷惑になる可能性があります。

3.外飼いの注意点:柴犬が快適に過ごせる環境づくり

外飼いを選択する場合、柴犬が少しでも快適に過ごせるように、以下の点に注意しましょう。
犬小屋の設置: 断熱性・保温性に優れた犬小屋を用意し、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように工夫しましょう。
夏対策: 日陰を作ったり、冷却マットを敷いたり、水を頻繁に取り替えたりするなど、熱中症対策を徹底しましょう。
冬対策: 毛布や湯たんぽなどを入れて暖かくしたり、風を防ぐための囲いを設けたりするなど、防寒対策を徹底しましょう。
十分な運動: 散歩や遊びなど、犬とのコミュニケーションの時間をしっかり確保し、運動不足やストレスを解消してあげましょう。
健康管理: 定期的な健康チェックや予防接種を行い、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。
安全対策: 脱走防止柵を設置したり、首輪に迷子札をつけたりするなど、安全対策を徹底しましょう。
愛情を注ぐ: 外飼いになったからといって、愛情を注ぐことを怠らないようにしましょう。毎日声をかけたり、撫でてあげたり、一緒に遊んだりするなど、犬との絆を大切にしましょう。

4.専門家からのアドバイス:獣医の視点

ここで、獣医のA先生に、今回のケースについてコメントをいただきました。

「お子様のアレルギーが重度である場合、犬との同居は難しい選択を迫られます。外飼いは、アレルギー症状の軽減には有効な手段ですが、犬にとってはストレスになる可能性もあります。

犬のストレスを軽減するためには、飼い主とのコミュニケーションを密にすることが重要です。散歩や遊びの時間を増やしたり、犬が安心できる場所を作ってあげたりするなど、工夫が必要です。

また、定期的な健康チェックも欠かせません。ストレスは免疫力を低下させ、病気にかかりやすくします。少しでも異変を感じたら、すぐに獣医に相談しましょう。」

5.成功事例:外飼いを成功させた家族の物語

Bさん一家は、質問者様と同じように、お子様のアレルギーが発覚し、愛犬のゴールデンレトリバーを外で飼うことを決断しました。

最初は、犬が寂しがるのではないかと心配でしたが、Bさん一家は、犬が快適に過ごせるように、様々な工夫を凝らしました。
広々とした犬小屋: 断熱材入りの犬小屋を手作りし、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようにしました。
庭での遊び: 毎日、庭で犬とボール遊びをしたり、フリスビーをしたりして、運動不足を解消しました。
家族との時間: 天気の良い日には、犬と一緒にピクニックに出かけたり、ドッグカフェに行ったりしました。

その結果、犬は外飼いでも寂しさを感じることなく、Bさん一家との絆を深めることができました。

Bさんは、「最初は罪悪感もありましたが、犬が楽しそうに庭で遊んでいる姿を見ると、外飼いにして良かったと思います。もちろん、犬には寂しい思いをさせているかもしれませんが、できる限り愛情を注いで、幸せに過ごせるように努力しています。」と語っています。

6.外飼い以外の選択肢:里親探しという選択肢

もし、外飼いがどうしても難しい場合は、里親探しという選択肢も検討してみましょう。

もちろん、長年一緒に暮らした犬を手放すのは、断腸の思いでしょう。しかし、犬にとって、愛情を注いでくれる新しい家族を見つけることが、幸せにつながる可能性もあります。

里親を探す際には、以下の点に注意しましょう。
信頼できる里親を探す: 犬を大切にしてくれる、愛情深い里親を探しましょう。
犬の性格や特徴を伝える: 里親希望者に、犬の性格や特徴を正直に伝えましょう。
トライアル期間を設ける: 里親希望者と犬との相性を確認するために、トライアル期間を設けましょう。

里親探しは、決して簡単なことではありません。しかし、犬の幸せを願うのであれば、真剣に検討する価値はあります。

7.まとめ:後悔のない選択を

今回のケースは、非常にデリケートな問題であり、正解はありません。

しかし、お子様の健康、犬の幸せ、そしてご自身の家庭環境を総合的に考慮した上で、後悔のない選択をすることが大切です。

今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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