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ペット禁止の賃貸でうさぎを飼いたい!「等」に小動物は含まれる?【賃貸アドバイザー解説】

#ペット可賃貸
 
ペット禁止の賃貸マンションに住んでいます。うさぎを飼いたいと思っており、小動物の場合はペット不可でも許可される場合があるときき契約書を確認してみると禁止行為の欄に「犬・猫・爬虫類・猛獣・蛇等の動物を飼育すること 」と書いてありました。小動物の飼育が可能であるかどうか管理会社に問い合わせようと思っていますが、不可能と言われた場合、契約書には書いていないと抵抗できるのでしょうか。それとも蛇 ”等” と書いてあるためその等の中に小動物も含まれているといえるのでしょうか。

ペット禁止の賃貸物件で、どうしてもウサギを飼いたい…!そんなお悩みをお持ちなのですね。契約書に「犬・猫・爬虫類・猛獣・蛇等」と記載されている場合、小動物が飼育可能かどうか、本当に悩ましい問題です。

結論から言うと、「等」の解釈は非常に曖昧で、一概に小動物が含まれるとは言えません。 しかし、残念ながら、管理会社が「等」に小動物を含むと解釈した場合、それを覆すのは難しいのが現状です。

この記事では、ペット禁止物件で小動物を飼育したい場合の注意点や、管理会社との交渉術、そして万が一のトラブルを避けるための対策を、賃貸アドバイザーの視点から徹底的に解説します。ぜひ最後まで読んで、後悔のない選択をしてくださいね。

ケーススタディ

ある入居者の告白:ペット禁止マンションとハムスター

「まさか、あんなことになるなんて…」

都内の築浅マンションに住むAさん(30代女性)は、一人暮らしの寂しさを紛らわせるため、内緒でハムスターを飼い始めました。ペット禁止のマンションでしたが、「犬や猫じゃないし、バレないだろう」と安易に考えていたのです。

しかし、その油断が思わぬ事態を招きます。

ある日、Aさんが仕事で不在にしている間、ハムスターがケージを脱走。マンションの共用部分をうろつき、他の住人に目撃されてしまったのです。

管理会社に報告が入り、Aさんは呼び出されました。

「契約書には、ペット禁止と明記されていますよね?ハムスターも立派なペットです。契約違反ですよ!」

管理会社の担当者は、厳しい口調でAさんを責めました。Aさんは平謝りするしかありませんでしたが、管理会社は「今回は特別に」と、ハムスターの飼育を黙認する代わりに、誓約書を書くように求めました。

誓約書には、「今後、一切ペットを飼育しないこと」「違反した場合、即時退去に応じること」などが記載されていました。Aさんは渋々サインしましたが、この出来事をきっかけに、ペット禁止物件での隠れての飼育がいかにリスクが高いかを痛感したのです。

数年後、Aさんはペット可のマンションに引っ越しました。今では、念願だったミニチュアダックスフンドと幸せに暮らしています。

ケーススタディから学ぶ教訓

Aさんのケースからわかるように、ペット禁止物件での隠れての飼育は、発覚した場合、契約解除や損害賠償請求につながる可能性があります。また、他の住人とのトラブルの原因にもなりかねません。

「バレなければ大丈夫」という考えは非常に危険です。

ペット禁止物件で小動物を飼育する前に確認すべきこと

ペット禁止物件で小動物を飼育したい場合、まずは以下の点を確認しましょう。

1. 契約書の条文を隅々まで確認する

「犬・猫」だけでなく、「その他動物」や「愛玩動物」といった包括的な表現がないか確認しましょう。「等」という表現がある場合、その解釈は管理会社によって異なるため、注意が必要です。
2. 管理会社に問い合わせる

契約書の内容を確認した上で、管理会社に小動物の飼育が可能かどうかを問い合わせましょう。電話だけでなく、書面で回答をもらうようにすると、後々のトラブルを防ぐことができます。
3. マンションの管理規約を確認する

賃貸契約書だけでなく、マンション全体の管理規約も確認しましょう。管理規約には、ペットに関するより詳細な規定が記載されている場合があります。

管理会社との交渉術:許可を得るための3つのステップ

どうしても小動物を飼育したい場合、管理会社に交渉してみるのも一つの方法です。ただし、許可を得るためには、以下の3つのステップを踏む必要があります。

1. 誠意をもって事情を説明する

なぜ小動物を飼いたいのか、その理由を丁寧に説明しましょう。例えば、「一人暮らしで寂しいので、癒しが欲しい」「小動物は鳴き声や臭いが少なく、他の住人に迷惑をかける心配がない」など、具体的な理由を伝えることが大切です。
2. 飼育方法を具体的に提示する

小動物の種類、飼育環境、衛生管理方法などを具体的に提示しましょう。例えば、「ハムスターの場合、防音性の高いケージで飼育し、毎日清掃を行う」「うさぎの場合、定期的に獣医に診てもらい、感染症対策を徹底する」など、具体的な対策を提示することで、管理会社に安心感を与えることができます。
3. 誓約書を提出する

管理会社が求める場合、誓約書を提出しましょう。誓約書には、「他の住人に迷惑をかけないこと」「飼育に関するルールを遵守すること」「万が一、トラブルが発生した場合、責任を負うこと」などを明記します。

万が一のトラブルを避けるために:入居者としてできること

管理会社の許可を得て小動物を飼育する場合でも、万が一のトラブルを避けるために、以下の点に注意しましょう。
他の住人に配慮する

小動物の鳴き声や臭いが、他の住人の迷惑にならないように注意しましょう。特に、夜間は静かにするなど、時間帯に合わせた配慮が必要です。
共用部分を清潔に保つ

小動物の抜け毛や糞尿が、共用部分に落ちないように注意しましょう。もし汚してしまった場合は、すぐに清掃するように心がけましょう。
ペット保険に加入する

小動物が病気やケガをした場合に備えて、ペット保険に加入しておきましょう。ペット保険に加入していれば、高額な治療費を心配することなく、安心して治療を受けさせることができます。
近隣住民とのコミュニケーションを密にする

日頃から近隣住民とのコミュニケーションを密にしておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。例えば、挨拶をしたり、ちょっとしたお土産を渡したりするなど、良好な関係を築くように心がけましょう。

専門家からのアドバイス:弁護士K先生に聞いてみた

「ペット禁止物件での小動物の飼育は、法律的にどのように解釈されるのでしょうか?」

弁護士K先生:
「契約書に『犬・猫・爬虫類・猛獣・蛇等』と記載されている場合、『等』の解釈が争点となります。一般的に、『等』は、例示されたものと同種のものを指すと解釈されます。したがって、例示された動物と性質が大きく異なる小動物(例えば、ハムスターや小鳥など)は、『等』に含まれないと解釈される可能性もあります。

しかし、最終的な判断は裁判所が行います。裁判所は、契約書の文言だけでなく、契約締結時の状況、当事者の意図、社会通念などを総合的に考慮して判断します。したがって、一概に『小動物は飼育可能』とは言えません。

ペット禁止物件で小動物を飼育したい場合は、事前に管理会社と交渉し、書面で合意を得ておくことが重要です。また、万が一、トラブルが発生した場合は、専門家(弁護士など)に相談することをお勧めします。」

まとめ:ペットとの幸せな暮らしのために

ペット禁止物件で小動物を飼育することは、決して簡単なことではありません。しかし、事前にしっかりと準備し、管理会社や他の住人に配慮することで、トラブルを避けることができます。

この記事が、あなたのペットとの幸せな暮らしの実現に役立つことを願っています。

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