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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸の原状回復費用、猫との暮らしでどこまで負担?

#原状回復
 
ペット可の賃貸戸建てに住んでいます。猫と暮らしたいのですが、手続きのために管理会社に連絡したところ、ペットは小型犬1匹のみだと言われました。物件は築2年半で、新築で半年空いていたところに入居しました。契約の際不動産会社に確認した時には猫もOKと言われており、それも決め手の一つとなって入居しました。(とはいえ口頭の確認のみで、契約書は他物件と共通のものなのかペット飼育禁止となっていました。別紙でペット飼育の際は連絡すること、家賃一か月分の敷金を追加で支払うことを記したものにサインしていますが、契約書の確認不足でした)最近野良の母猫に育児放棄された保護猫が里親募集しているのを知り、その兄妹猫を迎えたいと準備を進めていたところで、突然猫不可と言われてしまいました。管理会社を通して大家さんに聞いてもらったところ、猫はご近所の畑に糞をして迷惑をかけることや、建具を傷つけるからダメだということでした。そこで、猫は完全室内飼いで不妊手術もすること、床や壁は保護シートなどで極力傷つけない努力をすることなどを手紙にして、大家さんに渡してもよいかまずは管理会社の担当者に見てもらいました。すると管理会社の方も、大家さんに猫飼育を許可してもらえるよう退去時の原状回復費用の負担などについての取り決め書を作ってくれることになり、現在その書類完成待ちの状況です。そこで本題ですが、ペット飼育の際の原状回復費用負担について一般的なことを知っておきたいと思っています。通常賃貸物件は住んでいた年数に応じて壁紙張替え費用などの借主負担額は減っていくと聞きます。しかし、賃貸で猫と暮らしていて退去の際にかなり高額の請求をされる例もあるようです。ペットを飼育していた場合は住んでいた年数に関わらず、すべて借主負担で原状回復を行うのが一般的でしょうか?また、猫の居住範囲は基本的には1部屋のみで、様子を見ながら建具に傷をつけないようであれば2部屋+階段を開放する可能性もありますが、リビングとキッチン、寝室には入れません。とはいえそれを証明することはできないでしょうから、大家さんに全室壁紙やフローリングの張替えなどを要求されれば応じなければならないでしょうか?入居時に除菌消臭費用として32000円を支払っていますが、これは入居にあたって必要な費用だったのか、それとも退去時の除菌消臭に充てる費用なのか、管理会社に確認しようと思っていますが通常はどちらなのか分かる方がいればそれも教えていただきたいです。(新築だったので入居時に除菌消臭はしない気がしますが…)ちなみに全室フローリングで和室はありません。契約書には借主の故意や過失で損傷したものは借主負担となっていますので、保護していても傷がついてしまった場合は弁償する必要があるかと思いますが、退去時に何十万も請求されることが有り得るなら、猫を迎えること自体を考え直さないといけないと思っています。小型犬のみ可の物件で無理を言って猫を飼うにあたり、どのような条件が妥当なのかお知恵を拝借したいです。

猫との生活を夢見て準備を進めていたのに、契約内容との食い違いから不安を感じていらっしゃるのですね。今回は、ペット可賃貸における原状回復費用の負担について、猫との暮らしを考慮しながら詳しく解説していきます。

【結論】猫との賃貸生活、原状回復費用の負担を最小限にするために

まず、結論からお伝えすると、ペット(特に猫)と暮らす賃貸物件の原状回復費用は、通常のケースよりも高額になる可能性があります。しかし、事前の対策と交渉次第で、負担を最小限に抑えることができます。

この記事では、原状回復費用の基本的な考え方から、猫との暮らしで注意すべきポイント、具体的な対策、そして交渉のコツまで、詳しく解説していきます。ぜひ、最後まで読んで、安心して猫との生活をスタートさせてくださいね。

原状回復費用の基本:どこまでが自己負担?

原状回復とは、賃貸物件を退去する際に、入居時の状態に戻すことを指します。しかし、これはあくまで原則であり、経年劣化や通常の使用による損耗は、貸主(大家さん)が負担することになっています。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にも、この原則が明記されています。

では、ペット、特に猫との暮らしの場合、どこまでが借主の負担になるのでしょうか?

猫との暮らしで特に注意すべき原状回復ポイント

猫との暮らしで原状回復費用が発生しやすいのは、主に以下の3点です。

1. 壁や柱の傷:猫が爪とぎをしてしまうことで、壁や柱に傷がつくことがあります。
2. 床の汚れや傷:猫が粗相をしてしまったり、吐き戻しをしてしまうことで、床に汚れやシミが残ることがあります。
3. 臭い:猫の体臭やトイレの臭いが染み付いてしまうことがあります。

これらの損耗は、猫の飼育が原因であると判断された場合、借主の負担となる可能性が高くなります。

ケーススタディ:猫との賃貸生活、Kさんの場合

Kさんは、念願だった猫のMちゃんと一緒に、ペット可の賃貸マンションに引っ越しました。Mちゃんは人懐っこく、Kさんのことをいつも癒してくれました。しかし、ある日、Mちゃんが壁で爪とぎをしてしまい、壁紙が剥がれてしまいました。

Kさんはすぐに管理会社に連絡し、壁紙の修理について相談しました。管理会社からは、「ペットによる損傷なので、Kさんの負担で修理することになる」と言われました。

Kさんは、Mちゃんがこれ以上壁を傷つけないように、爪とぎ器を設置したり、壁に保護シートを貼ったりするなどの対策を講じました。

退去時、Kさんは壁紙の修理費用として10万円を請求されましたが、事前に管理会社と相談し、「壁紙の一部張替えで済むように交渉」しました。

Kさんのケースからわかるように、ペットとの暮らしでは、事前の対策と交渉が非常に重要です。

原状回復費用の負担を減らすための5つの対策

Kさんの事例を踏まえ、具体的な対策を5つご紹介します。

1. 入居前の確認を徹底する
契約書の内容を隅々まで確認し、ペットに関する特約がないか確認しましょう。
原状回復に関する条項も確認し、不明な点は不動産会社や管理会社に質問しましょう。
入居前に、物件の状態を写真や動画で記録しておきましょう。
2. ペットの飼育ルールを守る
ペットの種類や数、大きさなどが契約で定められている場合は、必ず守りましょう。
ペットが原因で近隣住民に迷惑をかけないように、しつけや管理を徹底しましょう。
3. 室内の汚れや傷を防止する
猫の場合は、爪とぎ器を設置したり、壁に保護シートを貼ったりするなどの対策を講じましょう。
床には、ペット用のマットやカーペットを敷くのも効果的です。
粗相や吐き戻しをした場合は、すぐに拭き取り、消臭剤を使用しましょう。
4. 定期的なメンテナンスを行う
壁や床の汚れは、定期的に掃除しましょう。
換気をしっかり行い、臭いがこもらないようにしましょう。
故障や不具合があれば、早めに管理会社に連絡しましょう。
5. 退去時の交渉に備える
退去前に、自分でできる範囲で掃除や修繕を行いましょう。
管理会社や大家さんと、原状回復費用について話し合いましょう。
複数の業者から見積もりを取り、適正な価格であるか確認しましょう。

交渉のコツ:猫との暮らしを理解してもらうために

原状回復費用について交渉する際は、以下の点を意識しましょう。
誠実な態度で臨む:感情的にならず、冷静に話し合いましょう。
証拠を提示する:入居前の写真や動画、修理の見積もりなどを提示しましょう。
猫との暮らしを理解してもらう:猫が完全室内飼いであること、不妊手術をしていること、日頃から清掃を心掛けていることなどを伝え、猫との暮らしに対する理解を求めましょう。
専門家の意見を求める:必要に応じて、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談しましょう。

入居時の除菌消臭費用:退去時に充当される?

質問にもあった入居時に支払った除菌消臭費用ですが、これは原則として、入居時の初期費用として扱われます。つまり、退去時の原状回復費用に充当されることはありません

ただし、契約書に「退去時の除菌消臭費用に充当する」という記載がある場合は、その限りではありません。契約書をよく確認しましょう。

まとめ:猫との幸せな賃貸生活のために

猫との賃貸生活は、事前の準備と対策、そして適切な交渉によって、より快適で安心なものになります。今回の記事を参考に、猫との幸せな暮らしを実現してくださいね。

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