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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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近所の犬の鳴き声への苦情が怖い…そんな時、あなたができること

#生活トラブル
 
隣の家が大きな犬を2匹飼っていて、よく鳴いています。私は動物が好きなので気にならないのですが、近くの家から窓を強く開け閉めする音や、何かを叩くような音が聞こえ、先日には「うるせぇよ!!!」と怒鳴る声が聞こえました。苦情を言っている人が怖いです。どうしようもないものでしょうか…。そのうち何かあるのではと心配です。ちなみに私は賃貸マンションで隣の家は一軒家で、お付き合いはありません。

犬の鳴き声に関する近隣トラブル、そして苦情を言う人の怒号…想像するだけで身が縮む思いですよね。直接苦情を言われているわけではなくても、いつ自分が巻き込まれるか分からないという不安は、日々の生活に影を落とします。今回は、そんな状況に置かれたあなたが、安心して生活するためにできることを、様々な角度から考えていきましょう。

結論:まずは状況を整理し、冷静な対応を

まず、最も大切なことは、冷静さを保つことです。感情的に動いてしまうと、事態を悪化させてしまう可能性があります。状況を整理し、客観的に判断することで、適切な対応が見えてくるはずです。

ケーススタディ:ケーススタディ – あるマンションでの出来事

これは、私が以前相談を受けたマンションでの出来事を基にしたケーススタディです。

Aさんは、質問者さんと同じように、近隣の犬の鳴き声によるトラブルに悩まされていました。Aさんのマンションはペット可で、数匹の犬が飼われていましたが、その中の1匹が特に吠えやすく、近隣住民から苦情が出ていたのです。

Aさんは直接苦情を言われたわけではありませんでしたが、掲示板に「犬の鳴き声がうるさい」という張り紙が貼られたり、エントランスで住民同士が言い争う場面を目撃したりするうちに、精神的に疲弊してしまいました。

そこでAさんは、まずマンションの管理会社に相談しました。管理会社は、犬の飼い主に対して注意喚起を行うとともに、住民間の話し合いの場を設けることを提案しました。

話し合いの結果、犬の飼い主は、防音対策を強化したり、散歩の時間を調整したりするなど、できる限りの対策を講じることを約束しました。また、他の住民も、犬の鳴き声に対してある程度の理解を示すことで、事態は徐々に改善していきました。

このケースから学べることは、以下の3点です。

1. 第三者を介してのコミュニケーション: 当事者同士が直接話し合うのではなく、管理会社などの第三者を介することで、冷静な話し合いが可能になる。
2. 具体的な対策: 犬の飼い主が具体的な対策を講じることで、苦情を言う側の不満を軽減することができる。
3. 相互理解の重要性: 犬を飼う側も、飼わない側も、お互いの立場を理解し、譲り合うことで、より良い解決策を見つけることができる。

あなたができる具体的な対応策

Aさんのケースを踏まえ、質問者さんが今できることを具体的に見ていきましょう。
1. 情報収集と記録:
まず、犬の鳴き声がいつ、どのくらいの頻度で聞こえるのか、記録を取りましょう。時間帯、鳴き声の大きさ、時間などを具体的に記録することで、状況を客観的に把握することができます。
苦情を言っていると思われる人の行動(窓の開閉、物を叩く音、怒鳴り声など)についても、同様に記録しておきましょう。
これらの記録は、後々、管理会社や警察に相談する際に役立ちます。
2. 管理会社への相談:
賃貸マンションであれば、まずは管理会社に相談してみましょう。管理会社は、住民からの苦情を受け付ける義務があります。
管理会社は、犬の飼い主に対して注意喚起を行ったり、必要に応じて指導や改善を求めたりすることができます。
また、管理会社によっては、住民間のトラブル解決をサポートしてくれる場合もあります。
3. 警察への相談:
もし、苦情を言っている人の行動がエスカレートし、身の危険を感じるような場合は、迷わず警察に相談しましょう。
警察は、状況に応じて、パトロールを強化したり、注意喚起を行ったりすることができます。
また、必要に応じて、法的措置を検討することも可能です。
4. 防犯対策:
万が一に備えて、防犯対策を強化することも検討しましょう。
例えば、玄関に防犯カメラを設置したり、窓に防犯フィルムを貼ったりするなどの対策が考えられます。
また、外出時には、周囲に注意を払い、不審な人物がいないか確認するようにしましょう。
5. 引越しを検討:
上記のような対策を講じても、状況が改善しない場合は、引越しを検討することも視野に入れましょう。
もちろん、引越しは簡単な決断ではありませんが、心身の健康を考えると、最終的な選択肢として考えることも大切です。

専門家の視点:騒音問題と法的責任

騒音問題は、法的にも問題となる場合があります。犬の鳴き声が社会生活を送る上で我慢すべき限度を超えている場合、飼い主は不法行為責任を問われる可能性があります(民法709条)。

また、苦情を言う側の行動が、犬の飼い主や近隣住民に対する脅迫や名誉毀損に当たる場合、刑事責任を問われる可能性もあります。

ただし、騒音問題の解決は、法的責任を追及することだけが目的ではありません。お互いの立場を理解し、譲り合うことで、より良い解決策を見つけることが大切です。

成功事例:話し合いで解決したケース

Bさんは、隣の家で飼われている犬の鳴き声に悩まされていました。Bさんは、犬が好きでしたが、夜中に吠えられると眠れず、体調を崩してしまうこともありました。

そこでBさんは、勇気を出して隣人に手紙を書きました。手紙には、犬が好きであること、しかし鳴き声によって睡眠不足になっていることを正直に伝えました。

数日後、隣人から返事が来ました。隣人は、Bさんの手紙を読んで、初めて犬の鳴き声が迷惑になっていることに気づいたと言います。そして、防音対策を強化したり、散歩の時間を調整したりするなど、できる限りの対策を講じることを約束してくれました。

その後、犬の鳴き声は大幅に減り、Bさんは安心して眠れるようになりました。Bさんは、手紙を書くのは勇気がいったけれど、思い切って行動して本当に良かったと言います。

まとめ:一歩踏み出す勇気を

犬の鳴き声による近隣トラブルは、デリケートな問題であり、解決には時間と労力がかかるかもしれません。しかし、諦めずに、できることから一つずつ取り組んでいくことで、必ず状況は改善していくはずです。

今回の記事が、質問者さんの不安を少しでも解消し、安心して生活を送るための一助となれば幸いです。

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