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ペット可賃貸の退去費用、畳の交換費用はいくら?原状回復義務と愛犬との暮らし

#退去費用
 

愛犬との賃貸生活は楽しいものですが、退去時の費用は気になるポイントですよね。特に畳の交換費用は高額になる可能性もあり、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ペット可賃貸の退去費用、特に畳の交換費用について、具体的な事例を交えながら詳しく解説します。原状回復義務の範囲や、費用を抑えるための対策についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ペット可のアパートに小型犬と暮らしています。来年引っ越しを予定しているのですが、退去時の金額が気になっています。アパートは2DKで、6畳の畳の部屋が2つあります。1つの部屋は犬を入れないようにしていたので汚れていません。もう1つの部屋には入居時にカーペットを敷き、犬はその部屋で過ごしていました。子犬の頃にケージに給水器を取り付けていましたが、半年以上経ってケージを撤去した際、カーペットが濡れて畳が柔らかくなっていることに気づきました。カーペットをめくると、給水器から水がこぼれていたようで、畳が黒く腐っているような状態でした。他にも、犬のしつけ中におしっこをしてしまった箇所やお茶をこぼしたシミなどがあります。畳の全面取り替えは覚悟していますが、費用はいくらくらいになるのでしょうか? 煙草は吸っていません。襖に少し穴を開けてしまっています。大体で良いので、退去時にかかる費用を教えてください。敷金礼金合わせて8万円ほど入れ、1年6ヶ月ほど住んでいます。

ケーススタディ:畳の張替え費用はどれくらい?

今回のケースでは、畳が水濡れと犬の排泄物によってかなり傷んでいる状態です。畳の張替え費用は、畳の種類や業者によって異なりますが、一般的には以下のようになります。
畳の表替え:畳の表面のゴザを張り替える。1畳あたり5,000円~15,000円程度
畳の裏返し:畳のゴザを裏返して再利用する。1畳あたり3,000円~8,000円程度
畳の入れ替え:畳全体を新品に交換する。1畳あたり10,000円~30,000円程度

今回のケースでは、畳が腐食しているため、畳の入れ替えが必要になる可能性が高いでしょう。6畳の部屋の畳を全て入れ替えると、60,000円~180,000円程度の費用がかかる可能性があります。

ただし、これはあくまで目安であり、実際には業者に見積もりを依頼する必要があります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

原状回復義務とは?どこまで負担する必要がある?

賃貸契約には、通常「原状回復義務」というものが定められています。これは、退去時に部屋を入居時の状態に戻す義務のことですが、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、原状回復義務は、通常の使用による損耗や経年劣化については免除されるとされています。

しかし、今回のケースのように、犬の飼育による畳の損傷は、通常の使用による損耗とは言えません。そのため、畳の交換費用は、借主が負担する必要がある可能性が高いでしょう。

ただし、借主が負担する範囲は、畳の損傷の程度や、契約内容によって異なります。例えば、契約書に「ペットによる損傷は全て借主負担」と明記されている場合は、畳の交換費用全額を負担する必要があるかもしれません。

一方、契約書に具体的な記載がない場合は、貸主と借主で協議し、負担割合を決定することになります。この際、専門家(弁護士や不動産鑑定士など)に相談することも有効です。

退去費用を抑えるための対策:愛犬との暮らしでできること

畳の交換費用は高額になる可能性があるため、日頃から対策を講じておくことが重要です。

1. 防水対策
防水シートの活用:畳の上に防水シートを敷き、その上にカーペットを敷くことで、畳への水分の浸透を防ぐことができます。
ペット用防水マット:ペット用の防水マットをケージの下や犬がよく過ごす場所に敷くことで、畳への汚れや水分の浸透を防ぐことができます。
こまめな掃除:犬が粗相をしてしまった場合は、すぐに拭き取り、消毒することで、畳への染み込みを防ぐことができます。

2. 消臭対策
ペット用消臭剤:ペット用の消臭剤を定期的に使用することで、犬のニオイを抑えることができます。
換気:定期的に換気を行い、室内の空気を入れ替えることで、ニオイがこもるのを防ぐことができます。
重曹:重曹を畳に撒き、しばらく置いてから掃除機で吸い取ることで、ニオイを吸着することができます。

3. 傷防止対策
爪切り:定期的に犬の爪を切り、畳を傷つけないようにしましょう。
フローリングワイパー:フローリングワイパーで畳を優しく拭き、ホコリや汚れを取り除くことで、畳の劣化を防ぐことができます。
犬用スリッパ:犬にスリッパを履かせることで、畳への傷つきを防ぐことができます。(嫌がる犬もいるので無理強いは禁物です)

4. 証拠写真の撮影
入居時:入居時に部屋の状態を写真に撮っておきましょう。特に、畳の状態は細かく撮影しておくと、退去時のトラブルを避けることができます。
退去時:退去時にも部屋の状態を写真に撮っておきましょう。特に、畳の損傷箇所は細かく撮影しておくと、原状回復義務の範囲を明確にすることができます。

退去時の交渉術:費用を最小限に抑えるために

退去時に畳の交換費用を請求された場合は、以下の点に注意して交渉しましょう。
契約内容の確認:契約書に原状回復義務に関する記載があるかどうかを確認しましょう。特に、ペットに関する特約がある場合は、内容をよく確認しましょう。
国土交通省のガイドライン:国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、原状回復義務の範囲を確認しましょう。
専門家への相談:必要に応じて、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談しましょう。
相見積もり:畳の交換費用について、複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
分割払い:畳の交換費用が高額になる場合は、分割払いを交渉してみましょう。
誠意ある対応:貸主に対して誠意ある対応を心がけましょう。

今回のケースでは、畳の損傷が激しいため、畳の交換費用を全額免除してもらうことは難しいかもしれません。しかし、上記の対策を講じることで、費用を最小限に抑えることができる可能性があります。

まとめ:愛犬と快適に暮らすために

愛犬との賃貸生活は、事前の準備と日頃の対策が重要です。畳の損傷を防ぐための対策を講じるとともに、退去時の費用についても事前に把握しておくことで、安心して愛犬との生活を楽しむことができます。

今回のケースを参考に、愛犬との賃貸生活をより快適なものにしてくださいね。

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