愛犬との暮らしは、かけがえのない喜びをもたらしてくれるもの。でも、家族が増えるということは、当然、生活費も増えるということ。特に、犬を飼い始めたばかりの頃は、何にどれだけお金がかかるのか、見当もつかないこともありますよね。
この記事では、犬との生活費を見直したいと考えているあなたに向けて、具体的な節約術と、犬も家族も幸せに暮らすためのヒントをお届けします。
犬との生活は、想像以上にお金がかかるもの。食費、医療費、トリミング代、ペット用品など、様々な費用が発生します。これらの費用を把握し、見直すことで、家計にゆとりが生まれ、将来のための貯蓄も可能になります。
まずは、犬との生活にかかる費用を具体的に見ていきましょう。
食費: ドッグフード、おやつなど
医療費: ワクチン、健康診断、病気やケガの治療費
トリミング代: カット、シャンプーなど
ペット用品: 首輪、リード、おもちゃ、トイレ用品など
その他: ペット保険、しつけ教室、ペットホテルなど
これらの費用の中で、特に見直しが必要なのは、食費、医療費、トリミング代です。
Aさん(20代)は、ご夫婦とお子様、そして愛犬のチワワと暮らしています。Aさんの家計簿を見てみましょう。
収入: 夫の手取り30万円~35万円(変動)、ボーナスあり
支出:
家賃: 70,000円
食費: 20,000円(お米は実家から)
生活用品: 20,000円
ローン: 40,000円
カード: 5,000円
光熱費: 約20,000円
通信費: 義実家負担
夫の小遣い: 20,000円
その他(妻の小遣い、美容院、子供服、犬のトリミング、外食、医療費): 約50,000円
Aさんの場合、毎月の支出が収入とほぼ同じくらいで、貯金がなかなかできていない状況です。特に、その他に含まれる犬のトリミング代や医療費が、家計を圧迫している可能性があります。
Aさんのケースを参考に、具体的な節約術を見ていきましょう。
1. ドッグフードの見直し:
高品質なフードは消化吸収率が高く、結果的に便の量が減り、体調も良くなることがあります。
大容量のフードを購入したり、まとめ買いをすることで、1kgあたりの価格を抑えることができます。
犬種や年齢、活動量に合わせた適切な量を与えることで、フードの無駄をなくしましょう。
2. 手作り食の導入:
手作り食は、市販のドッグフードに比べて費用を抑えられる場合があります。
犬に必要な栄養バランスを考慮し、獣医や専門家のアドバイスを受けながら始めましょう。
食材をまとめ買いしたり、旬の食材を使うことで、さらに費用を抑えることができます。
3. 医療費の削減:
定期的な健康診断で、病気の早期発見・早期治療を心がけましょう。
ペット保険への加入を検討しましょう。
狂犬病予防注射や混合ワクチンは、忘れずに接種しましょう。
フィラリア予防薬やノミ・マダニ駆除薬は、定期的に投与しましょう。
4. トリミング代の節約:
自宅でシャンプーやブラッシングをすることで、トリミングの頻度を減らすことができます。
部分カットや爪切りなど、自分できる範囲のケアは自宅で行いましょう。
トリミングサロンの割引サービスやキャンペーンを利用しましょう。
5. ペット用品の工夫:
おもちゃは、手作りしたり、代用品を活用したりすることで、費用を抑えることができます。
犬服は、古着をリメイクしたり、手作りしたりするのもおすすめです。
トイレシートは、こまめに取り替え、無駄な消費を抑えましょう。
6. 通信費の見直し:
格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。
家族割やセット割などを活用しましょう。
Wi-Fi環境を整え、データ通信量を抑えましょう。
7. その他:
不要な外出を控え、交通費を節約しましょう。
電気やガスなどの使用量を減らすように心がけましょう。
クーポンやポイントを活用して、日用品や食料品を賢く購入しましょう。
Bさん(30代)は、共働きのご夫婦と、保護犬の柴犬と暮らしています。Bさんは、上記の節約術を実践することで、毎月2万円の節約に成功しました。
ドッグフード: 高品質なフードに切り替え、量を調整
医療費: ペット保険に加入
トリミング: 自宅でシャンプー、部分カットは自分で行う
ペット用品: おもちゃは手作り、犬服は古着をリメイク
Bさんは、「節約を意識するようになってから、犬との生活がより楽しくなった」と話しています。
獣医のC先生は、「犬の健康は、日々の食事とケアで大きく変わります。高品質なフードを選び、適切な量を与え、定期的な健康診断を受けることが、医療費の節約につながります」と話します。
また、ドッグトレーナーのDさんは、「犬のしつけは、問題行動の予防につながり、結果的に無駄な出費を抑えることができます。専門家の指導を受けることで、より効果的なしつけが可能です」とアドバイスします。
犬との生活費を見直すことは、決して犬に我慢をさせることではありません。むしろ、犬の健康と幸せを第一に考えながら、無駄を省き、より豊かな生活を送るための手段です。
今回ご紹介した節約術を参考に、あなたと愛犬に合った方法を見つけて、楽しく、そして賢く、犬との生活を送ってくださいね。