申込み書類には、水商売(クラブ)での収入(月収7万円)、障害者基礎年金(年間96万円)を記載しました。年収は自己計算で180万円となります。免許証コピー、社会保険カードコピー(同居の主人は債務整理中)、障害者基礎年金受給証明書を提出しました。入居希望時期は2月中旬と伝えましたが、保証人はなしで申請しています。審査が通る可能性はありますか?
この質問は、まさに「犬と暮らしたい」という強い思いと、様々な不安要素が入り混じった切実な状況を表していますね。結論から言うと、審査に通る可能性はゼロではありません。しかし、いくつかクリアすべき課題があるのも事実です。今回は、このケースを深掘りし、審査通過の可能性を高めるための具体的な対策を、犬との暮らしを応援する賃貸アドバイザーの視点から解説していきます。
まず、審査において懸念されるポイントを整理してみましょう。
収入の安定性: 水商売の収入と障害者年金が主な収入源である点が、安定性を疑問視される可能性があります。
保証人なし: 保証人を立てられない理由も考慮されますが、保証会社を利用するとしても、審査は厳しくなる傾向があります。
過去の信用情報: ご主人様の債務整理歴が、間接的に影響を与える可能性も否定できません。
クレジットカードの停止: クレジットカードの利用停止は、信用情報にマイナスの影響を与える可能性があります。
介護犬との同居: ペット可物件とはいえ、介護犬であることの理解を得る必要があります。
これらの不安要素に対し、一つずつ対策を講じていくことが重要です。
ここからは、具体的な対策をステップごとに解説します。
収入の安定性を証明するために、以下の書類を準備しましょう。
直近3ヶ月分の給与明細: 水商売の収入を証明する書類として、必須です。
源泉徴収票: 可能であれば、過去の源泉徴収票も提出しましょう。
確定申告書: 過去の確定申告書は、年収を証明する上で有効です。
障害者年金受給証明書: 最新の受給証明書を準備しましょう。
預金残高証明書: 預金残高があれば、審査に有利に働く可能性があります。
これらの書類を提出することで、収入が安定していることを客観的に示すことができます。また、水商売の収入に関しては、勤務先の協力が得られるのであれば、在籍証明書や収入証明書を発行してもらうのも有効です。
保証会社CASAの利用を予定されているとのことですので、CASAの審査基準を事前に確認しておきましょう。一般的に、保証会社は以下の点を重視します。
収入: 安定した収入があるかどうか。
信用情報: 過去に滞納や債務整理などの金融事故がないかどうか。
年齢: 高齢であるほど、審査が厳しくなる傾向があります。
職業: 職業によって、審査の通りやすさが異なります。
CASAの審査基準を理解した上で、必要な書類を漏れなく準備し、正直に申告することが重要です。また、CASAの担当者に、介護犬との同居について事前に相談しておくことをおすすめします。
ペット可物件とはいえ、介護犬との同居には、特別な配慮が必要です。以下の点を意識して、大家さんや管理会社に理解を求めましょう。
介護犬であることの証明: 獣医さんの診断書や、介護犬認定証などを提出しましょう。
犬の訓練状況: しつけが行き届いていることをアピールしましょう。
衛生管理: 清潔な環境を保つことを約束しましょう。
近隣への配慮: 鳴き声や臭いなど、近隣住民への迷惑にならないように配慮することを伝えましょう。
可能であれば、事前に犬と一緒に物件を見学させてもらい、大家さんや管理会社に直接会って話をするのが効果的です。
不動産会社は、大家さんや管理会社との交渉を代行してくれる心強い味方です。以下の点を意識して、不動産会社との連携を密にしましょう。
正直に状況を伝える: 収入状況や保証人の問題など、正直に伝えることが大切です。
希望条件を明確にする: 介護犬との同居が必須であることなど、希望条件を明確に伝えましょう。
積極的に情報収集する: 審査に通りやすい物件や、保証会社に関する情報を積極的に収集しましょう。
担当者との信頼関係を築く: 担当者と良好なコミュニケーションを取り、信頼関係を築きましょう。
信頼できる不動産会社を見つけることが、審査通過への近道となります。
万が一、審査に落ちてしまった場合でも、諦める必要はありません。以下の対策を検討しましょう。
他の物件を探す: 審査基準が異なる他の物件を探してみましょう。
保証人不要の物件を探す: 保証人不要の物件に絞って探してみましょう。
UR賃貸住宅を検討する: UR賃貸住宅は、保証人不要で、ペット可の物件も豊富です。
公営住宅を検討する: 所得制限はありますが、家賃が安く、ペット可の物件もあります。
不動産会社を変えてみる: 別の不動産会社に相談してみることで、新たな可能性が開けるかもしれません。
審査に落ちてしまった原因を分析し、対策を講じることで、次の審査に繋げることができます。
賃貸契約に詳しい専門家(弁護士や司法書士など)に相談することで、法的な側面からアドバイスを受けることができます。また、ファイナンシャルプランナーに相談することで、家計の見直しや、資金計画の立て方についてアドバイスを受けることができます。
今回のケースは、決して簡単な状況ではありませんが、決して不可能ではありません。様々な不安要素を一つずつクリアにし、審査通過に向けて積極的に行動することで、必ず道は開けます。
犬との生活は、心に安らぎと喜びを与えてくれます。諦めずに、犬との幸せな生活を目指して、頑張ってください。応援しています!