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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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愛猫の突然の鳴き声…もしかしてストレス? 引っ越し後の猫の気持ちを徹底解説!

#猫のストレス
 
昨年の夏に保護した猫(オス)を飼っています。引っ越し後、急に猫が外に向かって異常なほど鳴くようになり、ご飯も食べなくなってしまいました。窓をカリカリしたり、落ち着きなく鳴き続けたりする姿に、とても不安を感じています。これは普通のことなのでしょうか? ストレスが溜まっているのか、体調が悪いのか心配です。どうすれば猫を落ち着かせられるのか、アドバイスをお願いします。

猫ちゃんの急な変化、ご心配ですね。せっかく猫ちゃんと気兼ねなく暮らせるお部屋に引っ越したのに、そんな状況になってしまって、飼い主様も戸惑っていらっしゃることと思います。
結論から言うと、引っ越しによる環境の変化が、猫ちゃんに大きなストレスを与えている可能性が高いです。
今回は、猫の専門家であるA獣医さんと、実際に引っ越しを経験した猫の飼い主Bさんの意見を参考に、猫ちゃんの気持ちを理解し、具体的な対策を講じていきましょう。

猫にとっての引っ越しは、一大イベント!

猫はとても繊細な生き物で、生活環境の変化に敏感です。特に、自分のテリトリーを大切にする習性があるため、引っ越しは猫にとって大きなストレスとなりやすいのです。
A獣医さんによると、
「猫は、自分の匂いがついた場所を安心できるテリトリーと感じます。引っ越しによって、そのテリトリーが奪われてしまうため、不安やストレスを感じるのは当然のことです。」
とのことです。

今回の場合、引っ越しから2週間ほど経ってから症状が出始めたとのことですが、これは決して珍しいことではありません。
猫によっては、新しい環境に慣れるまでに時間がかかる場合もありますし、徐々にストレスが蓄積されて、ある日突然症状として現れることもあります。

考えられる原因をチェック!

猫ちゃんが外に向かって鳴いたり、窓をカリカリしたりする原因として、以下の点が考えられます。
テリトリーへの不安

新しい環境に自分の匂いがなく、安心できる場所がないため、外の世界に自分のテリトリーを広げようとしている可能性があります。
発情期の欲求不満

去勢手術をしていないオス猫の場合、発情期になるとメス猫を求めて鳴いたり、外に出たがることがあります。猫もどきへのマウンティングは欲求不満の表れかもしれません。
運動不足

室内での活動が制限されている場合、運動不足から欲求不満を感じている可能性があります。
飼い主へのアピール

飼い主にかまってほしい、遊んでほしいという気持ちから、鳴いているのかもしれません。
体調不良

まれに、体調不良が原因で鳴き続けることもあります。

タイプ別の具体的な対策をご紹介!

原因別に、具体的な対策を考えていきましょう。

テリトリーへの不安を解消するには?

まずは、猫ちゃんが安心して過ごせる場所を作ってあげることが大切です。
猫の匂いを残す

今まで使っていた毛布やタオル、おもちゃなどを新しい家に持ち込み、猫ちゃんの匂いを残しましょう。
特に、猫ちゃんがよく寝る場所や、落ち着ける場所に置いてあげると効果的です。
フェイシャルフェロモン製剤

猫の顔から分泌されるフェロモンを模倣したスプレーや拡散器を使用するのも有効です。
フェイシャルフェロモンは、猫が安心感を得るために自分のテリトリーにこすりつけるもので、これを利用することで、新しい環境でもリラックスできるようになります。
A獣医さんによると、
「フェイシャルフェロモン製剤は、猫のストレス軽減に効果的なので、ぜひ試してみてください。」
とのことです。
隠れ場所を作る

猫が安心して隠れられる場所を用意しましょう。
段ボール箱やキャットハウスなどを設置し、いつでも逃げ込めるようにしておくと、安心感を与えることができます。
高い場所を作る

猫は高い場所から周囲を見渡すことを好みます。
キャットタワーや棚などを設置し、高い場所に上がれるようにしてあげると、猫のストレス軽減に繋がります。
部屋の探索をゆっくりと

猫が新しい環境に慣れるまで、焦らずに時間をかけてあげましょう。
最初は一部屋から慣らし、徐々に他の部屋も探索させてあげると、猫の不安を軽減することができます。

発情期の欲求不満を解消するには?

去勢手術を検討することも一つの方法ですが、手術をしない場合は、以下の対策を試してみましょう。
猫もどき以外のおもちゃを与える

猫じゃらしやボールなど、猫ちゃんが興味を持つおもちゃを見つけて、一緒に遊んであげましょう。
おもちゃの種類を色々試して、猫ちゃんが気に入るものを見つけてあげてください。
遊びの時間を増やす

1日に数回、猫ちゃんと遊ぶ時間を作りましょう。
遊びを通して、猫ちゃんのエネルギーを発散させ、欲求不満を解消することができます。
猫とのコミュニケーション

猫ちゃんに優しく話しかけたり、撫でてあげたりすることで、猫の不安を和らげることができます。
猫とのスキンシップを通して、信頼関係を築きましょう。

運動不足を解消するには?

室内でも十分に運動できる環境を整えてあげましょう。
キャットタワーの設置

猫が上下運動できるキャットタワーは、運動不足解消に効果的です。
キャットタワーに猫用のおもちゃをぶら下げておくと、より楽しんでくれるでしょう。
レーザーポインター

レーザーポインターを使って、猫を追いかけっこさせるのも良い運動になります。
ただし、レーザーポインターの光を直接猫の目に当てないように注意してください。
トンネルやおもちゃ

猫がくぐり抜けたり、隠れたりできるトンネルや、転がして遊べるボールなどを用意するのもおすすめです。
1日15分の遊び時間

毎日欠かさず15分は猫と遊ぶ時間を作りましょう。
猫の狩猟本能をくすぐるような遊びを取り入れると、より効果的です。

飼い主へのアピールに応えるには?

猫ちゃんが鳴いている時は、無視せずに声をかけてあげましょう。
名前を呼んであげる

猫ちゃんの名前を呼んで、優しく話しかけてあげましょう。
猫は自分の名前を認識しているので、名前を呼ぶことで安心感を与えることができます。
撫でてあげる

猫ちゃんが喜ぶ場所を撫でてあげましょう。
猫は、喉元や顎の下、耳の後ろなどを撫でられるのが好きです。
抱っこしてあげる

猫ちゃんが抱っこされるのが好きなら、優しく抱っこしてあげましょう。
抱っこすることで、猫に安心感を与えることができます。
話を聞いてあげる

猫ちゃんの鳴き声に耳を傾け、何をしてほしいのかを理解しようと努めましょう。
猫の気持ちを理解することで、より良い関係を築くことができます。

体調不良の可能性も考慮しましょう

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、体調不良の可能性も考慮し、動物病院を受診しましょう。
動物病院での診察

獣医さんに相談し、猫の健康状態をチェックしてもらいましょう。
必要であれば、血液検査やレントゲン検査などを行い、原因を特定します。
早期発見・早期治療

体調不良が原因で鳴いている場合は、早期発見・早期治療が大切です。
獣医さんの指示に従い、適切な治療を受けさせましょう。

成功事例:Bさんの場合

実際に引っ越しを経験した猫の飼い主Bさんに、お話を伺いました。

Bさんの愛猫、Cちゃん(5歳、メス)も、引っ越し後しばらくの間、夜中に鳴き続けたり、食欲がなくなったりする症状が見られたそうです。

Bさんは、A獣医さんのアドバイスを参考に、以下の対策を行ったところ、Cちゃんの症状は徐々に改善していったそうです。
Cちゃんの匂いがついたタオルを新しい家に持ち込み、Cちゃんがよく寝る場所に置いた
フェイシャルフェロモン製剤を部屋にスプレーした
Cちゃんが安心して隠れられるように、段ボール箱を設置した
Cちゃんと遊ぶ時間を増やし、コミュニケーションを積極的にとった

Bさんは、
「Cが落ち着くまで、根気強く寄り添うことが大切だと思います。焦らずに、Cのペースに合わせて、新しい環境に慣れさせてあげてください。」
と話してくださいました。

まとめ

猫ちゃんの急な変化は、飼い主様にとって大きな心配事だと思いますが、猫の気持ちを理解し、適切な対策を講じることで、必ず改善することができます。
今回の記事を参考に、猫ちゃんが安心して新しい生活を送れるように、サポートしてあげてください。
もし、症状が改善しない場合は、早めに獣医さんに相談することをおすすめします。

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