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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬と生活保護:ペットとの暮らしを守るためのケーススタディ

#生活保護
 
再度ご質問させていただきます。長文になりますが、ご了承ください。以前、障害年金の申請についてご質問させていただいた者です。現在の病院では「まずは障害者福祉手帳の取得が先」「障害者として認めてもらえていない者には到底障害年金は認められないから、今は無駄な診断書は書かない」と言われました。障害者福祉手帳の診断書は書いていただき、平成28年6月9日に申請に行きました(居住地は兵庫県神戸市)。申請が受理された場合、2ヶ月程でハガキで連絡が行くとのことでした。受理されたとして届くのは8月上旬、それから障害年金の申請をして、他の質問者様の回答を拝見すると受理されたとしても6ヶ月程かかるとのことでしたので、それまでの生活費がもちません。どちらも申請中に無理をして短時間でも働くと不正になると聞きましたので、やめておこうと思います。なので、手帳が受理されてから障害年金の申請はやめて生活保護の申請をしようと思っています。何度か福祉課に行き相談をさせていただいた時、住宅扶助4万円、生活扶助8万円、合計12万円の支給になるとのことでした。その際、障害者福祉手帳を持っていればいくらか増額になるのでしょうか?今、軽自動車を所有していますので売却をする予定です。借りているガレージも解約する予定です。現在の自宅は民間の賃貸マンションで家賃が4万9千円です。それとかなり前から家犬が2匹います。このような状態の私でも生活保護を受けることが出来るでしょうか?病状は双極性感情障害・適応障害・強迫性障害です。

生活保護申請と犬との暮らし:知っておくべきポイント

生活保護の申請を検討されているのですね。特に、犬2匹との生活を維持できるかどうかは、非常に重要な問題です。生活保護は、憲法25条に定められた「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための制度であり、困窮の度合いに応じて必要な保護が行われます。しかし、ペットとの同居は、自治体によって判断が分かれる場合があります。

この記事では、生活保護の申請を検討されている方が、愛犬との生活を守りながら安心して生活するための情報を提供します。具体的なステップや注意点、犬との暮らしを維持するためのポイントを詳しく解説します。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、双極性感情障害、適応障害、強迫性障害を抱え、障害者福祉手帳の申請を済ませ、生活保護の申請を検討しています。Aさんは、長年連れ添った2匹の愛犬と暮らしており、ペットは家族の一員と考えています。しかし、生活保護の受給が決定した場合、犬との同居が認められるかどうか不安を感じています。

Aさんの状況

病状:双極性感情障害、適応障害、強迫性障害
収入:なし(障害年金申請中)
資産:軽自動車(売却予定)、預貯金はわずか
住居:賃貸マンション(家賃4万9千円)
家族構成:単身
ペット:犬2匹

Aさんの不安

1. 生活保護を受給できるか
2. 犬との同居を継続できるか
3. 生活保護費で犬の飼育費用をまかなえるか

生活保護の申請条件と注意点

生活保護は、以下の条件を満たす場合に受給できます。

1. 資産がないこと:預貯金、不動産、自動車など、売却して生活費に充てられる資産がないこと。
2. 収入がないこと:働ける状況であっても、収入が最低生活費に満たないこと。
3. 扶養義務者からの援助がないこと:親族からの援助が期待できないこと。
4. 他の制度を利用しても生活が困難であること:年金や手当など、他の制度を利用しても生活が維持できないこと。

Aさんの場合、軽自動車を売却予定であり、収入がないため、これらの条件を満たす可能性があります。ただし、生活保護の申請は個別の状況に応じて判断されるため、まずは福祉事務所に相談することが重要です。

生活保護申請の流れ

1. 福祉事務所への相談:まずは、お住まいの地域の福祉事務所に相談し、生活状況や経済状況を説明します。
2. 申請書類の提出:福祉事務所で申請書類を受け取り、必要事項を記入して提出します。
3. 調査:福祉事務所の担当者が、家庭訪問や資産調査などを行い、生活状況を確認します。
4. 審査:調査結果をもとに、生活保護の受給可否が審査されます。
5. 決定:審査の結果、生活保護の受給が決定されると、保護費が支給されます。

犬との同居は可能か?

生活保護を受給しながら犬と暮らすことは、原則として可能です。しかし、いくつかの条件があります。

1. 犬の飼育が精神的な安定に不可欠であること:精神疾患を抱えている場合、ペットとの触れ合いが精神的な安定に繋がることがあります。医師の診断書などで、犬の存在が治療の一環として重要であることを示すことができれば、同居が認められやすくなります。
2. 適切な飼育環境が維持できること:犬が健康で衛生的な環境で飼育されていることが重要です。犬の健康状態、住居の衛生状態などがチェックされます。
3. 近隣住民への配慮:犬の鳴き声や臭いなどで近隣住民に迷惑をかけないように注意する必要があります。

犬との同居を認めてもらうための対策

1. 医師の診断書:精神科医やカウンセラーに相談し、犬との同居が精神的な安定に不可欠であることを示す診断書を作成してもらいましょう。
2. 飼育状況の記録:日々の犬の世話の記録(散歩、食事、健康管理など)をつけ、適切な飼育を行っていることを証明できるようにしましょう。
3. 近隣住民への配慮:犬の鳴き声対策(防音グッズの利用など)、排泄物の処理を徹底し、近隣住民との良好な関係を築きましょう。
4. ペット可の物件への転居:生活保護の住宅扶助を利用して、ペット可の物件に転居することも検討しましょう。

生活保護費で犬の飼育費用はまかなえるか?

生活保護費は、最低限度の生活を維持するための費用として支給されます。犬の飼育費用は、原則として生活保護費に含まれるとは限りません。しかし、犬が精神的な安定に不可欠であると認められた場合、飼育費用の一部が特別に支給されることがあります。

飼育費用を抑えるための工夫

1. フードの見直し:高価なフードから、栄養バランスが取れた安価なフードに切り替えることを検討しましょう。
2. 医療費の節約:定期的な健康チェックや予防接種を受け、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。
3. ペット保険の検討:万が一の病気やケガに備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。
4. トリミング費用の節約:自分でトリミングを行うか、トリミングサロンの割引サービスを利用しましょう。
5. 不要品の売却:犬用品や自分の所有物で不要なものを売却し、収入を増やしましょう。

ペット可の賃貸物件を探す

生活保護を受給しながらペットと暮らすためには、ペット可の賃貸物件に住むことが重要です。しかし、ペット可の物件は数が限られており、家賃も高めに設定されていることがあります。生活保護の住宅扶助には上限があるため、上限内で借りられる物件を探す必要があります。

ペット可物件の探し方

1. 不動産会社に相談:生活保護を受けていること、ペット(犬)を飼っていることを伝え、条件に合う物件を探してもらいましょう。
2. インターネットで検索:「生活保護 ペット可 賃貸」などのキーワードで検索し、条件に合う物件を探しましょう。
3. 地域の掲示板や情報誌をチェック:地域の掲示板や情報誌には、地元の不動産情報が掲載されていることがあります。
4. NPO法人や支援団体に相談:ペットと暮らせる住宅を探している生活困窮者を支援するNPO法人や支援団体に相談してみましょう。

住宅扶助の範囲内でペット可物件を見つけるコツ

1. 家賃の低いエリアを探す:都心部から離れたエリアや、交通の便が悪いエリアなど、家賃が低いエリアを探しましょう。
2. 築年数の古い物件を探す:築年数が古い物件は、家賃が安く設定されていることが多いです。
3. UR賃貸住宅を検討する:UR賃貸住宅は、礼金や仲介手数料が不要で、ペット可の物件もあります。
4. シェアハウスを検討する:ペット可のシェアハウスは、家賃を抑えながらペットと暮らせる場合があります。

生活保護以外の支援制度

生活保護以外にも、生活困窮者を支援する様々な制度があります。これらの制度を併用することで、より安心して生活を送ることができます。

1. 障害者手帳:障害者手帳を取得することで、税金の減免、公共交通機関の割引、医療費の助成など、様々なサービスを受けることができます。
2. 自立支援医療(精神通院医療):精神疾患の治療にかかる医療費を軽減する制度です。
3. 生活福祉資金貸付制度:低所得者や障害者、高齢者に対し、生活に必要な資金を貸し付ける制度です。
4. 住居確保給付金:離職などにより住居を失った方に対し、家賃相当額を支給する制度です。

まとめ:犬との生活を守るために

生活保護の申請は、複雑で不安な手続きが多いですが、愛犬との生活を守るためには、積極的に行動することが重要です。まずは、福祉事務所に相談し、自分の状況を詳しく説明しましょう。医師の診断書や飼育状況の記録など、必要な書類を準備し、犬との同居を認めてもらえるように努めましょう。

生活保護費で犬の飼育費用をまかなうためには、節約や収入アップの工夫が必要です。ペット可の賃貸物件を探し、生活保護以外の支援制度も活用しましょう。

Aさんのように、様々な困難を抱えながらも、愛犬との生活を守りたいと願う方はたくさんいます。諦めずに、一歩ずつ前進していきましょう。

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