しかし、ペットシーツの問題上、部屋のドアを閉めてしまうとペットシーツに行けなくなります(小さい時から必ず洗面台のところと場所を決めていたため、部屋の中にペットシーツを敷いても落ち着かずにできないみたいで)。そこでフェンスを買いました!ペットシーツまでは行けるようにし、その先にフェンスを置いて玄関まで行けないようにしました。
ですが、それでも吠え声がうるさいと言われ、とうとう部屋のドアを閉めることにしました。もちろん落ち着かずに部屋の中ではトイレはしません。そして私が出かける頃に泣いてしまうので、出る瞬間にオヤツをあげて、食べている間に部屋を出ることにしました。すると食べるのに夢中で玄関が閉まっても吠えなくなり、その生活が続いていました。
しかし今回、もうそろそろ私がいなくなるのが愛犬にわかったのか、オヤツをあげる前に1~2分吠えてしまい、オヤツをあげたら泣き止み、私が出かける頃も泣くことはありませんでした。ですが、その1~2分の吠え声に2件もクレームがきたと管理人からすぐに電話が入りました。私としては吠え続けているわけではなく、本当に1、2分なのにと腹が立ってしまっています。
そのうえ管理人は、私が出かける時間を知っていて玄関近くの階段で待ち伏せして、犬が吠えているかチェックしているみたいです。その管理人の行為も許せません。お隣も犬を飼っていますが、こちらは夜中などけっこうな時間吠えています。お隣も管理人から言われているかは知りませんが、全く泣かないようにしてと言われているようでとても嫌な気分になりました。やはり私達が悪いのでしょうか?今は家にすら帰りたくありません。
愛犬との暮らし、本当に癒されますよね。でも、賃貸での犬との生活は、時に難しい問題に直面することも…。今回のケースは、まさにその典型例と言えるでしょう。1~2分の吠え声でクレームが来るなんて、心中お察しします。しかし、残念ながら、集合住宅では、短い時間であっても犬の鳴き声がトラブルの原因になることは少なくありません。今回は、この状況を打開するために、具体的な対策を一緒に考えていきましょう。
今回のケースは、愛犬の吠え声問題と、管理会社の対応という2つの側面から考える必要があります。まずは、愛犬の吠え声問題から見ていきましょう。
1. 愛犬の吠え声の原因を探る
まず、愛犬がなぜ吠えるのか、その原因を特定することが重要です。今回のケースでは、「寂しがりやで、飼い主が出かける頃になると吠える」とのことですので、分離不安が原因である可能性が高いと考えられます。分離不安とは、飼い主と離れることに対して犬が過剰な不安を感じてしまう状態のことです。
分離不安の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
留守番中に吠える、鳴く
物を破壊する
排泄の失敗
自傷行為
今回のケースでは、吠えるという症状が見られますので、分離不安対策を講じることが重要になります。
2. 分離不安対策の具体的な方法
分離不安対策としては、以下のような方法が考えられます。
環境エンリッチメント:
犬が退屈しないように、おもちゃや知育玩具を用意する。
留守番中に遊べるように、コングにフードを詰めて与えるのも効果的です。
犬が安心できる場所(クレートなど)を用意するのも良いでしょう。
行動療法:
徐々に留守番の時間を延ばしていく練習をする。
飼い主が出かける準備を始めても、犬が落ち着いていられるように練習する。
「行ってきます」「ただいま」などの声かけは、犬を興奮させてしまう可能性があるため、できるだけ控えましょう。
薬物療法:
症状が重い場合は、獣医さんに相談して薬物療法を検討する。
ただし、薬物療法はあくまで一時的なものであり、行動療法と併用することが重要です。
専門家への相談:
ドッグトレーナーや獣医行動診療科認定医などの専門家に相談する。
専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策を講じることができます。
犬用グッズの活用
近年では、犬の不安を軽減するための様々なグッズが販売されています。例えば、以下のようなものが挙げられます。
リラックス音楽:犬がリラックスできるような音楽をかける。
アロマディフューザー:犬が好むアロマオイルを焚く(ただし、犬に有害なアロマオイルもあるので注意が必要です)。
着る毛布:犬を優しく包み込み、安心感を与える。
3. 防音対策の徹底
分離不安対策と並行して、防音対策も徹底しましょう。今回のケースでは、1~2分の吠え声でもクレームが来ているとのことですので、防音対策は必須と言えます。
具体的な防音対策としては、以下のようなものが挙げられます。
窓の防音:
防音カーテンを取り付ける。
二重窓にする。
窓に防音シートを貼る。
壁の防音:
吸音材や遮音シートを貼る。
壁に厚手のカーテンやラグをかける。
本棚や家具を壁際に配置する。
床の防音:
防音マットやカーペットを敷く。
コルクマットを敷く。
ドアの防音:
ドアに隙間テープを貼る。
ドアを防音ドアに交換する。
ドアに防音シートを貼る。
これらの対策を組み合わせることで、より高い防音効果が期待できます。
4. 管理会社との交渉
防音対策を徹底した上で、管理会社に状況を説明し、理解を求めることが重要です。
誠意をもって対応する:
まずは、迷惑をかけていることに対して謝罪しましょう。
そして、現在行っている対策について具体的に説明し、今後も対策を継続していくことを伝えましょう。
客観的なデータを示す:
犬の吠え声を録音し、時間や頻度などを記録する。
防音対策の効果を測定し、データとして示す。
第三者の意見を求める:
ドッグトレーナーや獣医さんなど、専門家の意見書を提出する。
他の入居者への配慮:
近隣の住民に挨拶をし、犬を飼っていることを伝える。
犬の鳴き声が気になる場合は、遠慮なく伝えてもらうようお願いする。
お菓子などを持参して、日頃の感謝を伝えるのも良いでしょう。
これらの対策を行うことで、管理会社や近隣住民との関係を良好に保ち、トラブルを未然に防ぐことができます。
5. 管理会社の対応について
今回のケースでは、管理会社の対応にも問題があるように感じられます。飼い主が出かける時間を把握し、待ち伏せして犬の吠え声をチェックするというのは、行き過ぎた行為と言えるでしょう。
このような管理会社の対応については、以下の方法で対処することが考えられます。
管理会社に抗議する:
まずは、管理会社に直接抗議しましょう。
管理会社の行為が不当であることを伝え、改善を求めましょう。
内容証明郵便を送る:
口頭での抗議だけでは効果がない場合は、内容証明郵便を送るのも有効です。
内容証明郵便には、管理会社の行為が不当であること、改善を求めることなどを具体的に記載します。
弁護士に相談する:
管理会社との交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。
弁護士に相談することで、法的なアドバイスを受けることができます。
不動産相談窓口に相談する
都道府県や市区町村によっては、不動産に関する相談窓口を設けています。専門家からアドバイスを受けることができるので、活用してみましょう。
6. 引越しを検討する
様々な対策を講じても状況が改善しない場合は、引越しを検討することも視野に入れましょう。犬との暮らしに理解のある物件を探すことが重要です。
ペット共生型賃貸住宅:
犬との暮らしを前提とした設計になっているため、防音対策やペット専用の設備が充実していることが多いです。
一戸建て賃貸:
集合住宅に比べて、犬の鳴き声に対する苦情が少ない傾向にあります。
犬飼育に理解のある大家さんの物件:
大家さんが犬好きであれば、多少の鳴き声には理解を示してくれる可能性があります。
引越しをする際は、事前にしっかりと物件を調査し、犬との暮らしに適した環境かどうかを確認しましょう。
今回のケースは、愛犬の吠え声問題と、管理会社の対応という2つの側面から考える必要がありました。どちらの問題も、解決には時間と労力がかかるかもしれませんが、諦めずに一つずつ対策を講じていくことが大切です。
愛犬との暮らしは、私たちに多くの喜びを与えてくれます。今回のトラブルを乗り越え、愛犬との生活をより豊かなものにしていきましょう。
今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。