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トイプードルがサークル内の餌と水をひっくり返す問題:原因と対策を徹底解説

#犬のしつけ
 

この記事では、トイプードルを飼っている飼い主さんから寄せられた「サークル内の餌と水を頻繁にこぼす」というお悩みについて、その原因と具体的な対策を解説します。犬の行動には必ず理由があり、適切な対応をすることで改善が見込めます。ぜひこの記事を参考に、愛犬とのより良い生活を目指してください。

こんにちは。5月上旬からトイプードルの男の子を飼い始めました。今は5ヶ月で、うちに来た時より色々なことが出来るようになりました。里親になり、元々預かっていた人にケージはすごく泣くので放し飼いにしてくださいと言われ、放し飼いにしていましたが家のあちこちを噛んで大変でした。賃貸ですし病院に相談をすると、コンセントなどを噛むと危険なのでケージに入れてくださいと言われ、サークルを買いました。ケージは楽しいところなんだよと思わせる為、とても大きなサークルにしました。たまに私達が帰ってくると嬉しくてピョンピョンして自分のうんちを踏んでしまうこともありますが、トイレも上手になりました。しかし、サークル内に置いてある餌と水を頻繁にこぼします。長時間のお留守番は上手なのですが、私達が帰ってくると水や餌を何度も何度もひっくり返します。仕事が終わって帰宅し、寝るまでの間に何度も何度も繰り返されるので怒ってしまいました。この行為はかまってほしいのでしょうか。サークルはネットなのでケージに引っ掛けるようなものは無理ですし、何か良い案はありますでしょうか。可愛くて愛おしい子なのですが、どうしても怒ってしまいます。あまり怒るのはやっぱりかわいそうだし、良くないですよね?

原因を特定するために:トイプードルの気持ちを理解する

まず、なぜあなたの愛犬であるトイプードルがサークル内の餌と水をひっくり返してしまうのか、その原因を探ることから始めましょう。考えられる原因はいくつかあります。
退屈やストレス:留守番が上手なようですが、帰宅後の飼い主さんとの触れ合いを強く求めている可能性があります。
注意を引くため:過去に餌や水をひっくり返した際に、飼い主さんが構ってくれた経験から、それを繰り返すことで注目を集めようとしているのかもしれません。
エネルギーの発散:特に若い犬はエネルギーが有り余っているため、それを発散する方法として、物をひっくり返すという行動に出ることがあります。
単なる遊び:水遊びや餌を散らかすことが、犬にとって楽しい遊びになっている可能性も否定できません。
分離不安:飼い主さんがいなくなることへの不安から、帰宅時に興奮して、その結果として物をひっくり返してしまうことがあります。

これらの原因を特定するために、愛犬の行動を注意深く観察し、どのような状況で餌と水をひっくり返すのかを記録してみましょう。

具体的な対策:すぐにできる5つのアイデア

原因が特定できたら、具体的な対策を講じましょう。ここでは、すぐに試せる5つのアイデアを紹介します。

1. ひっくり返しにくい食器の導入
重い素材の食器:陶器やステンレス製の、ある程度重さのある食器を選びましょう。プラスチック製の軽い食器は簡単にひっくり返されてしまいます。
底が広く安定した形状の食器:底が広く、重心が低い形状の食器は、犬が鼻先で突いたり、前足で押したりしても倒れにくいです。
固定式の食器:サークルに固定できるタイプの食器も有効です。吸盤やネジで固定するタイプ、またはサークルに引っ掛けるタイプの食器を選びましょう。ただし、安全性を確認し、犬が誤って外してしまわないように注意が必要です。

2. サークル内の環境改善
おもちゃの充実:退屈しのぎになるおもちゃをサークル内に用意しましょう。知育玩具や噛むおもちゃなど、犬が飽きないように種類を工夫することが大切です。定期的におもちゃの種類を変えるのも効果的です。
安心できる寝床の確保:犬が安心して休める場所を用意しましょう。柔らかいベッドや毛布などを敷いて、快適な空間を作ってあげてください。
視覚的な刺激:窓から外が見える場所にサークルを設置したり、犬用のテレビ番組を流したりするのも良いでしょう。ただし、過度な刺激はストレスになる可能性もあるので、犬の様子を見ながら調整してください。

3. 帰宅時の対応の見直し
落ち着いた態度で接する:帰宅時に犬が興奮している場合は、落ち着いた声で優しく声をかけ、まずは落ち着かせることが大切です。興奮が収まるまで、抱きしめたり、撫でたりするのは避けましょう。
短い時間から慣らす:最初は短い時間だけサークルから出して遊び、徐々に時間を延ばしていくようにしましょう。
無視する:餌や水をひっくり返す行為に対して、一切反応しないようにしましょう。目を合わせたり、声をかけたりするのもNGです。根気強く無視を続けることで、犬は「この行動をしても飼い主さんは構ってくれない」と学習し、やらなくなる可能性があります。

4. 運動時間の確保
散歩の時間を増やす:散歩の時間を増やし、十分に運動させることで、犬のエネルギーを発散させることができます。
室内での遊び:室内でも、ボール遊びや引っ張りっこなど、積極的に体を動かす遊びを取り入れましょう。
ドッグランの利用:ドッグランで自由に走り回らせるのも効果的です。他の犬との交流も、犬にとって良い刺激になります。

5. 専門家への相談
獣医への相談:犬の行動に不安を感じる場合は、獣医に相談してみましょう。
ドッグトレーナーへの相談:専門的な知識を持つドッグトレーナーに相談するのも有効です。犬の行動の原因を特定し、適切なトレーニング方法を教えてもらえます。
動物行動学の専門家:より専門的な知識が必要な場合は、動物行動学の専門家に相談することも検討しましょう。

ケーススタディ:成功事例から学ぶ

実際に、これらの対策を実践して問題を解決した事例を紹介します。

Aさん(トイプードル、6ヶ月)の場合:Aさんの愛犬も、飼い主さんが帰宅すると興奮してサークル内の水をひっくり返していました。Aさんは、まず重い陶器製の食器に変え、サークル内におもちゃを増やしました。さらに、帰宅時は落ち着いた態度で接し、犬が落ち着くまで無視するようにしました。その結果、1週間ほどで水をひっくり返す行動が減り、1ヶ月後にはほとんど見られなくなったそうです。

Bさん(トイプードル、8ヶ月)の場合:Bさんの愛犬は、留守番中に退屈しのぎで餌をひっくり返していました。Bさんは、知育玩具を導入し、留守番中に遊べるようにしました。また、散歩の時間を増やし、十分に運動させるようにしました。その結果、餌をひっくり返す行動はすぐに改善され、留守番中も落ち着いて過ごせるようになったそうです。

やってはいけないこと:犬を叱ることのデメリット

犬が餌や水をひっくり返すたびに叱ってしまうと、犬は飼い主さんに対して恐怖心を抱くようになり、信頼関係が損なわれる可能性があります。また、犬はなぜ叱られているのか理解できないため、問題行動が改善されるどころか、悪化する可能性もあります。犬を叱るのではなく、原因を特定し、適切な対策を講じることが大切です。

賃貸物件での注意点:原状回復義務を考慮する

賃貸物件で犬を飼う場合、原状回復義務を考慮する必要があります。犬がサークルから水をこぼして床が濡れてしまったり、壁を傷つけてしまったりすると、退去時に修繕費用を請求される可能性があります。
防水対策:サークルの下に防水シートを敷いたり、吸水性の高いマットを敷いたりして、床が濡れるのを防ぎましょう。
壁の保護:サークルを壁から少し離して設置したり、壁に保護シートを貼ったりして、壁が傷つくのを防ぎましょう。
定期的な清掃:サークル内や周辺を定期的に清掃し、清潔な状態を保ちましょう。

まとめ:愛犬とのより良い生活のために

トイプードルがサークル内の餌と水をひっくり返す行動は、様々な原因が考えられます。まずは原因を特定し、この記事で紹介した対策を参考に、愛犬に合った方法を試してみてください。根気強く取り組むことで、必ず改善が見込めます。愛犬とのより良い生活のために、諦めずに頑張りましょう。

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