愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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保護した犬の未来と罪悪感:あなたにできることは?

#保護犬
 
先月末、近所の公園で成犬の捨て犬を保護しました。汚れたケージに閉じ込められ雨ざらしで、糞尿で汚れハエもたかっている状況でした。近所の方の話によると、飼えなくなった飼い主がそちらに放置したとのことでした。その日の夜は雷雨の予報で、見るに見かねて保護し、動物病院に連れて行き検査をし、警察と愛護センターに連絡をしました。その犬はとてもいい子で、吠えもせずただ私の目をまっすぐ見てくれました。病院の検査の結果フィラリア症を患っており、避妊もしておらずおそらく病院に連れてこられたのも初めてだろうとの事でした。私の家は賃貸ですのでペットを飼うことができないため、父の実家でわたしが病院で頂いたお薬を飲ませながら責任を持ってお世話をしながら里親さんを探し、この犬の残りの時間を幸せにすると決めた時、愛護センターから連絡がありました。その犬の飼い主の方が、犬を探していると。その飼い主の方は生活保護を受けている方で、ご自宅で飼えないので公園に犬を置いていたとのことです。保護した私たち側からしても、周りの方から見ても明らかに飼っているという状況には見えず、私達が窃盗という扱いになることはありませんでした。ただ、その犬はあくまで飼い主の方の所有物という扱いになるため、私達は飼うことも他に里親も探すことも、お薬を飲ませることもできないということになりました。そこでとても苦しい選択ですが、飼い主の方が犬をきちんと飼える環境になるまで、愛護センターにお世話をお願いするかたちをとりました。それはもし飼い主の方が所有権を放棄すれば、殺処分されるということも表しているとのことです。犬は短い間でしたがうちに来て、お散歩をしたり遊んだり、やっと目に輝きを取り戻してくれたばかりでした。それなのにきょう愛護センターの車に乗せられ引き取られる時、また悲しそうな目をしたままのお別れとなってしまいました。1度は普通の生活をさせておいて、また施設での限られた生活に戻され、もし殺されてしまうと考えると罪悪感と悲しみで押しつぶされてしまいそうです。わたしはあの犬にかえって可哀想なことをしてしまったのでしょうか。

保護した犬のことが忘れられず、罪悪感で押しつぶされそうなのですね。それは当然の感情だと思います。あなたは本当に優しい方ですね。今回は、そんなあなたの気持ちに寄り添い、少しでも心が軽くなるようなアドバイスをさせてください。

まずは、あなたの行動を肯定してください

あなたは、雨ざらしで放置されていた犬を見過ごすことができず、保護し、病院に連れて行き、必要な手当を受けさせました。これは誰にでもできることではありません。あなたは、その犬にとって、間違いなく救いの手を差し伸べたのです。
犬を保護し、適切なケアを受けさせた
警察と愛護センターに連絡し、法的な手続きを行った
里親を探す努力をした

これらの行動は、すべて犬のためを思ってのものです。どうか、ご自身を責めすぎないでください。

なぜ罪悪感が生まれるのか?

罪悪感は、あなたの優しさの裏返しです。「もっと何かできたのではないか」「あの時、違う選択をしていれば」という思いが、あなたを苦しめているのでしょう。

特に、以下の点が罪悪感を強めている可能性があります。
犬を再び施設に戻してしまったこと
犬の将来が不透明であること
殺処分の可能性

これらの不安は、犬を愛するあなたにとって、耐えがたいものだと思います。

今、あなたにできること

愛護センターに引き取られた犬のその後を知ることができないとのこと、それは非常につらいですね。しかし、今あなたにできることは、以下の3つです。

1. 愛護センターへの働きかけ
2. 犬の幸せを祈ること
3. 同じような犬を救う活動

1. 愛護センターへの働きかけ

愛護センターが犬の情報を教えてくれないとのことですが、諦めずに、犬の状況を確認できないか、働きかけてみましょう。
犬のID番号や保護した日時などを伝え、状況を尋ねる
面会を希望する
もし飼い主が放棄した場合、里親になりたい意思を伝える

ただし、愛護センターには愛護センターのルールがありますので、無理強いはしないようにしましょう。

2. 犬の幸せを祈ること

直接的な関わりはできなくても、犬の幸せを心から祈ることはできます。
犬が新しい飼い主に出会い、幸せな生活を送れるように祈る
犬が心身ともに健康でいられるように祈る
犬が安心して過ごせるように祈る

祈ることは、あなたの心を落ち着かせ、前向きな気持ちにさせてくれます。

3. 同じような犬を救う活動

今回の経験を活かして、同じような境遇の犬を救う活動に参加することもできます。
動物保護団体に寄付する
ボランティアとして動物保護施設の活動に参加する
里親になる
犬を飼うことの責任を啓発する活動に参加する

これらの活動を通して、あなたは犬たちに希望を与えることができます。

専門家からのアドバイス

動物行動学者のA先生は、次のように述べています。

「罪悪感は、過去の出来事に対する後悔の念から生まれます。しかし、過去は変えられません。大切なのは、過去の経験を未来に活かすことです。今回の経験を教訓に、犬たちが幸せに暮らせる社会を目指して行動していくことが、罪悪感を乗り越えるための第一歩となります。」

成功事例

過去に保護犬を飼育していたBさんは、罪悪感を乗り越え、犬との生活を通して大きな喜びを得ることができました。

Bさんは、道端でガリガリに痩せた犬を保護しました。最初は不安もありましたが、獣医さんのアドバイスを受けながら、愛情を込めて育てました。犬は徐々に元気を取り戻し、Bさんの良きパートナーとなりました。

Bさんは言います。「あの時、犬を保護していなかったら、今の幸せはなかったと思います。犬との出会いは、私の人生を大きく変えました。」

まとめ:あなたは決して間違っていません

あなたは、犬を救おうとした、本当に優しい人です。今回の経験は、あなたにとってつらいものだったかもしれませんが、決して無駄ではありません。

この経験を活かして、犬たちが幸せに暮らせる社会を目指して行動していくことが、罪悪感を乗り越えるための道しるべとなります。

最後に、もう一度言わせてください。あなたは決して間違っていません。あなたは、犬に希望を与えたのです。そのことを忘れずに、前を向いて歩んでください。

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