愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

賃貸物件の退去費用トラブル!DIY塗装の原状回復義務と交渉術を徹底解説

#退去費用
 
賃貸物件の退去費用で揉めています。築40年の一戸建てに3ヶ月住んでおりました。個人の大家さんがいて仲介の不動産屋に紹介された物件なのですが、犬の事情などもあり3ヶ月で退去しました。入居時に内装の一部を塗装していいか不動産屋に聞いたところ大家も了承したという事で柱や木目のかなり古い部分を一部、自分達で塗装しました。その後大家さんが物件を見に行き、塗装のやり方が汚く飛び散りがあるので、クロスと床を張り替える為40万の支払いを求められました。壁紙や床に若干の飛び跳ねがあった落ち度は認めるが張り替える費用を全額こちら持ちは納得いかない、ということです。

退去費用のトラブル、本当に頭が痛いですよね。特に、今回はDIYでの塗装が絡んでいるとのこと。しかも、犬との暮らしという特別な事情も考慮しなければなりません。結論から言うと、全額負担に応じる必要はありません!今回は、あなたの主張をサポートし、適切な解決策を見つけるための具体的なアドバイスをまとめました。ぜひ、最後まで読んで、冷静に交渉を進めてくださいね。

ケーススタディ:DIY塗装と原状回復義務

今回のケースは、DIYによる内装変更と原状回復義務が絡み合った複雑な問題です。似たような事例を参考に、解決の糸口を探っていきましょう。

事例1:DIY可能な賃貸物件でのトラブル

Aさんは、DIY可能な賃貸物件を借り、壁の一部を自分でペイントしました。退去時、大家さんから「色が気に入らない」という理由で、壁全体の塗り直し費用を請求されました。Aさんは、DIY許可を得ていたこと、原状回復義務は通常の使用による損耗を対象とすることなどを主張し、交渉の末、一部費用のみの負担で済みました。

事例2:ペット可物件での原状回復トラブル

Bさんは、ペット可の賃貸マンションに犬と入居しました。退去時、犬の引っ掻き傷や臭いを理由に、高額な原状回復費用を請求されました。Bさんは、入居時にペット飼育に関する特約を確認し、通常の使用による損耗は対象外であることを主張。専門家にも相談し、最終的にクリーニング費用のみの負担で解決しました。

これらの事例からわかるように、DIYやペット飼育に関するトラブルは、契約内容や事前の合意、そして法律の解釈によって大きく左右されます。今回のケースでは、以下の点がポイントになります。
DIYの許可:不動産屋と大家さんの間で、DIYの許可に関する認識に食い違いがある
原状回復義務:塗装の飛び散りが、通常の使用による損耗とみなされるかどうか
犬の事情:犬との暮らしが、原状回復費用に影響を与えるかどうか

STEP1:契約内容と当時の状況を再確認

まずは、契約書と当時の状況を改めて確認しましょう。
賃貸契約書:原状回復に関する条項、DIYに関する特約、ペット飼育に関する特約などを確認
当時の状況:
不動産屋とのやり取り(メール、チャット、電話など)の記録
DIYの許可を得た際の状況(誰が、いつ、どのように許可したのか)
塗装前の物件の状態(写真などがあればベスト)
退去時の立ち会いの記録(問題ないとされた経緯)

これらの情報を整理することで、自分の主張を裏付ける証拠となります。特に、DIYの許可を得た際の状況は重要です。誰が、いつ、どのように許可したのか、具体的な証拠があれば、交渉を有利に進めることができます。

STEP2:原状回復義務の範囲を理解する

原状回復義務とは、賃貸物件を退去する際に、借りた時の状態に戻す義務のことです。しかし、これはあくまで「通常の使用による損耗」を除きます。つまり、普通に生活していれば発生するような、経年劣化や自然損耗については、借り主が負担する必要はありません。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」も参考に、原状回復義務の範囲を確認しましょう。

今回のケースでは、以下の点が争点となります。
塗装の飛び散りは、通常の使用による損耗とみなされるか?
壁紙とフローリングが新品だったという主張は、事実か?

もし、壁紙とフローリングが本当に新品だったとしても、3ヶ月しか住んでいないのであれば、全額負担する必要はありません。減価償却の考え方に基づき、経過年数に応じて負担割合を交渉することができます。

STEP3:不動産屋・大家さんとの交渉

証拠と法律に基づき、不動産屋・大家さんと交渉しましょう。
冷静な態度で:感情的にならず、論理的に説明することが大切です。
具体的な根拠を示す:契約書、当時の状況、法律などを根拠に、自分の主張を裏付けましょう。
代替案を提示する:全額負担は難しいが、一部費用であれば負担できるなど、代替案を提示することで、交渉の余地を残しましょう。

例えば、以下のような交渉が考えられます。
「DIYの許可を得た際、業者に依頼するよう指示はありませんでした。また、塗装の飛び散りは軽微であり、通常の使用による損耗とみなされるべきです。」
「壁紙とフローリングが新品だったとしても、3ヶ月しか住んでいないので、全額負担はできません。減価償却を考慮し、負担割合を協議させてください。」
「誠意として、クリーニング費用の一部を負担することは可能です。」

STEP4:専門家への相談

交渉が難航する場合は、専門家に相談することも検討しましょう。
弁護士:法律の専門家として、法的根拠に基づいたアドバイスや交渉の代行をしてくれます。
消費者センター:消費者問題に関する相談窓口として、アドバイスや情報提供をしてくれます。
不動産鑑定士:不動産の専門家として、物件の状態や原状回復費用の妥当性を評価してくれます。

弁護士に相談する場合は、法テラスなどの無料相談窓口を利用することもできます。

犬との暮らしを考慮した交渉術

今回のケースでは、犬との暮らしという特別な事情も考慮する必要があります。
ペット可物件であること:ペット可物件である以上、犬の存在は大家さんも承知していたはずです。
犬による損耗の程度:犬による損耗が、通常の使用による損耗とみなされるかどうかを検討します。

例えば、以下のような交渉が考えられます。
「ペット可物件である以上、犬の存在は承知されていたはずです。犬による損耗についても、通常の使用による損耗とみなされるべきです。」
「犬による損耗があったとしても、故意または重大な過失によるものではありません。一部費用であれば負担できます。」

成功事例:ペット可物件での退去費用交渉

Cさんは、ペット可の賃貸マンションに猫と入居しました。退去時、猫の引っ掻き傷を理由に、高額な原状回復費用を請求されました。Cさんは、入居時にペット飼育に関する特約を確認し、通常の使用による損耗は対象外であることを主張。さらに、猫の引っ掻き傷は軽微であり、壁紙の一部補修で済むことを不動産鑑定士に証明してもらいました。その結果、クリーニング費用のみの負担で解決しました。

まとめ:諦めずに交渉を!

今回のケースは、DIY、原状回復義務、そして犬との暮らしという要素が絡み合った複雑な問題です。しかし、諦めずに交渉することで、必ず解決策は見つかります。
契約内容と当時の状況を再確認
原状回復義務の範囲を理解
不動産屋・大家さんとの交渉
専門家への相談
犬との暮らしを考慮した交渉術

これらのステップを踏み、冷静に、そして粘り強く交渉を進めてください。あなたの正当な権利を守り、納得のいく解決を目指しましょう!

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事