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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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市営住宅でセラピードッグはなぜダメ?愛犬との暮らしを諦めないために

#賃貸
 
私は今車椅子の母親と2人で市営住宅に住んでいます。5ヶ月前に引っ越してきて、その前は賃貸の団地に住んでいて、その頃から犬を飼っています。始めは私が一人っ子なのもあり、母親が入院してる間1人っきりじゃ寂しいだろうという事と、飼いたくてお迎えをしました。ですが犬を含め家族になるにつれて母親のセラピードッグにもなっていきました。治らない難病や、その間に発病したもの。気が滅入るようなことが多々ありましたが、母親は1日家にいる生活でも犬がいたことで精神的な面ですごく支えてもらってたと思います。前置きが長くなりましたが、市営住宅で飼ってはいけないこと重々承知しています。そのため、親戚や友達をあたって預かってもらうところも探しています。将来は私が市営住宅を離れ近くで家を借りたり何なりして、母親にもすぐ会えるような状況にしてあげたいと考えています。ですが、ふと思います。介助犬や盲導犬は良いのにセラピードッグは何故ダメなのでしょうか?精神的な面ですごく大切なのにと思ってしまいます。なぜダメだと思いますか?

結論:市営住宅での犬との暮らしは原則禁止。しかし、諦めずに相談を!

市営住宅でのペット飼育は、原則として禁止されています。しかし、お母様の精神的な支えとなっている愛犬との生活を諦める前に、まずは市営住宅の管理者に事情を説明し、相談してみることをお勧めします。介助犬や盲導犬のように、特別な事情が考慮される可能性もゼロではありません。

この記事では、市営住宅で犬を飼うことが難しい理由と、それでも愛犬との生活を諦めないための具体的な方法、そして将来的に犬と暮らせる住まいを見つけるためのヒントを、犬の専門家としての視点からご紹介します。

なぜ市営住宅では犬を飼えないのか?

市営住宅で犬を飼うことが難しい背景には、主に以下の3つの理由があります。

1. 共同生活におけるトラブル防止
犬の鳴き声や臭い、抜け毛などが、他の住民の迷惑になる可能性がある。
犬が苦手な人やアレルギーを持つ人もいるため、共同生活の場では配慮が必要。
共用部分での排泄や、犬同士のトラブルなども懸念される。
2. 住宅の維持管理
犬の爪による床や壁の傷、排泄物による汚れなどが、住宅の劣化を早める可能性がある。
退去時の修繕費用が高額になるケースも考えられる。
3. 公平性の確保
一部の住民だけがペットを飼育することを許可すると、他の住民から不公平感を抱かれる可能性がある。
ペットの種類や大きさによって許可基準を設けることが難しく、トラブルの原因となることも。

これらの理由から、多くの市営住宅では、ペット飼育を禁止する規定が設けられています。

それでも愛犬との生活を諦めたくない!

市営住宅での犬の飼育は原則禁止ですが、例外的に認められるケースもあります。

1. 管理者に相談する
まずは、市営住宅の管理者に事情を説明し、相談してみましょう。
お母様の病状や、愛犬がセラピードッグとしてどのような役割を果たしているのかを具体的に伝えることが大切です。
獣医や医師からの診断書など、客観的な証拠を提出することも有効です。
2. 近隣住民の理解を得る
事前に近隣住民に挨拶をし、犬を飼っていることへの理解を求めましょう。
犬の鳴き声や臭い対策、散歩時のマナーなどを徹底することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
犬が苦手な人やアレルギーを持つ人には、特に配慮が必要です。
3. 代替案を検討する
どうしても飼育が難しい場合は、一時的に親戚や友人に預かってもらうことを検討しましょう。
週末だけ実家に連れて帰る、定期的に散歩に連れて行くなど、愛犬との交流を保つ方法を考えることも大切です。
地域の動物愛護団体や里親制度などを利用することも視野に入れましょう。

犬と暮らせる賃貸物件を探す

将来的に市営住宅を離れ、愛犬と暮らせる賃貸物件を探すことも視野に入れましょう。

1. ペット可物件を探す
不動産サイトや情報誌などで、「ペット可」と記載された物件を探しましょう。
ペットの種類や大きさ、頭数などに制限がある場合があるので、事前に確認が必要です。
ペット飼育に関する規約や、追加の費用(敷金、礼金など)についても確認しておきましょう。
2. 犬に優しい設備が整った物件を選ぶ
滑りにくい床材、消臭機能付きの壁材、ペット専用の足洗い場など、犬に優しい設備が整った物件を選ぶと、愛犬も快適に過ごせます。
ドッグランやペット共生スペースなど、犬と交流できる共用施設がある物件も魅力的です。
3. 周辺環境をチェックする
近くに公園や動物病院があるか、散歩に適した道があるかなど、周辺環境もチェックしましょう。
ペットショップやトリミングサロンなど、犬関連の施設が充実しているエリアも便利です。
4. 不動産会社に相談する
犬との暮らしに理解のある不動産会社に相談すると、希望に合った物件を見つけやすくなります。
犬種やライフスタイルなどを伝え、最適な物件を紹介してもらいましょう。
ペット可物件だけでなく、ペット相談可の物件も視野に入れると、選択肢が広がります。

ケーススタディ:Mさんの場合

Mさんは、持病を持つお母様と愛犬のポメラニアン「ココ」と市営住宅に暮らしていました。ココはMさんのお母様にとって、かけがえのない心の支えでした。しかし、市営住宅ではペットの飼育が禁止されており、Mさんは悩んでいました。

そこでMさんは、市営住宅の管理者に事情を説明し、相談しました。お母様の病状や、ココがセラピードッグとしてどのような役割を果たしているのかを具体的に伝え、獣医からの診断書も提出しました。

管理者はMさんの状況を理解し、特別にココの飼育を許可しました。ただし、近隣住民への配慮を徹底すること、共用部分での排泄禁止、鳴き声対策などを条件としました。

Mさんは、近隣住民に丁寧に挨拶をし、ココの鳴き声対策として防音ケージを設置しました。また、毎日欠かさず散歩に連れて行き、共用部分での排泄は絶対にさせませんでした。

その結果、Mさんとココは、市営住宅で穏やかな日々を送ることができました。近隣住民もココに癒され、可愛がってくれるようになりました。

専門家からのアドバイス:N獣医の場合

「動物と暮らすことは、人の心身に良い影響を与えることが科学的に証明されています。特に高齢者や病気療養中の方にとって、動物はかけがえのない心の支えとなります。しかし、共同生活の場では、動物を飼うことによるトラブルも起こりえます。大切なのは、周囲への配慮を忘れず、動物と人が共存できる社会を目指すことです。」(N獣医)

まとめ

市営住宅での犬との暮らしは、原則として難しいですが、諦めずに管理者に相談し、近隣住民の理解を得る努力をすることで、道が開ける可能性もあります。また、将来的に犬と暮らせる住まいを探すことも視野に入れ、愛犬との幸せな生活を実現しましょう。

愛犬との暮らしを諦めないで!

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