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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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生活保護受給者の猫の餌やり問題:賠償請求と餌やり禁止は可能か?

#生活保護
 
生活保護で猫は何匹まで飼えるのでしょうか?賠償は保護金差し押さえできますか?
ご高齢(80歳超えています)の生活保護受給者の方が、毎日、朝・昼・夕方・夜の1日4回猫の餌を外に置かれます。乾燥キャットフード洗面器1杯&ツナ状のもの1~2パック(朝・夕)食品トレーにです。野良猫・飼猫(多いときで15匹)合計で現状把握できているだけで12匹程度います。(証拠写真ありは5匹程度)カラスにも餌を与えられています。(証拠写真あり)

糞尿や異臭等で困っていることもあるのですが、私の車(対策を色々講じていますがダメです)が明らかに猫による爪等で傷だらけにされています。(介護の方にも確認していただきました)
本人とも直接話しましたが、全く話になりません。
条例に基づき保健所の方から注意もしていただきましたが、話は素直に聞いていたのですが、その後は付近にキャットフードをバラマク等、更にヒドイ餌やり状態になりました。

保護課の方とも話をしましたが「猫の餌代のための保護費ではないが、家庭訪問等で室内で猫を見たり鳴き声を聞いたことがない。」とのことで、おそらく役所の方訪問時はアパート内の他の部屋に隠しているものと思われます。
介護の方からはノミダニ等やウジハエ、床の腐り等劣悪な状態での猫の飼育状況と生活だと聞いています。

一生懸命シンドイのに働いてきて、その税金の一部の費用で生活している人から車に傷をいかされても賠償も費用がない・責任能力がない、勝訴も紙切れでしかないなんて馬鹿らしくて・・・泣き寝入りしたくありません。

一時期は近隣のバス停や他の敷地等かなりの場所で猫への餌やりをされていました。(敷地所有者から注意されできなくなりました)何故それだけの費用があるのかも不思議なのですが・・・
近隣に迷惑をかける餌代のためではなく、必要な方々に生活保護金は渡してほしいと思います。

町内会からも近隣住民のため介護・福祉・保健所に働きかけをしてくださっています。
保健所の話の後、2度ほど直接迷惑行為があり、警察にも注意してもらっています。

少額訴訟で猫の餌やりの禁止と車の賠償請求をして私が勝訴した場合、本人が払わないときは銀行入金の保護金差し押さえは強制執行で可能でしょうか?
訴訟で決められた餌やりの禁止を破ったときはどうなりますか?
猫カラスへの餌やり写真で保護金を停止させることは可能?

近年、地域猫活動への関心が高まる一方で、無責任な餌やりによるトラブルも増加しています。特に、生活保護受給者による猫の餌やり問題は、近隣住民との間で深刻な対立を生むことがあります。この記事では、生活保護受給者の猫の飼育や餌やりに関する法的側面、賠償請求の可能性、そして具体的な対策について、Q&A形式で詳しく解説します。
この記事を読むことで、同様の問題に直面している方が、法的根拠に基づいた適切な対応策を講じ、平穏な生活を取り戻すための一助となることを願っています。

生活保護受給者のペット飼育:何匹まで飼える?

生活保護を受けている方がペットを飼育すること自体は、法律で一律に禁止されているわけではありません。しかし、生活保護法は、最低限度の生活を保障することを目的としており、ペットの飼育がその範囲を超える場合は問題となる可能性があります。

一般的に、生活保護受給者がペットを飼育する場合、以下の点が考慮されます。
飼育費用: ペットの飼育にかかる費用(食費、医療費など)が、生活保護費から捻出されている場合、最低限度の生活を維持することが困難になる可能性があります。
飼育環境: ペットの飼育環境が劣悪で、動物虐待にあたる場合や、近隣住民に迷惑をかける場合は、改善を求められることがあります。
自治体の判断: ペットの飼育に関する具体的なルールは、自治体によって異なる場合があります。事前に確認することが重要です。

ご質問のケースでは、80歳を超える生活保護受給者の方が、1日に4回も猫に餌を与えているとのことです。その費用が生活保護費から出ている場合、生活保護の趣旨に反する可能性があります。また、多数の猫への餌やりは、糞尿や悪臭、騒音などの問題を引き起こし、近隣住民の生活環境を悪化させる可能性があります。

猫による車の損害:賠償請求は可能?

猫が原因で車が傷つけられた場合、法的には以下の点がポイントになります。
猫の所有者の責任: 民法718条には、動物の占有者の責任が規定されています。猫が他人に損害を与えた場合、原則としてその所有者(または占有者)が損害賠償責任を負います。
責任能力の有無: 損害賠償責任を負うためには、猫の所有者に責任能力があることが必要です。責任能力とは、自分の行為の結果を認識し、その責任を弁識する能力のことです。ご質問のケースでは、80歳を超える高齢者であり、責任能力が問題となる可能性があります。
立証の困難性: 猫が車を傷つけたことを立証するのは容易ではありません。目撃証言や防犯カメラの映像など、客観的な証拠が必要となります。

ご質問のケースでは、車の損害が猫によるものであることが確認されており、猫の餌やりをしている方が特定されています。しかし、その方に責任能力があるかどうか、また、猫が車を傷つけたことの立証が難しいという問題があります。

少額訴訟で勝訴した場合:保護費の差し押さえは可能?

少額訴訟で勝訴した場合、相手方が判決に従って賠償金を支払わない場合、強制執行の手続きをとることができます。しかし、生活保護費は、法律で差し押さえが禁止されています(生活保護法58条)。

ただし、例外的に差し押さえが認められる場合があります。それは、生活保護受給者が、
不法行為
不当利得

によって得た金銭を保有している場合です。

ご質問のケースでは、猫への餌やりが不法行為にあたるかどうか、という点が問題となります。不法行為とは、故意または過失によって他人の権利を侵害する行為のことです。猫への餌やりが、近隣住民の生活環境を著しく悪化させ、損害を与えていると認められれば、不法行為にあたる可能性があります。

ただし、不法行為にあたるかどうかは、個別の状況によって判断されます。裁判所は、
餌やりの頻度
猫の数
近隣住民への影響

などを総合的に考慮して判断します。

餌やり禁止の判決が出た場合:禁止を破った時の対応

少額訴訟で猫への餌やり禁止の判決が出たにもかかわらず、相手方が餌やりを続けた場合、以下の対応が考えられます。

1. 間接強制: 裁判所に申し立て、餌やりを禁止する命令を出し、違反した場合に一定の金銭を支払わせる方法です。
2. 強制執行: 裁判所に申し立て、強制的に餌やりを中止させる方法です。ただし、この方法は、実現が難しい場合があります。
3. 警察への通報: 餌やりが、地域の条例や迷惑防止条例に違反する場合、警察に通報することができます。
4. 行政への相談: 自治体の福祉課や保健所などに相談し、指導や助言を求めることができます。

猫への餌やり写真:保護費の停止は可能?

猫やカラスへの餌やりの写真が、直ちに生活保護費の停止につながるわけではありません。しかし、以下の状況であれば、保護費の減額や停止につながる可能性があります。
生活保護の要件違反: 生活保護は、最低限度の生活を保障するための制度です。猫への餌やりが、生活保護の趣旨に反し、他の方法で生活を維持できると判断された場合、保護費が減額または停止されることがあります。
指導指示違反: 福祉事務所から、猫への餌やりを控えるように指導されたにもかかわらず、従わない場合、保護費が減額または停止されることがあります。
不正受給: 猫への餌やり費用を隠して生活保護費を受給していた場合、不正受給として保護費が停止されることがあります。

ケーススタディ:Sさんの事例

Sさんは、都心部のアパートで一人暮らしをする70代の女性です。Sさんは、数年前から近所の野良猫に餌を与えるようになり、多い時には10匹以上の猫がSさんのアパートに集まるようになりました。

猫の増加に伴い、糞尿や悪臭、鳴き声などの問題が発生し、近隣住民から苦情が寄せられるようになりました。アパートの管理会社からも、再三にわたり注意を受けましたが、Sさんは餌やりをやめませんでした。

困り果てた近隣住民は、Sさんに対して損害賠償請求訴訟を起こしました。裁判所は、Sさんの猫への餌やりが、近隣住民の生活環境を著しく悪化させていると認め、Sさんに対して餌やりの中止と損害賠償金の支払いを命じました。

Sさんは、判決に従い、猫への餌やりをやめ、損害賠償金を支払いました。その後、Sさんは、地域のボランティア団体と協力し、野良猫の避妊・去勢手術を進めるなど、地域猫活動に積極的に参加するようになりました。

専門家からのアドバイス

今回のケースについて、NPO法人「地域猫を考える会」の代表である獣医師のA先生に意見を伺いました。

「生活保護受給者の方の猫の餌やり問題は、非常にデリケートな問題です。感情的に非難するのではなく、まずは相手の立場を理解することが重要です。その上で、地域のルールやマナーを守り、近隣住民との共生を目指すことが大切です。

猫の餌やりをする場合は、以下の点に注意してください。

1. 餌の量を適切に管理する: 食べ残しがあると、カラスやネズミが集まり、衛生環境が悪化します。
2. 餌を与える場所を固定する: 特定の場所に餌を与えることで、猫の糞尿被害を最小限に抑えることができます。
3. 避妊・去勢手術を行う: 猫の繁殖を抑制することで、無責任な飼育放棄を防ぐことができます。
4. 地域のボランティア団体と協力する: 地域猫活動に積極的に参加することで、猫に関する知識や情報を得ることができます。

生活保護受給者の方の中には、孤独や不安を抱えている方もいます。猫との触れ合いが、心の支えになっている場合もあります。一方的に餌やりを禁止するのではなく、地域全体で猫と共生できる方法を模索していくことが重要です。」

まとめ

生活保護受給者の猫の餌やり問題は、法的にも感情的にも複雑な問題です。しかし、問題を解決するためには、関係者全員が冷静に話し合い、互いの立場を理解することが不可欠です。

この記事が、同様の問題に直面している方々にとって、解決の糸口を見つけるための一助となれば幸いです。
この記事では、生活保護受給者の猫の飼育問題について解説しました。
ポイントは以下の通りです。
生活保護受給者でもペットの飼育は一律禁止ではない
猫による損害は、原則として所有者が賠償責任を負う
生活保護費は原則として差し押さえ禁止
餌やり禁止判決が出ても、強制執行は難しい場合がある
猫への餌やり写真は、保護費停止の理由になる可能性がある

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