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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可賃貸の退去費用、高額請求を少しでも減らすには?【犬との暮らし】

#退去費用
 
1LDK(部屋と居間の仕切り一切無し)家賃6万5000円、2年契約のペット可賃貸マンションに犬と住んでいました。1年未満で退去し、短期違約金を24万〜30万円支払いました。その後、退去の立ち会いを行い、居間のクロス張替え(ヤニ汚れの黄ばみ)、台所のクロス張替え、室内清掃料(ペット飼育規則の為)について、後日精算書を送ると言われました。初めての退去でよく分からず、ヤニ汚れについて言われた際、事務的に「はい。はい。」と返事をしてしまいました。2ヶ月後、郵送で届いた精算書には、居間のクロス張替え7万4000円、台所のクロス張替え2万3000円、室内清掃料3万5000円とあり、合計14万円近くの請求が記載されていました。支払い期限が迫っていますが、高額で困っています。半年程度しか住んでおらず、ヤニ汚れも目立つ所は一切ありません。室内清掃料はペットを飼っていたので納得できますが、クロス張替えの金額が高すぎます。どうすればこの金額を少しでも減らせるでしょうか?

ペットとの暮らしは楽しいものですが、賃貸物件の退去時には色々な問題が起こりがちですよね。特にペット可の物件では、原状回復費用でトラブルになるケースが少なくありません。今回のケースでは、短期解約違約金に加え、クロスの張替え費用と室内清掃費用で合計14万円もの請求が来ており、大変お困りのことと思います。

しかし、諦めるのはまだ早いです!請求された費用を少しでも減らすために、今からできることを一つずつ確認していきましょう。

今回は、高額な原状回復費用を請求された場合に、どのように対応すれば良いのか、具体的なステップと交渉のポイントを解説します。ぜひ参考にしてください。

まずは落ち着いて、請求の内訳を詳しく確認しましょう

まずは、送られてきた精算書の内訳をもう一度詳しく確認しましょう。特に以下の点に注目してください。
クロスの張替えが必要な理由(ヤニ汚れの程度や範囲など)
クロスの種類やグレード(高価なものになっていないか)
室内清掃料の根拠(ペット飼育規則の内容など)

もし、不明な点や納得できない点があれば、管理会社や大家さんに質問してみましょう。電話やメールで問い合わせるだけでなく、内容証明郵便で質問状を送るのも有効です。質問状を送ることで、相手に回答義務が生じ、より丁寧な対応を期待できます。

原状回復義務の範囲を理解する

賃貸契約における原状回復とは、借りた時の状態に戻すことですが、これはあくまで「通常の使用による損耗」を除いた範囲です。つまり、日焼けや家具の跡など、普通に生活していれば発生するような損耗については、借主が費用を負担する必要はありません。

今回のケースでは、ヤニ汚れが問題になっていますが、もし喫煙による汚れが軽微で、通常の清掃で落ちる程度であれば、クロスの張替え費用を全額負担する必要はない可能性があります。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には、原状回復の範囲について詳しく解説されています。ぜひ参考にしてみてください。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

減額交渉のための具体的なステップ

請求された費用を減額するために、以下のステップで交渉を進めてみましょう。

1. 証拠を集める

入居時と退去時の部屋の写真を比較し、ヤニ汚れの程度を確認しましょう。もし、入居時からすでにヤニ汚れがあった場合は、その証拠となる写真や書類を探してください。また、退去時の立ち会いの際に、汚れの状況を詳しく記録しておくことも重要です。

2. 交渉の準備

集めた証拠や原状回復に関する知識をもとに、交渉の根拠を整理しましょう。例えば、「ヤニ汚れは軽微で、クロスの張替えが必要なレベルではない」「クロスの種類が高価すぎる」といった具体的な主張を準備しておきます。

3. 交渉

管理会社や大家さんに、減額交渉の申し入れをします。まずは電話やメールで連絡を取り、直接会って話し合う機会を設けてもらいましょう。交渉の際には、冷静かつ丁寧に、自分の主張を伝えます。感情的にならず、論理的に話を進めることが大切です。

4. 内容証明郵便の送付

交渉がうまくいかない場合は、内容証明郵便で減額を求める書面を送付します。内容証明郵便は、相手に意思表示をした証拠となるため、法的にも有効です。書面には、減額を求める理由や根拠、希望する金額などを具体的に記載します。

交渉を有利に進めるためのポイント

法律の専門家や消費者センターに相談する
交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士などの法律の専門家や、消費者センターに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、法的根拠に基づいた交渉が可能になります。
第三者に入ってもらう
交渉に慣れていない場合は、不動産に詳しい友人や家族に同席してもらうのも有効です。第三者の客観的な意見を聞くことで、冷静に判断することができます。
分割払いを検討する
どうしても減額が難しい場合は、分割払いを交渉してみましょう。一度に全額を支払うのが難しい旨を伝え、無理のない範囲で分割払いにしてもらえるよう交渉します。

成功事例:交渉で費用を大幅に減額できたケース

実際に、交渉によって原状回復費用を大幅に減額できたケースはたくさんあります。

例えば、Aさんはペット可の賃貸マンションに犬と住んでいましたが、退去時に「クロスの張替え費用」として20万円を請求されました。Aさんは、入居時からあった傷や汚れについて、写真や契約書を提示し、交渉した結果、最終的に5万円まで減額してもらうことができました。

また、Bさんは退去時に「ハウスクリーニング費用」として5万円を請求されましたが、契約書にハウスクリーニングに関する記載がないことを指摘し、交渉した結果、支払いを免除してもらうことができました。

これらの事例からもわかるように、諦めずに交渉することで、原状回復費用を減額できる可能性は十分にあります。

まとめ:犬との快適な暮らしのために

今回は、ペット可賃貸の退去費用について、高額な請求を少しでも減らすための対処法を解説しました。

今回のケースでは、まずは請求の内訳を詳しく確認し、原状回復義務の範囲を理解することが重要です。その上で、証拠を集め、交渉の準備を行い、管理会社や大家さんと交渉してみましょう。

もし交渉が難航する場合は、法律の専門家や消費者センターに相談することも検討してください。

ペットとの暮らしは素晴らしいものですが、退去時のトラブルは避けたいものです。今回の記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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