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愛犬が壁に穴を開けてしまった!賃貸退去時の費用と保険の活用法

#ペット
 
ペット可の賃貸で犬を飼っています。その犬が壁に穴を開けてしまいました… 完全に私の不注意です。壁紙がボロボロで中の石膏?がポロポロ落ちてきます… これは退去時にどのくらい費用がかかりますか? また、入居者総合安心保険プラスⅢというものに入っていますが、これは今回何か助けになるのでしょうか…?

愛犬との暮らしはかけがえのないものですが、時に予期せぬトラブルも起こりえますよね。特に賃貸物件の場合、壁の穴は退去時の費用が心配になる大きな問題です。今回は、愛犬が壁に穴を開けてしまった際の退去費用相場と、加入されている保険が適用されるかどうかについて、具体的な対策と合わせて解説します。

結論:まずは保険会社に連絡!状況を詳しく伝えましょう

結論から言うと、加入されている「入居者総合安心保険プラスⅢ」の内容によっては、今回の壁の修理費用が補償される可能性があります。まずは保険会社に連絡し、今回の状況を詳しく説明することが重要です。その上で、以下の内容を参考に、冷静に状況を把握し、適切な対応を取りましょう。

1. 退去費用の相場:原状回復義務と過失割合

賃貸契約においては、退去時に「原状回復義務」が発生します。これは、借りた時の状態に戻して物件を返す義務のことですが、通常の使用による損耗(経年劣化)は含まれません。今回のケースのように、愛犬が故意または過失によって壁に穴を開けてしまった場合は、借主であるあなたに原状回復義務が発生する可能性が高いです。

原状回復費用の相場は、壁の穴の大きさや数、壁紙の種類、範囲によって大きく異なります。小さな穴であれば数千円で済む場合もありますが、広範囲に及ぶ場合は数万円、場合によっては数十万円かかることもあります。
小さな穴(数cm程度):5,000円~15,000円程度
中程度の穴(10cm程度):15,000円~30,000円程度
広範囲の破損:30,000円以上

ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は業者に見積もりを依頼する必要があります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

2. 加入保険の確認:補償内容と適用条件

「入居者総合安心保険プラスⅢ」に加入されているとのことですので、まずは保険証券や契約内容を確認し、ペットによる損害が補償対象となっているかを確認しましょう。多くの保険では、借家人賠償責任保険というものが含まれており、これは借主が誤って物件に損害を与えてしまった場合に、その修理費用を補償するものです。

しかし、保険によっては、補償対象となるペットの種類や、損害の原因が限定されている場合があります。例えば、犬種によっては補償対象外となる場合や、故意による損害は補償されない場合があります。

保険会社に連絡する際には、以下の情報を伝えられるように準備しておきましょう。
契約者名
保険証券番号
事故(今回の壁の破損)の日時と状況
破損箇所の詳細(大きさ、範囲など)
ペットの種類(犬種)
加入している保険の種類(入居者総合安心保険プラスⅢ)

保険会社は、これらの情報を基に、保険が適用されるかどうかを判断します。保険が適用される場合は、修理費用の見積もりを提出する必要がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

3. 大家さん(管理会社)への連絡:正直に状況を伝え、相談を

保険会社への連絡と並行して、大家さん(または管理会社)にも、今回の状況を正直に伝えましょう。隠したり、ごまかしたりすると、後々トラブルになる可能性があります。

大家さん(管理会社)に連絡する際には、以下の点を伝えましょう。
壁に穴を開けてしまったこと
破損箇所の詳細
加入している保険について
修理について相談したいこと

大家さん(管理会社)によっては、指定の修理業者がある場合や、修理方法について指示がある場合があります。勝手に修理業者を手配したり、自分で修理したりすると、後々トラブルになる可能性がありますので、必ず事前に相談しましょう。

4. 修理業者の選定:複数の業者から見積もりを

大家さん(管理会社)の許可を得て、修理業者を手配する際には、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。見積もりを取る際には、以下の点を確認しましょう。
修理費用の内訳(材料費、人件費など)
修理期間
保証の有無
過去の修理実績

また、ペット可物件の修理に慣れている業者を選ぶと、スムーズに修理が進む可能性があります。

5. 退去時の立会い:冷静に状況を確認し、交渉を

退去時には、大家さん(管理会社)と一緒に物件の立会いを行います。この際、壁の穴の修理費用について、改めて話し合いが行われます。

立会いの際には、以下の点に注意しましょう。
修理費用の見積もりを事前に確認しておく
原状回復義務の範囲について理解しておく
経年劣化による損耗は考慮されるべきであることを主張する
保険が適用される場合は、その旨を伝える
納得できない場合は、その場でサインしない

もし、修理費用が高すぎる、原状回復義務の範囲が不明確などの問題がある場合は、その場でサインせずに、後日改めて話し合うようにしましょう。必要であれば、専門家(弁護士など)に相談することも検討しましょう。

6. 今後の対策:愛犬との安全な暮らしのために

今回の件を教訓に、今後愛犬との暮らしで同様のトラブルが起こらないように、対策を講じることが重要です。
犬が届かない場所に物を置く:壁や家具を傷つけそうな物は、犬が届かない場所に移動させましょう。
犬のストレスを軽減する:運動不足や退屈からくるストレスが原因で、物を壊してしまうことがあります。散歩の時間を増やしたり、おもちゃを与えたりして、犬のストレスを軽減しましょう。
しつけを行う:噛み癖や吠え癖がある場合は、専門家(ドッグトレーナーなど)に相談して、しつけを行うことを検討しましょう。
ペット用壁保護シートの活用:壁に傷がつくのを防ぐために、ペット用の壁保護シートを貼るのも有効です。

まとめ:冷静な対応と事前の対策で、愛犬との暮らしをより豊かに

愛犬が壁に穴を開けてしまった場合は、まずは冷静に状況を把握し、保険会社や大家さん(管理会社)に相談することが重要です。複数の業者から見積もりを取り、修理費用を比較検討することも忘れずに行いましょう。

今回の経験を活かし、今後の対策を講じることで、愛犬との暮らしをより安全で快適なものにすることができます。

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