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ペット禁止マンションで犬を飼うリスクと、飼育可能にするためのステップ

#犬との暮らし
 

近年、ペットと暮らせる賃貸物件の人気が高まっていますが、依然としてペット禁止のマンションも多く存在します。今回は、分譲マンションでペット(特に犬)を内緒で飼育した場合のリスクと、ペット飼育を可能にするための現実的なアプローチについて、詳しく解説します。

ペットが飼えないマンションで、こっそりペット(犬)を飼ってる人いますか?バレてないですか?バレて大変なことになったりした人いますか?例えばマンション理事会の議題に『ペット飼育できるようにする』みたいな提案をして、飼えるようになったというような事例はありませんか?

結論:隠れて犬を飼うリスクは高く、発覚した場合は厳しい措置が取られる可能性も。ペット飼育を可能にするには、段階的な理事会への働きかけが重要です。

ペット禁止のマンションで犬を飼いたいと思ったとき、まず考えるべきは「なぜペットが禁止なのか」という点です。マンションには様々な人が住んでおり、アレルギーを持つ人、動物が苦手な人、騒音に敏感な人など、様々な事情を抱えた人がいます。ペット禁止の規約は、これらの人々の生活環境を守るために存在します。

しかし、どうしても犬と暮らしたいという方もいるでしょう。そこで、今回は以下の3つのポイントに焦点を当てて解説します。

1. 内緒で犬を飼うリスク: 発覚した場合の法的責任や、コミュニティでの立場について
2. バレる原因と対策: 音、臭い、住民からの通報など、具体的なケーススタディ
3. ペット飼育を可能にするためのステップ: 理事会への提案、規約改正、住民の合意形成

1. 内緒で犬を飼うリスク:法的責任とコミュニティでの立場

ペット禁止のマンションで内緒で犬を飼育した場合、発覚した際には様々なリスクが伴います。
契約違反による損害賠償請求: 多くのマンションでは、管理規約や賃貸契約でペットの飼育が禁止されています。これに違反した場合、契約解除や損害賠償請求を受ける可能性があります。
近隣住民とのトラブル: 犬の鳴き声や臭い、共用部分でのトラブルは、近隣住民との深刻な対立を生む可能性があります。
コミュニティでの孤立: 一度規約違反が発覚すると、マンションの住民からの信頼を失い、孤立してしまう可能性があります。
犬のストレス: 隠れて飼育する場合、犬も自由に散歩に行けなかったり、十分な運動ができなかったりと、ストレスを抱えてしまう可能性があります。

実際に、ペット禁止のマンションで犬を内緒で飼育していたAさんのケースを見てみましょう。Aさんは、小型犬であればバレないだろうと考え、内緒で飼い始めました。しかし、犬の鳴き声が隣人に聞こえ、管理会社に苦情が入りました。管理会社からの注意を受け、Aさんは犬を手放すことになり、精神的な苦痛を味わいました。

2. バレる原因と対策:音、臭い、住民からの通報

内緒で犬を飼育する場合、バレる原因は様々です。主な原因と対策を以下にまとめました。
音: 犬の鳴き声、足音は、マンションでは響きやすいです。
対策: 防音対策を徹底する(防音マット、防音カーテンなど)、無駄吠えをさせないように訓練する、留守番時間を短くする。
臭い: 犬の体臭、排泄物の臭いは、換気が不十分だと室内にこもります。
対策: こまめに換気する、空気清浄機を使用する、消臭剤を使用する、定期的にシャンプーをする。
住民からの通報: 犬の散歩中に住民に見られたり、犬を連れている姿を目撃されたりすることで、管理会社に通報されることがあります。
対策: 人の少ない時間帯に散歩に行く、犬をキャリーバッグに入れる、近隣住民とのコミュニケーションを密にする。
共用部分でのトラブル: エレベーターや廊下で犬が排泄したり、他の住民に迷惑をかけたりすると、トラブルに発展する可能性があります。
対策: 共用部分では必ずリードを短く持つ、排泄物はすぐに処理する、他の住民に迷惑をかけないように注意する。

Bさんのケースでは、共用部分でのマナーが原因でトラブルに発展しました。Bさんは、犬の散歩中にエレベーターで他の住民と乗り合わせましたが、犬が吠えてしまい、相手を怖がらせてしまいました。その後、管理会社から注意を受け、犬の飼育を諦めざるを得なくなりました。

3. ペット飼育を可能にするためのステップ:理事会への提案、規約改正、住民の合意形成

ペット飼育を諦めたくない場合は、マンションの規約を改正し、ペット飼育を可能にするという道もあります。ただし、これは簡単な道のりではありません。多くの時間と労力、そして住民の理解と協力が必要です。

具体的なステップは以下の通りです。

1. 現状の把握: まずは、マンションの管理規約を確認し、ペットに関する規定を正確に把握します。また、理事会や管理会社に相談し、ペット飼育に関する過去の議論や事例について情報を収集します。
2. アンケート調査: 住民のペット飼育に対する意向を把握するために、アンケート調査を実施します。賛成、反対、どちらでもないという意見の割合を把握し、反対意見を持つ住民の理由を分析します。
3. 理事会への働きかけ: アンケート結果を踏まえ、理事会にペット飼育に関する提案を行います。提案書には、ペット飼育のメリット(コミュニティの活性化、防犯効果など)、デメリット(騒音、臭い、アレルギーなど)、具体的な対策(飼育可能なペットの種類、飼育ルール、共用部分の利用方法など)を明記します。
4. 規約改正案の作成: 理事会で議論を重ね、ペット飼育に関する規約改正案を作成します。改正案は、住民の意見を反映し、現実的で実行可能な内容にする必要があります。
5. 住民説明会: 規約改正案について、住民説明会を開催し、住民の理解を求めます。賛成意見だけでなく、反対意見にも真摯に耳を傾け、疑問や不安を解消するように努めます。
6. 総会での決議: 規約改正案は、管理組合の総会で決議されます。特別多数決(区分所有者数および議決権の4分の3以上の賛成)が必要となる場合が多いです。
7. 飼育ルールの策定: 規約改正後、ペット飼育に関する具体的なルールを策定します。飼育可能なペットの種類、大きさ、頭数、飼育者の責任、共用部分の利用方法などを明確に定めます。

Cマンションでは、住民の熱心な働きかけにより、ペット飼育が可能になりました。Cマンションの住民たちは、アンケート調査、理事会への働きかけ、住民説明会などを通じて、ペット飼育に関する議論を深めました。その結果、住民の約8割がペット飼育に賛成し、規約改正が実現しました。

まとめ:リスクを理解し、段階的なアプローチを

ペット禁止のマンションで内緒で犬を飼育することは、様々なリスクを伴います。発覚した場合の法的責任や近隣住民とのトラブル、コミュニティでの孤立など、デメリットは少なくありません。

ペット飼育を諦めたくない場合は、マンションの規約を改正し、ペット飼育を可能にするという道もあります。しかし、これは簡単な道のりではありません。住民の理解と協力が不可欠です。

まずは、現状を把握し、アンケート調査を実施し、理事会に働きかけ、規約改正案を作成し、住民説明会を開催し、総会で決議するという、段階的なアプローチが必要です。

犬との生活は、飼い主にとって大きな喜びをもたらしてくれます。しかし、マンションでの犬との生活は、周囲への配慮が不可欠です。ルールを守り、マナーを守り、快適な共同生活を送るように心がけましょう。

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