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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬はOK、猫はNGの賃貸で猫を飼うのはアリ? 後悔しないための徹底解説

#賃貸トラブル
 
アパート暮らしで猫を飼おうと思っています。ノルウェージャンフォレストキャットが可愛いなと思ってペットショップへ行きました。そこで猫を見ていると店員さんに「飼う気ありますか?」など色々聞かれたので、年末に猫の飼えるアパートへ引っ越そうと考えているがなかなか見つからないと言うことを伝え、今狙っている物件も犬は確実に飼えるが、猫はNGの可能性が高いことを伝えました。すると店員は「ペット不可でも飼っている人はたくさんいるので大丈夫です」「ノルウェージャンフォレストキャットはほとんど鳴かないし、鳴いてもテレビの音の方が大きいです、足音も聞こえません、バレることはないです」などと言ってきたので、大丈夫か?この店員…と、びっくりしました…。ネットで検索してみると、ペット不可だと退去時に臭いや毛などでばれて、高額のお金を払うことになると書かれていました…。ペットショップ店員は、ただ単に猫を売りたくてそのようなことを言ったのか、もしくは本当にペット不可の賃貸で猫を飼っているひとがそんなにいるのか…犬のみ可の物件で猫を飼っている人がいるのか…気になったので、そのような現状にある人や、過去にあった人など、教えていただければ嬉しいです。(私は猫可以外の賃貸で猫を飼おうとは思っていません。)

結論から言うと、犬はOK、猫はNGの賃貸物件で猫を内緒で飼うのは絶対に避けるべきです。ペットショップの店員さんの言葉を鵜呑みにしてはいけません。確かに、バレずに飼っている人もいるかもしれませんが、発覚した場合のリスクは非常に大きいからです。

今回は、犬はOKだが猫はNGという物件で猫を飼うことの危険性、発覚した場合のペナルティ、そして何よりも大切な猫と安心して暮らすための方法について、詳しく解説していきます。

ケーススタディ:もし猫を内緒で飼ってしまったら…

Aさんの体験談をご紹介します。Aさんは、どうしても猫と暮らしたくて、犬はOKだが猫はNGの賃貸物件で内緒で猫を飼い始めました。最初はバレないだろうと思っていたのですが、数ヶ月後、問題が発生しました。
異臭騒ぎ: 共用部分で猫の臭いがするという苦情が管理会社に寄せられました。
鳴き声問題: Aさんが留守中に猫が鳴き、近隣住民に迷惑をかけてしまいました。
アレルギー: 他の住民から猫アレルギーの症状が出たという訴えがありました。

管理会社は調査を開始し、Aさんが猫を飼っていることが発覚。Aさんは契約違反を理由に、即時退去を求められました。さらに、室内のクリーニング費用や修繕費用として、高額な請求がAさんに突きつけられたのです。

Aさんは猫を手放すことになり、住む場所も失い、多額の費用を支払うことになりました。Aさんのように後悔する人が一人でも減るように、以下で詳しく解説していきます。

なぜ「犬はOK、猫はNG」の物件が存在するのか?

まず、なぜこのような物件が存在するのでしょうか?理由はいくつか考えられます。
物件の構造上の問題: 猫は犬に比べて体が小さく、壁の隙間などから逃げ出す可能性があります。古い物件などでは、特にそのリスクが高まります。
過去のトラブル: 過去に猫の飼育が原因で、他の住民との間でトラブルが発生したことがあるのかもしれません。
大家さんの意向: 単純に大家さんが猫が好きではない、または猫による建物の損傷を懸念しているというケースもあります。

いずれにしても、大家さんや管理会社が猫の飼育を禁止しているのには、それなりの理由があるのです。

猫を内緒で飼うことのデメリット

犬はOKだが猫はNGの物件で猫を内緒で飼うことは、以下のようなデメリットがあります。
契約違反: 賃貸契約書には、ペットの飼育に関する条項が必ず記載されています。猫を内緒で飼うことは、この契約に違反することになります。
強制退去: 契約違反が発覚した場合、強制退去を命じられる可能性があります。
損害賠償請求: 猫による建物の損傷や臭い、騒音などにより、損害賠償を請求される可能性があります。
近隣トラブル: 猫の鳴き声や臭い、抜け毛などが原因で、近隣住民との間でトラブルになる可能性があります。
精神的な負担: いつバレるかと常に不安を感じながら生活しなければなりません。これは、猫にとっても飼い主にとっても大きなストレスとなります。
猫の健康への影響: ストレスは猫の免疫力を低下させ、病気にかかりやすくする可能性があります。また、十分な運動や遊びのスペースを確保できない場合、猫の心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

これらのデメリットを考えると、猫を内緒で飼うことは、決して賢明な選択とは言えません。

発覚した場合の具体的なペナルティ

実際に、猫を内緒で飼っていたことが発覚した場合、どのようなペナルティが科せられるのでしょうか?
口頭注意: まずは管理会社から口頭で注意を受けることが多いでしょう。
始末書提出: 違反行為を認め、謝罪する旨を記載した始末書の提出を求められる場合があります。
改善命令: 猫の飼育をやめるよう、書面で命令される場合があります。
違約金: 契約書に違約金の条項が記載されている場合、違約金を支払わなければならない場合があります。
契約解除: 最悪の場合、賃貸契約を解除され、強制退去を命じられる可能性があります。
損害賠償: 猫による建物の損傷や臭い、騒音などにより、損害賠償を請求される可能性があります。

これらのペナルティは、決して軽いものではありません。特に、強制退去や損害賠償請求は、生活に大きな影響を与える可能性があります。

猫と安心して暮らすための選択肢

では、猫と安心して暮らすためには、どのような選択肢があるのでしょうか?

1. 猫可の賃貸物件を探す: 最も確実な方法は、猫の飼育が許可されている賃貸物件を探すことです。最近はペット可の物件も増えてきているので、根気強く探してみましょう。
2. ペット共生型賃貸物件を検討する: ペット共生型賃貸物件とは、ペットとの暮らしを前提とした設計や設備を備えた物件のことです。猫のためのキャットウォークや爪とぎスペースなどが設けられている場合もあります。
3. 分譲マンションを購入する: 経済的に余裕があれば、ペット可の分譲マンションを購入するのも一つの選択肢です。
4. 一戸建てを賃貸または購入する: 一戸建てであれば、集合住宅に比べて近隣への影響を気にせずに猫と暮らすことができます。
5. 里親になることを検討する: 既に猫を飼っている場合は難しいかもしれませんが、これから猫を飼おうと考えているのであれば、保護猫の里親になることを検討してみるのも良いでしょう。

これらの選択肢の中から、自分に合った方法を選び、猫と安心して暮らせる環境を整えましょう。

猫可の賃貸物件探しのコツ

猫可の賃貸物件を探す際には、以下の点に注意すると良いでしょう。
インターネットで検索する: 賃貸情報サイトで「ペット可」「猫可」などのキーワードで検索してみましょう。
不動産会社に相談する: ペット可物件に強い不動産会社に相談してみるのも良いでしょう。
条件を明確にする: 家賃、間取り、駅からの距離など、希望する条件を明確にしておくことで、物件探しがスムーズに進みます。
複数の物件を比較検討する: 焦らずに、複数の物件を比較検討し、自分に合った物件を選びましょう。
内見時に確認する: 内見時には、猫が安全に暮らせるかどうか、設備や環境などを確認しましょう。
契約内容をしっかり確認する: 契約時には、ペットに関する条項をしっかり確認し、不明な点があれば必ず質問しましょう。

これらの点に注意して、理想の猫可物件を見つけてください。

ペット共生型賃貸物件の魅力

ペット共生型賃貸物件は、猫と暮らすための様々な工夫が凝らされています。
猫専用の設備: キャットウォーク、爪とぎポール、猫用トイレなどが設置されている場合があります。
滑りにくい床材: 猫が走り回っても滑りにくい床材が使用されている場合があります。
消臭機能付きの壁材: 猫の臭いを吸収する壁材が使用されている場合があります。
ペット専用の洗い場: 共用部分にペット専用の洗い場が設置されている場合があります。
ドッグラン: 犬を飼っている人も猫を飼っている人も、ペットと一緒に遊べるドッグランが併設されている場合があります。

これらの設備やサービスは、猫と飼い主の生活をより快適にしてくれます。

専門家からのアドバイス

最後に、ペットと住むことに関する専門家である獣医のB先生にアドバイスをいただきました。

「ペットを飼うということは、その命を預かるということです。安易な気持ちで飼い始めるのではなく、最後まで責任を持って飼育できるかどうかをよく考えてください。また、ペットを飼う際には、近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。ペット可の物件であっても、鳴き声や臭いなどで迷惑をかけることのないよう、しつけや衛生管理を徹底することが大切です。」

B先生のアドバイスにもあるように、ペットを飼うことは、楽しいことばかりではありません。責任と覚悟を持って、ペットとの生活をスタートさせましょう。

まとめ

犬はOK、猫はNGの賃貸物件で猫を内緒で飼うことは、リスクが非常に高く、おすすめできません。猫と安心して暮らすためには、猫可の賃貸物件を探すか、ペット共生型賃貸物件を検討するなど、適切な選択肢を選ぶようにしましょう。

猫との生活は、喜びと癒しを与えてくれます。ルールを守り、猫と快適な暮らしを送ってくださいね。

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