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ペット可賃貸、契約後の「猫はダメ」トラブル!どう対応する?【犬との暮らしアドバイザーが解説】

#賃貸トラブル
 

せっかく見つけたペット可の賃貸物件。しかも、不動産屋さんが管理会社に確認までしてくれたのに、契約書を見たら「小型犬のみ」の文字が…。猫ちゃんと暮らしているあなたにとっては、まさに青天の霹靂ですよね。しかも、もう前の家は退去済み、契約金も支払い済みとなれば、ショックで頭が回らないのも当然です。でも、諦めるのはまだ早い!今回は、そんなピンチを乗り越えるための対応策を、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの視点から解説します。

まずは結論から。今回のケースでは、以下の3つの選択肢が考えられます。

  1. 契約解除を申し出て、支払った費用を返還してもらう
  2. 猫を飼育できる別の物件を探し、引っ越し費用などを損害賠償として請求する
  3. どうしてもその物件に住みたい場合は、管理会社と交渉して猫の飼育を認めてもらう

それぞれの選択肢について、詳しく見ていきましょう。

マンションの賃貸契約でトラブル発生!猫を1匹飼っているのですが、ペットOKの物件で条件に合うものを見つけました。不動産屋が管理会社に電話で確認したところ、猫1匹でも大丈夫とのこと。しかし、契約書には「小型犬のみ」と記載されており、再度確認すると猫はダメだと言われました。前の家は退去済みで、契約金も支払い済み。このような場合、どう対応するのがベストでしょうか?物件は諦めてほしいと言われ、後日連絡待ちの状態です。

1. なぜこのようなトラブルが起きてしまったのか?

今回のトラブルの原因は、不動産会社と管理会社との間の情報伝達ミス、そして契約書の内容確認不足にあると考えられます。不動産会社は管理会社に確認した際、猫の飼育について明確な許可を得たと認識していたのでしょう。しかし、管理会社は「小型犬のみ」という規定を優先し、猫の飼育を認めないという判断に至ったようです。

また、契約者であるあなた自身も、契約書の内容をしっかりと確認しなかった点に、落ち度があったと言えるかもしれません。契約書は、賃貸借契約における最も重要な書類です。署名・捺印する前に、内容を隅々まで確認し、不明な点があれば必ず質問するようにしましょう。

2. 契約解除を申し出て、支払った費用を返還してもらう

今回のケースでは、契約内容と異なる状況が発生しているため、契約解除を申し出ることが可能です。民法では、契約内容に重要な錯誤があった場合、契約を取り消すことができると定められています。今回の「ペット可」という条件は、契約の成立において非常に重要な要素であったと言えるでしょう。

まずは、不動産会社に契約解除を申し出る旨を伝えましょう。その際、以下の点を明確に伝えることが重要です。

不動産会社が契約解除に応じない場合は、内容証明郵便で契約解除通知を送付することも検討しましょう。内容証明郵便は、送付した内容と日付を証明するもので、後々のトラブルを避けるために有効です。

ただし、契約解除には、時間と労力がかかる場合があります。また、全額返還が認められない可能性も考慮しておく必要があります。

3. 猫を飼育できる別の物件を探し、引っ越し費用などを損害賠償として請求する

契約解除が難しい場合や、どうしてもすぐに引っ越したい場合は、猫を飼育できる別の物件を探し、引っ越し費用などを損害賠償として請求することを検討しましょう。今回のトラブルは、不動産会社の情報伝達ミスが原因であるため、損害賠償を請求する正当な理由があります。

損害賠償として請求できる費用としては、以下のようなものが考えられます。

損害賠償請求を行う場合は、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、法的な知識や経験に基づいて、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。

ただし、損害賠償請求には、訴訟費用や弁護士費用がかかる場合があります。また、請求が認められない可能性も考慮しておく必要があります。

4. どうしてもその物件に住みたい場合は、管理会社と交渉して猫の飼育を認めてもらう

もし、あなたがどうしてもその物件に住みたいと考えているのであれば、管理会社と交渉して猫の飼育を認めてもらうという選択肢もあります。ただし、この方法は、交渉が成功する保証はありません。

交渉する際には、以下の点をアピールすることが重要です。

また、猫の飼育を認めてもらう代わりに、家賃を上乗せしたり、敷金を増額したりすることを提案することも有効かもしれません。

交渉が難航する場合は、不動産会社に仲介に入ってもらうことも検討しましょう。不動産会社は、管理会社との関係性を持っているため、交渉を有利に進めてくれる可能性があります。

5. トラブルを未然に防ぐためにできること

今回のトラブルから学べる教訓は、契約前にしっかりと確認することの重要性です。ペット可の物件を探す際には、以下の点に注意しましょう。

また、ペットを飼育する際には、近隣住民への配慮も忘れないようにしましょう。鳴き声や臭い、抜け毛など、ペットが原因でトラブルが発生するケースは少なくありません。ペットのしつけや衛生管理を徹底し、快適なペットライフを送れるように心がけましょう。

6. まとめ:諦めずに、粘り強く交渉を!

今回のケースは、非常にデリケートな問題であり、解決には時間と労力がかかるかもしれません。しかし、諦めずに、粘り強く交渉することで、きっと良い結果に繋がるはずです。今回の記事が、あなたのペットライフを応援する一助となれば幸いです。

困った時は、専門家への相談も検討しましょう。弁護士や不動産コンサルタントなど、専門家は、あなたの状況に合わせた適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。

今回のトラブルは、あなただけの問題ではありません。ペットと暮らす人々が安心して賃貸物件を探せるよう、情報共有や啓発活動も重要です。

最後に、今回のトラブルが一日も早く解決し、あなたと愛猫が安心して暮らせる日が来ることを心から願っています。

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