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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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アパートの共有スペースに放置されたゴミ問題、解決策は?【犬との同居NG物件での犬飼育も発覚!】

#生活トラブル
 
アパートの共有部分である花壇に、他の住人がタイヤや工具、オイルなどの私物を放置して困っています。不動産屋が再三注意しても改善されず、困り果てています。私は同じ賃借人ですが、放置物の撤去や、ひいては住人の退去を求めることは可能でしょうか?
加えて、その住人がペット禁止のアパートで小型犬を飼っているのを目撃しました。これらの問題に対して、私ができることはありますか?

この質問、本当に深刻ですよね。せっかく気持ちよく暮らしたいのに、他の住人のせいで台無し…という状況、お察しします。しかも、ペット禁止なのに犬を飼っているなんて、許せない気持ちもわかります。
でも、ご安心ください。諦めずに、できることから一つずつ解決していきましょう!

まず、結論からお伝えすると、共有スペースの放置物撤去とペット飼育問題、それぞれにアプローチすることで、解決の糸口が見つかる可能性は十分にあります。

なぜ放置物を勝手に撤去できないのか?

法律上、たとえ共有スペースであっても、他人の所有物を勝手に処分することはできません。これは「自力救済の禁止」という原則があるためです。つまり、権利を侵害されたからといって、自分で実力行使して解決することは認められていないのです。

放置物撤去のためにできること:段階的な解決策

では、どうすればいいのでしょうか? 以下のステップで、段階的に解決を目指しましょう。

1. 不動産屋との連携を密にする

まずは、不動産屋との連携を密にしましょう。
今回のケースでは、すでに不動産屋が注意しているにも関わらず、改善が見られないとのこと。しかし、諦めずに、状況を詳しく伝え、より積極的に対応してもらうよう働きかけましょう。
証拠写真の提出: 放置物の写真や、ペット飼育の証拠となる写真などを提出し、状況を具体的に伝えましょう。
書面での通知: 口頭だけでなく、書面で改善を求める通知を送ってもらうよう依頼しましょう。書面は、後々の証拠としても役立ちます。
他の入居者への協力依頼: 他の入居者も迷惑に感じている場合は、協力して不動産屋に訴えることで、より効果が期待できます。

2. 内容証明郵便の送付

不動産屋が動いてくれない場合、内容証明郵便で、放置している住人に対して直接警告することも可能です。内容証明郵便とは、郵便局が内容、差出人、受取人を証明してくれる郵便です。
専門家への相談: 内容証明郵便を作成する際は、弁護士や行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。法的な根拠に基づいた内容にすることで、相手にプレッシャーを与え、改善を促す効果が期待できます。
期限を設ける: 内容証明郵便には、放置物の撤去期限を明記しましょう。期限を過ぎても改善されない場合は、法的措置を検討することも視野に入れる旨を記載することも有効です。

3. 法的措置の検討

内容証明郵便を送っても改善が見られない場合は、法的措置を検討せざるを得ない場合もあります。
民事訴訟: 放置物の撤去を求める訴訟を起こすことができます。ただし、訴訟には時間と費用がかかるため、慎重に検討する必要があります。
調停: 裁判所を介して、当事者間で話し合いを行う調停という手段もあります。調停は、訴訟よりも時間や費用を抑えることができ、当事者間の合意を目指す手続きです。

ペット飼育問題への対応:証拠収集と契約内容の確認

次に、ペット飼育問題についてです。ペット禁止の物件で犬を飼育することは、契約違反にあたります。

1. 証拠の収集

まずは、犬を飼育している証拠を集めましょう。
写真・動画: 犬を抱いて出入りする写真や動画は、有力な証拠となります。
鳴き声の録音: 犬の鳴き声を録音することも、証拠の一つになります。
他の入居者の証言: 他の入居者も犬の存在に気づいている場合は、証言を得ることも有効です。

2. 契約内容の確認

賃貸契約書を確認し、ペット飼育禁止の条項が明記されていることを確認しましょう。

3. 不動産屋への報告と対応の依頼

集めた証拠と契約内容を添えて、不動産屋に報告し、対応を依頼しましょう。不動産屋は、契約違反者に対して、ペットの飼育をやめるよう指導する義務があります。

4. 契約解除の申し立て

不動産屋が対応してくれない場合や、改善が見られない場合は、契約解除を申し立てることも可能です。ただし、契約解除は、最終的な手段であり、法的な手続きが必要となる場合もあります。

ケーススタディ:ペット禁止アパートでの犬飼育問題解決事例

実際に、ペット禁止のアパートで犬を飼育している住人がいたケースで、Aさんがどのように解決したのかご紹介しましょう。

Aさんは、隣の住人が小型犬を飼っていることに気づきました。Aさんは、犬の鳴き声や臭いに悩まされ、管理会社に相談しましたが、なかなか対応してくれません。

そこで、Aさんは自分で証拠を集めることにしました。犬の鳴き声を録音したり、犬を抱いて出入りする姿を写真に撮ったりしました。また、他の入居者にも事情を説明し、証言を得ることができました。

集めた証拠を添えて、再度管理会社に強く訴えたところ、ようやく管理会社も重い腰を上げ、飼い主にペットを手放すよう指導しました。最終的に、飼い主は犬を手放し、Aさんは平穏な生活を取り戻すことができました。

このケースからわかるように、諦めずに証拠を集め、根気強く訴えることが、問題解決への第一歩となります。

専門家からのアドバイス:弁護士B先生の場合

弁護士B先生は、こう語ります。「賃貸トラブルは、当事者間での話し合いが難しい場合が多く、感情的になりがちです。しかし、感情的にならず、冷静に状況を把握し、法的な根拠に基づいて行動することが重要です。必要であれば、弁護士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。」

まとめ:諦めずに、できることから始めよう!

今回のケースでは、放置物の撤去とペット飼育問題、2つの問題が絡み合っていますが、それぞれに適切なアプローチをすることで、解決の糸口が見つかるはずです。
不動産屋との連携を密にする
証拠を収集する
内容証明郵便を送付する
法的措置を検討する

これらのステップを踏みながら、諦めずに、できることから一つずつ解決を目指しましょう。
そして、もし一人で悩んでしまう場合は、専門家への相談も検討してみてください。

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