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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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多頭飼いの悩み:どうしても2匹目を愛せない…そんな時の解決策

#多頭飼い
 

多頭飼いをしていると、どうしても1匹にばかり愛情を注いでしまい、もう1匹を愛せない…そんな悩みを抱えてしまうこと、ありますよね。特に、先住犬がおとなしい性格なのに対し、後から迎えた犬が吠え癖やいたずら好きだったりすると、その気持ちは一層強くなるかもしれません。

犬を2匹飼っていますが、どうしても2匹目を愛せない自分がいます。一匹目は柴犬でしつけもしたのであまり吠えたりせず悪さはしません。2匹目はポメラニアンチワワmixで、しつけをしてもかなり吠えます。小型犬なので仕方ないですが、私は今一軒家貸家の賃貸に住んでいますが、ポメチワmixの方が柱などをガリガリ噛む癖があり、何度しつけをしても辞めません。柴犬よりかは寂しがり屋で人懐っこい所があり可愛い時もあります。私の寝返りやちょっとした音で起きたと判断し、朝の四時とかから鳴きます。いいところを探せばたくさんあるのに悪いところを探して落胆する自分がいます。どうしたら愛せるのか。このままなら里親を探し譲った方がこの子の為になるのではないかと毎日考えてしまいます。同じ境遇の方とかいませんか?

今回は、そんなお悩みを抱えるあなたのために、具体的な解決策と心の持ち方について、犬の行動学の専門家であるドッグトレーナーのA先生と、実際に多頭飼いで同じような経験をしたBさんの体験談を交えながら、お話していきます。

結論:愛情の偏りは誰にでも起こりうる!解決策は必ずある

まず、結論からお伝えすると、多頭飼いをしている中で、特定の犬に愛情が偏ってしまうのは、決して珍しいことではありません。犬にも個性があり、飼い主との相性もあります。大切なのは、自分を責めすぎず、状況を改善するためにできることを一つずつ試していくことです。

里親に出すという選択肢も、最終的には犬にとって幸せな道かもしれません。しかし、その前に、できる限りの努力をしてみることで、後悔のない決断ができるはずです。

ケーススタディ:Bさんの体験談

まずは、Bさんの体験談をご紹介しましょう。Bさんは、10歳になるラブラドールレトリバーのCちゃんと、2歳になるミニチュアダックスフンドのD君を飼っています。Cちゃんは、穏やかで賢く、ほとんど手がかからない子でした。一方、D君は、やんちゃで甘えん坊、そして、とにかく吠えるのが悩みでした。

Bさんは、D君を迎えてからというもの、Cちゃんにばかり愛情を注いでいることに気づきました。D君が吠えるたびにイライラし、Cちゃんと比べてばかり。D君の可愛いところもたくさんあるのに、どうしても好きになれない自分がいました。

「このままでは、D君がかわいそうだ。里親に出した方がいいのではないか…」

Bさんは、毎日そう考えていました。そんな時、Bさんは、犬の行動学の専門家であるA先生に相談することにしました。

専門家からのアドバイス:犬の行動学に基づいた解決策

A先生は、Bさんの話を聞き、D君の行動の原因と、それに対する具体的な対策を教えてくれました。

1. 吠え癖の原因を特定する

犬が吠えるのには、必ず理由があります。D君の場合、分離不安、警戒心、退屈などが原因として考えられました。
分離不安:飼い主と離れるのが不安で吠える
警戒心:インターホンや物音に反応して吠える
退屈:エネルギーを持て余して吠える

2. 原因に合わせた対策を行う

原因が特定できたら、それぞれの原因に合わせた対策を行いましょう。
分離不安の場合
クレートトレーニングを行う
留守番前に十分な運動をさせる
おもちゃを与えて気を紛らわせる
警戒心の場合
インターホンが鳴っても落ち着いていられるように訓練する
窓から外が見えないように工夫する
退屈の場合
散歩の時間を増やす
知育玩具を与える
一緒に遊ぶ時間を作る

3. ポジティブな強化を行う

犬のしつけで大切なのは、悪い行動を叱るのではなく、良い行動を褒めてあげることです。D君が吠えなかった時は、大げさに褒めて、ご褒美をあげましょう。

4. 柴犬との時間を意識的に作る

どうしてもポメチワmixのD君に手がかかってしまい、柴犬のCちゃんとの時間が減ってしまう…ということもあるかもしれません。CちゃんもBさんに甘えたい気持ちがあるはずです。Cちゃんとの散歩の時間を増やしたり、一緒に遊ぶ時間を作ったりして、Cちゃんにも愛情を注いであげましょう。

5. 専門家のサポートを受ける

自分だけで解決しようとせず、ドッグトレーナーや獣医などの専門家のサポートを受けることも大切です。専門家は、客観的な視点からアドバイスをしてくれますし、あなたに合った解決策を提案してくれます。

Bさんの変化:愛情を取り戻すまでの道のり

A先生のアドバイスを受け、Bさんは、D君のために様々な対策を試みました。クレートトレーニングを始め、散歩の時間を増やし、知育玩具を与えました。また、D君が良い行動をした時は、大げさに褒めて、ご褒美をあげました。

最初はなかなか効果が出ませんでしたが、根気強く続けるうちに、D君の吠え癖は徐々に改善されていきました。そして、D君の可愛いところにも、改めて気づくことができました。

Bさんは、D君を心から愛せるようになったのです。

「今では、D君は私にとってかけがえのない存在です。あの時、里親に出さなくて本当に良かったと思っています。」

Bさんは、そう語ってくれました。

多頭飼いで愛せない犬がいる時のチェックリスト

Bさんの体験談を踏まえ、多頭飼いで愛せない犬がいる時のチェックリストを作成しました。

  1. 吠え癖の原因を特定する
    • 分離不安
    • 警戒心
    • 退屈
    • その他
  2. 原因に合わせた対策を行う
    • クレートトレーニング
    • 散歩時間の増加
    • 知育玩具の活用
    • 環境の見直し
  3. ポジティブな強化を行う
    • 良い行動を褒める
    • ご褒美を与える
  4. 先住犬との時間を意識的に作る
    • 散歩
    • 遊び
    • スキンシップ
  5. 専門家のサポートを受ける
    • ドッグトレーナー
    • 獣医
    • カウンセラー
  6. 自分の心と向き合う
    • なぜ愛せないのか
    • どんな時にイライラするのか
    • どんな時に可愛いと思うのか

これらの項目を一つずつチェックし、できることから始めてみましょう。

愛犬との関係を改善するためのヒント

最後に、愛犬との関係を改善するためのヒントをいくつかご紹介します。
完璧主義を手放す

犬に完璧を求めすぎないようにしましょう。犬も人間と同じように、個性があり、得意なことと苦手なことがあります。
犬の気持ちを理解する

犬の行動には、必ず理由があります。犬の気持ちを理解しようと努めることで、より良い関係を築くことができます。
楽しい時間を共有する

一緒に遊んだり、散歩に行ったり、旅行に行ったり…楽しい時間を共有することで、犬との絆は深まります。
感謝の気持ちを伝える

毎日、犬に感謝の気持ちを伝えましょう。「いつもありがとう」「大好きだよ」…言葉に出して伝えることで、犬はあなたの気持ちを理解してくれるはずです。

まとめ:焦らず、諦めずに、愛犬との関係を育んでいきましょう

多頭飼いをしていると、どうしても愛情の偏りが生じてしまうことがあります。しかし、それは決して恥ずかしいことではありません。大切なのは、自分を責めすぎず、状況を改善するためにできることを一つずつ試していくことです。

焦らず、諦めずに、愛犬との関係を育んでいきましょう。きっと、愛犬はあなたの愛情に応えてくれるはずです。

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