大阪への引越し、おめでとうございます!…と言いたいところですが、大型犬11頭との引越しとなると、住まい探しはまさに難関ですよね。でも、諦めないでください!多頭飼いOKの物件は確かに少ないですが、探し方次第で理想の住まいは見つかります。今回は、そんなあなたのために、賃貸アドバイザーの私が、多頭飼い物件探しの秘訣を伝授します。
結論から言うと、大型犬11頭を受け入れてくれる賃貸物件は、決して簡単ではありませんが見つかります!大切なのは、根気強く探すこと、そして、大家さんや不動産会社に安心感を与えるための工夫をすることです。
Aさんご家族は、以前、ミニチュアシュナウザー7匹と暮らしていました。転勤で大阪に引っ越すことになった際、Aさんも住まい探しに大変苦労されました。しかし、諦めずに不動産会社を回り、大家さんと直接交渉することで、最終的に一軒家を借りることができました。Aさんの成功の秘訣は、以下の3点です。
ペット可物件に絞らず、交渉可能な物件を探した
犬たちの写真や飼育環境をまとめた資料を作成し、大家さんに提示した
入居後のトラブル防止策(騒音対策、清掃など)を具体的に説明した
Aさんのように、工夫次第で多頭飼いでも理想の住まいを見つけることは可能です。
ここからは、具体的なステップを見ていきましょう。
まずは、情報収集から始めましょう。以下の情報を整理しておくと、不動産会社との交渉がスムーズに進みます。
希望エリアの明確化:通勤・通学の利便性、周辺環境などを考慮して、希望エリアを絞り込みましょう。
物件の条件整理:間取り、家賃、駐車場、庭の有無など、希望する物件の条件を具体的にリストアップしましょう。
犬たちの情報整理:犬種、年齢、性格、ワクチン接種状況、狂犬病予防接種状況などをまとめておきましょう。写真や動画があると、大家さんに安心感を与えられます。
飼育計画の作成:散歩コース、食事、しつけ、健康管理など、具体的な飼育計画を作成しましょう。
自己PR資料の作成:自己紹介、家族構成、仕事内容、犬たちとの暮らしぶりなどをまとめた資料を作成しましょう。
犬を飼う上でのルールやマナーを遵守すること
近隣住民への配慮を徹底すること
物件を清潔に保つこと
などを明記すると、大家さんに安心感を与えられます。
多頭飼い物件に強い不動産会社を選びましょう。以下のポイントを参考に、不動産会社を探してみてください。
ペット可物件の取り扱いが多い:ペット可物件の取り扱い実績が多い不動産会社は、多頭飼いの事情にも理解がある可能性が高いです。
地域密着型:地域密着型の不動産会社は、大家さんとの繋がりが強く、交渉に有利な場合があります。
親身になって相談に乗ってくれる:あなたの状況を理解し、親身になって相談に乗ってくれる不動産会社を選びましょう。
複数の不動産会社に相談し、それぞれの得意分野や強みを見極めることが大切です。
不動産会社と協力して、条件に合う物件を探しましょう。以下の点に注意して、物件をチェックしてください。
広さ:犬たちが十分に動き回れる広さを確保しましょう。
床材:滑りにくく、掃除しやすい床材を選びましょう。
日当たり・風通し:犬たちが快適に過ごせるように、日当たりと風通しの良い物件を選びましょう。
周辺環境:散歩コースや動物病院など、犬たちに必要な施設が近くにあるか確認しましょう。
防音性:犬の鳴き声が近隣住民に迷惑にならないように、防音性の高い物件を選びましょう。
内見時には、必ず犬たちを連れて行き、実際に物件との相性を確認しましょう。
気になる物件が見つかったら、大家さんと直接交渉してみましょう。以下の点をアピールすることで、大家さんの不安を解消し、入居の許可を得られる可能性が高まります。
犬たちの性格や飼育状況:犬たちが人懐っこく、しつけが行き届いていることをアピールしましょう。
飼育環境:清潔で安全な飼育環境を整えていることをアピールしましょう。
近隣住民への配慮:騒音対策や清掃など、近隣住民への配慮を徹底することを約束しましょう。
入居後のトラブル防止策:万が一、トラブルが発生した場合の対応策を具体的に説明しましょう。
大家さんとの信頼関係を築くことが、多頭飼い物件探しの成功の鍵となります。
大家さんの許可が得られたら、契約の手続きを進めましょう。契約書の内容をよく確認し、不明な点があれば必ず質問してください。引越しの準備は、計画的に進めましょう。犬たちのストレスを軽減するために、事前に新しい住まいの匂いを嗅がせたり、お気に入りの物を持ち込んだりすると良いでしょう。
多頭飼いは、単独飼育とは異なる注意点があります。
経済的な負担:食費、医療費、トリミング代など、経済的な負担が増えることを覚悟しておきましょう。
時間的な負担:散歩、食事、掃除など、時間的な負担が増えることを覚悟しておきましょう。
犬同士の相性:犬同士の相性が悪いと、ケンカやストレスの原因になることがあります。事前に相性を確認し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けましょう。
感染症のリスク:多頭飼いは、感染症のリスクが高まります。定期的なワクチン接種や健康チェックを徹底しましょう。
獣医のB先生は、「多頭飼いは、犬たちにとっても飼い主にとっても、大きな喜びをもたらす素晴らしい経験です。しかし、そのためには、十分な準備と覚悟が必要です。犬たちの健康管理はもちろんのこと、飼い主自身の心身の健康にも気を配り、無理のない範囲で多頭飼いを楽しみましょう。」と語ります。
大型犬11頭との大阪での新生活は、確かに困難な道のりかもしれません。しかし、諦めずに根気強く探せば、必ず理想の住まいは見つかります。今回の記事でご紹介したステップや注意点を参考に、家族みんなが幸せに暮らせる住まいを見つけてください。応援しています!