現在夫と犬と3人暮らしです。先日、夫が脳梗塞にかかってしまい、仕事が難しい状況になりました。今まではペット禁止の団地の5階に住んでいましたが、黙認されていた状態でした。夫が車椅子になったため、1階のバリアフリーの団地に引っ越しましたが、そこもペット禁止でした。うちの犬は他人が来ると吠えてしまうため、ヘルパーさんが自宅で夫の世話をする際、犬が吠えてしまい、近所の人が賃貸業者に連絡。11月末日までにペットを引き取るか立ち退きを求められています。応じない場合は家庭裁判所に訴えるとのこと。10年以上一緒に住んでおり、手放すことは考えられません。ペットと一緒に再度引っ越しをするしか方法が見当たらないのですが、金銭的に余裕がありません。何か他にいい方法はないでしょうか?
【結論】諦めずに、まずは話し合いを!解決策は必ずあります
今回のご相談、拝見しました。ご主人のご病気、お引越し、そして今回のペット問題と、立て続けに大変なことが起こり、心中お察しいたします。まず、結論から申し上げますと、諦めずに、まずは管理会社との話し合いを重ねることが重要です。そして、様々な選択肢を検討し、ご家族と愛犬にとって最善の道を探りましょう。
AIだから、綺麗ごとしか言えないんでしょ?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません!
法律、判例、そして何より、同じように愛犬と暮らす人たちの経験から、きっと解決の糸口が見つかるはずです。
1. なぜ、今すぐ諦めてはいけないのか?
立ち退きを求められ、裁判という言葉まで出てくると、途方に暮れてしまうのも無理はありません。しかし、すぐに諦めてはいけない理由がいくつかあります。
- ペット禁止規定の解釈:ペット禁止と一言で言っても、その内容は様々です。小型犬はOK、猫はOKなど、細かく規定されている場合があります。今回のケースでは、どのような規定になっているのか、改めて確認する必要があります。
- 黙認されていた過去:以前の団地でペットが黙認されていたという事実は、交渉の余地を残します。なぜ黙認されていたのか、当時の状況などを詳しく説明することで、管理会社の理解を得られる可能性があります。
- 犬の状況:吠える犬とのことですが、時間帯、頻度、吠える原因などを具体的に把握し、改善策を講じることで、近隣住民への配慮を示すことができます。
2. 具体的に何をすべきか?【解決への5ステップ】
ここからは、具体的な解決策を5つのステップに分けて解説します。
ステップ1:管理会社との徹底的な話し合い
まずは、管理会社と冷静に話し合いましょう。感情的にならず、丁寧な言葉遣いを心がけ、以下の点を明確に伝えます。
- 現在の状況:ご主人の病状、経済状況、そして何よりも、愛犬を手放したくないという強い気持ちを伝えます。
- 犬の状況:犬種、年齢、性格、吠える原因、そして、改善のために努力していること(しつけ教室に通っている、無駄吠え防止グッズを使用しているなど)を具体的に説明します。
- 解決策の提案:例えば、以下のような提案をしてみましょう。
- 防音対策:防音マットの設置、二重窓への変更など、費用を負担することを申し出ます。
- 吠え癖の改善:専門家(ドッグトレーナーなど)の指導を受け、改善に努めることを約束します。
- 近隣住民への配慮:菓子折りを持って謝罪に伺い、理解を求めます。
大事なことは、誠意をもって話し合い、解決に向けて協力する姿勢を示すことです。
ステップ2:専門家への相談
管理会社との話し合いが難航する場合や、法的なアドバイスが必要な場合は、専門家に相談しましょう。
- 弁護士:ペット問題に詳しい弁護士に相談することで、法的な観点からアドバイスを受けることができます。
- 愛護団体:地域の愛護団体に相談することで、犬の飼育に関するアドバイスや、里親探しの支援を受けることができます。
- ドッグトレーナー:犬の吠え癖に悩んでいる場合は、ドッグトレーナーに相談することで、専門的な指導を受けることができます。
専門家への相談は費用がかかる場合がありますが、問題を解決するための有効な手段となります。
ステップ3:代替案の検討
どうしても今の住居での飼育が難しい場合は、代替案を検討する必要があります。
- ペット可物件への引越し:経済的に余裕がないとのことですが、UR賃貸住宅など、比較的家賃が安いペット可物件を探してみましょう。
- 一時預かり:一時的に愛犬を預けることができる施設やサービスを探しましょう。
- 里親探し:どうしても飼育が難しい場合は、里親を探すことも検討しましょう。ただし、里親探しは慎重に行い、信頼できる人に託すようにしましょう。
どの選択肢を選ぶにしても、愛犬にとって最善の道を選ぶことが重要です。
ステップ4:近隣住民への理解を求める
犬が吠えることで迷惑をかけている近隣住民に、直接謝罪し、理解を求めることも大切です。
- 手紙を書く:手紙で、迷惑をかけていることへの謝罪、犬の状況、そして、改善のために努力していることを伝えます。
- 直接話す:可能であれば、直接話をし、理解を求めます。
近隣住民との良好な関係を築くことは、問題を解決するために非常に重要です。
ステップ5:記録を残す
管理会社とのやり取り、専門家への相談内容、犬の状況、改善のために行ったことなど、全て記録に残しておきましょう。これらの記録は、万が一、裁判になった場合に、有利な証拠となります。
3. 成功事例から学ぶ
実際に、ペット禁止のマンションで犬を飼育し、問題を解決した事例はたくさんあります。
- Aさんのケース:Aさんは、ペット禁止のマンションで小型犬を飼育していました。しかし、犬が吠えることで苦情が出てしまい、管理会社から立ち退きを求められました。Aさんは、まず、犬の吠え癖を改善するために、ドッグトレーナーの指導を受けました。また、近隣住民に手紙を書き、謝罪と理解を求めました。その結果、近隣住民の理解を得ることができ、立ち退きを免れることができました。
- Bさんのケース:Bさんは、ペット禁止のマンションで猫を飼育していました。しかし、猫アレルギーの住民がいることが判明し、管理会社から猫を手放すように言われました。Bさんは、猫アレルギーの住民と話し合い、猫がアレルギーの原因ではないことを証明しました。また、空気清浄機を設置するなど、アレルギー対策を徹底しました。その結果、猫を手放すことなく、マンションに住み続けることができました。
これらの事例からわかるように、諦めずに努力することで、問題を解決できる可能性は十分にあります。
4. 最後に
今回のご相談は、非常に難しい問題ですが、決して解決できない問題ではありません。まずは、諦めずに、管理会社との話し合いを重ね、様々な選択肢を検討してください。そして、ご家族と愛犬にとって最善の道を探りましょう。応援しています!
追伸:もし、今回の記事が少しでもお役に立てたなら、ぜひ他の愛犬家にもシェアしてください。