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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬との平穏な暮らしを守るには?隣家からの越境と市営住宅の管理責任に関するQ&A

#近隣トラブル
 
隣の家(賃貸の市営住宅)の木の枝が境界を越えて入ってきます。以前、我が家の犬が鎖が長くて隣の敷地に侵入することがありました。そうしたら隣家の住人はBB弾で撃つ行為にでました。最初はBB弾で撃たれる理由が分からなかったので、警察に連絡しました。間に警察が入って、我が家の犬が原因と分かり、つなぐ位置を変え、侵入しない措置を取りましたが、それ以来(それ以前も)付き合いはありません。隣家は境界にある木の枝の手入れをせずに、我が家の庭に通行ができないほど張り出してきています。こちらで切ることも考えましたが、民法233条に抵触し、何を言われるかわからないのでやめました。賃貸市営住宅であるので、市役所に問い合わせたのですが、明確な回答が得られません。この場合、市には管理責任はないのでしょうか?また、これ以上こじれた場合、住民と市を相手に裁判を起こして勝ち目はあるのでしょうか?補足状況の説明不足だったようです。当方は一戸建ての個人所有の住居、相手は市営住宅一戸建てです。よって当方は土地も家も所有権は私にあります。

越境問題、放置された木の枝、そして愛犬…どうすれば解決できる?

犬との暮らしは喜びと癒しをもたらしますが、時には予期せぬトラブルに見舞われることもありますよね。今回は、隣家からの越境問題、過去の愛犬を巡るトラブル、そして市営住宅の管理責任という、複雑に絡み合った問題に直面しているAさんのケースを基に、解決策を探っていきましょう。

この記事では、同様の悩みを抱える飼い主の皆さんが、平穏な生活を取り戻すためのヒントを提供します。

ケーススタディ

【ケーススタディ:Aさんの悩み】

Aさんは、愛犬と快適な生活を送るために、静かな住宅地に一戸建てを購入しました。しかし、隣接する市営住宅の庭木が境界線を越えて伸びてきて、Aさんの庭を覆うように。

以前、Aさんの愛犬が誤って隣の敷地に侵入してしまった際、隣家の住人からBB弾で撃たれるという事件がありました。警察の介入により、犬の侵入を防ぐ対策を講じたものの、隣家との関係は険悪なまま。

現在、Aさんは越境してきた木の枝の対応に困っています。自分で切ることも考えましたが、民法上の問題や隣家との更なるトラブルを懸念し、市役所に相談。しかし、明確な回答は得られませんでした。

【解決への道筋】

この状況を打開するために、Aさんが取り得る手段はいくつか考えられます。

1. 内容証明郵便による通知

まず、隣家の住人に対し、越境している木の枝の剪定を求める内容証明郵便を送付します。内容証明郵便は、相手に通知した事実を証明するもので、後々の裁判になった場合にも有効な証拠となります。
記載事項のポイント
越境している木の枝の種類と状況(写真などを添付するとより効果的です)。
越境によってAさんの生活にどのような支障が出ているか(例:庭への日当たりが悪くなった、通行の妨げになっているなど)。
民法233条に基づき、相当期間内に木の枝を剪定するよう求める旨。
剪定に応じない場合、法的措置を検討する旨。
2. 市役所への再度の相談と働きかけ

市営住宅の管理責任は市にあります。再度市役所に相談し、状況を詳しく説明した上で、隣家への指導や剪定の実施を強く求めるべきです。
相談のポイント
過去の犬を巡るトラブルについても説明し、隣家との関係が良好でないことを伝える。
越境によって生活に支障が出ている具体的な状況を説明する。
市営住宅の管理責任者との面会を求める。
3. 弁護士への相談

内容証明郵便を送付しても隣家が対応しない場合や、市役所が適切な対応を取らない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法的な観点からAさんの状況を分析し、最適な解決策を提案してくれます。
相談のポイント
これまでの経緯を詳しく説明する。
証拠となる写真や書類(内容証明郵便の控えなど)を持参する。
裁判になった場合の勝算や費用について確認する。
4. 民事調停の申し立て

裁判を起こす前に、まずは民事調停を申し立てるという方法もあります。民事調停は、裁判所を介して当事者同士が話し合い、合意による解決を目指す手続きです。
調停のメリット
裁判よりも費用が安く済む。
当事者同士が直接話し合うことで、感情的な対立を解消できる可能性がある。
調停委員が中立的な立場で助言や仲介をしてくれる。
5. 最終手段としての裁判

上記の手段を講じても解決しない場合は、裁判を起こすことも視野に入れる必要があります。ただし、裁判には時間と費用がかかるため、弁護士とよく相談し、慎重に判断しましょう。
裁判で勝つためのポイント
越境によってAさんが被った損害を具体的に立証する。
内容証明郵便の控えや写真など、証拠をしっかりと揃える。
弁護士と協力して、法的に有効な主張を展開する。

【専門家からのアドバイス】

今回のケースでは、まず内容証明郵便を送付し、市役所への働きかけを強めることが重要です。それでも解決しない場合は、弁護士に相談し、法的手段を検討しましょう。

また、過去の犬を巡るトラブルが解決を困難にしている可能性があります。隣家に対し、誠意をもって謝罪し、関係改善に努めることも大切です。

【Aさんのその後】

Aさんは、まず内容証明郵便を送付し、市役所との交渉を重ねました。その結果、市が隣家に対し、木の枝の剪定を指導することを約束。数週間後、木の枝は綺麗に剪定され、Aさんの庭には再び陽光が差し込むようになりました。

今回の経験を通じて、Aさんは「問題解決のためには、諦めずに様々な手段を試すことが大切だ」と実感しました。

犬との暮らしで大切なこと

今回のケースから、犬との暮らしにおいては、近隣住民との良好な関係を築くことが非常に重要であることがわかります。
犬の管理を徹底する

散歩中のマナーを守り、無駄吠えをさせないなど、近隣住民に迷惑をかけないように心がけましょう。
コミュニケーションを大切にする

日頃から挨拶を交わしたり、犬を介して交流を深めるなど、良好な関係を築くように努めましょう。
トラブルが発生した場合は、誠意をもって対応する

万が一、犬が原因でトラブルが発生した場合は、誠意をもって謝罪し、再発防止に努めましょう。

犬との暮らしは、私たちに多くの喜びを与えてくれます。しかし、そのためには、周囲への配慮を忘れず、責任ある飼い主としての自覚を持つことが大切です。

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