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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬と暮らせるはずが… 駐車場問題で入居できない! 賃貸トラブル解決策

#賃貸トラブル
 
来年、鹿児島から福岡県に引っ越しすることになり、犬と暮らせる賃貸アパートを探していました。
ウチの条件は中型犬可、駐車場二台が絶対条件です。
某不動産会社に何度か通い、やっと条件に合う家が見つかりました。駐車場は一台分しか空いてなく、すぐ隣の月極駐車場がたまたま一台空いているから、そこを12月から契約してくださいとのことでしたので、契約しました。
12月20日が入居日になり、支払いも済ませ、契約書にも捺印しました。ただ、保証人の印鑑に不備があり、県外のため郵送中です。
20日に福岡県に行き、管理会社に鍵を貰いに行きました。その時に犬の面接もあったのですが、「この物件は小型犬のみですし、車検証を見ると軽自動車専用なので、車は停められない」と言われました。仲介業者にも、駐車場が狭いから入るか寸法を確認して、入るならいいですよ!とFAXも送られていました。犬も少し大きめの小型犬と聞いていたそうです。私達は軽専用とも狭いとも知りませんでした。ですが、仲介業者が車の車種、年式、サイズを聞いてきましたので、それを伝えると「駐車場は一台大丈夫ですよ!」との連絡がありました。
実際車を停めてみましたが、ワンボックスの大きな車なので、車体が車道に3分の1はみ出しています。とても停めれません。また月極駐車場もワンボックスはNGと言われているので、車を入れ替える事も不可能です。
今、同じアパートの広い駐車場を使われている方に駐車場の交代を連絡しているみたいです。
犬の件はなんとかなりそうですが、もし代わって貰えなければ、私達は住む所がありません。
結局契約日にも入居出来てないですし、仲介業者は「駐車場があくまではみ出したまま停めて下さい。でもぶつけられても保証は出来ない」など、凄く無責任な事ばかり言ってきます。
挙げ句の果てには「駐車場に車が入るとは言っていない」など、嘘をつき始めました。
私達はお金と時間をかけて県外に来ていますし、駐車場代、入居できないのにその分の家賃も払っています。
もし駐車場がなければ、住む所もない。
大変困っています。無責任な仲介業者に責任を取って貰いたいのですが、現実的ではないとか責任は取れないなど言われています。取り敢えず責任が取れないなら返金はしなくていいから早急に家を探してくれと言っているのですが、それも動いていない様子です。
本当に困っています。どうしたらいいでしょうか?

今回のケースは、犬と暮らせる賃貸物件を探す中で、駐車場に関する重大な誤認が生じたことが問題です。結論から言うと、まずは状況を整理し、証拠を集め、専門家への相談を検討することが重要です。

今回の記事では、同様のトラブルに巻き込まれた飼い主さんが、どのように解決に向けて動くべきか、具体的なステップと注意点について解説します。

ケーススタディ:福岡への引越し、愛犬との新生活のはずが…

Aさんの体験談を元に、今回のケースを詳しく見ていきましょう。

Aさんは、愛犬(中型犬)と共に鹿児島から福岡へ引越しを予定していました。
「中型犬可」で「駐車場2台」という条件で賃貸物件を探し、不動産会社を通じてようやく見つけた物件。
しかし、契約直前になって「小型犬のみ」「駐車場が軽自動車専用」という事実が判明します。
不動産会社は「犬の件はなんとかなりそう」「駐車場は別の入居者と交渉する」と言うものの、具体的な解決策は提示されず、Aさんは途方に暮れています。

契約の経緯と問題点

契約時の説明不足:不動産会社は、Aさんの車のサイズや犬種を把握していながら、適切な情報提供を怠りました。
駐車場問題:契約した駐車場がAさんの車に合わないことが判明。代替案も不確実です。
入居日の遅延:駐車場問題が解決しないため、Aさんは入居できず、二重家賃が発生しています。
不動産会社の対応:責任逃れとも取れる不誠実な対応に、Aさんは不信感を募らせています。

解決への道筋:今、Aさんが取るべき行動

Aさんのように、不動産会社との間でトラブルが発生した場合、どのように解決に向けて動けば良いのでしょうか?
具体的なステップを解説します。

1. 情報と証拠の整理

まずは、今回のトラブルに関する情報を整理し、証拠を集めましょう。
契約書:賃貸契約書、駐車場契約書など、契約内容が記載された書類は全て保管しておきましょう。
不動産会社とのやり取り:メール、FAX、LINEなどの記録は、時系列順に整理しておきましょう。
写真:駐車場の状況、車のサイズなどがわかる写真を撮影しておきましょう。
メモ:不動産会社との電話内容、担当者の名前、日時などを記録しておきましょう。

これらの情報は、後々、不動産会社と交渉したり、専門機関に相談したりする際に役立ちます。

2. 不動産会社との交渉

集めた情報と証拠を元に、不動産会社と交渉しましょう。
契約内容の確認:契約書に記載された内容と、実際の状況が異なっている点を明確に伝えましょう。
損害賠償の請求:二重家賃、引越し費用、駐車場代など、今回のトラブルによって発生した損害について、賠償を求めましょう。
代替物件の要求:今回の物件が契約内容と異なるため、同等の条件を満たす代替物件を早急に探してもらうよう要求しましょう。

交渉の際は、感情的にならず、冷静に、論理的に話を進めることが重要です。
また、交渉内容を記録に残すために、書面でのやり取りを心がけましょう。

3. 専門家への相談

不動産会社との交渉が難航する場合や、法的なアドバイスが必要な場合は、専門家に相談しましょう。
弁護士:法律の専門家として、法的観点からアドバイスや交渉の代行を依頼できます。
消費者センター:消費者問題に関する相談窓口として、専門的なアドバイスや情報提供を受けられます。
宅地建物取引業協会:不動産取引に関する相談窓口として、トラブル解決のサポートを受けられます。

専門家に相談することで、法的根拠に基づいた解決策を見つけたり、交渉を有利に進めたりすることができます。

4. 内容証明郵便の送付

不動産会社との交渉が決裂した場合、内容証明郵便を送付することも検討しましょう。

内容証明郵便とは、いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったかを証明する郵便です。
内容証明郵便を送付することで、不動産会社に対して、あなたの意思を明確に伝えることができます。
また、後々、裁判になった場合、証拠として利用することも可能です。

内容証明郵便の作成は、弁護士や行政書士に依頼することもできます。

犬との暮らしを守るために:契約前に確認すべきこと

今回のAさんのケースは、契約前の確認不足が原因の一つと言えます。
今後、同じようなトラブルに巻き込まれないために、契約前に確認すべきことをまとめました。
犬に関する規約:犬種、サイズ、頭数など、犬に関する規約を細かく確認しましょう。
小型犬可と記載されていても、具体的なサイズ制限がある場合があります。
大型犬不可と記載されていても、犬種によっては相談可能な場合があります。
駐車場に関する規約:車のサイズ制限、車種制限など、駐車場に関する規約を確認しましょう。
軽自動車専用と記載されていても、具体的なサイズが明記されていない場合があります。
ワンボックス車不可と記載されていても、車種によっては相談可能な場合があります。
周辺環境:犬の散歩コース、動物病院、ペットショップなど、周辺環境を確認しましょう。
実際に物件周辺を歩いてみて、犬にとって安全で快適な環境かどうか確認しましょう。
不動産会社の担当者:担当者の知識や対応力を見極めましょう。
犬との暮らしに関する知識や経験が豊富かどうか確認しましょう。
質問に対して、丁寧に、誠実に答えてくれるかどうか確認しましょう。

これらの点を事前に確認することで、入居後のトラブルを未然に防ぐことができます。

専門家からのアドバイス:弁護士Bさんの見解

今回のケースについて、弁護士Bさんに意見を伺いました。

「今回のケースは、不動産会社の説明義務違反が認められる可能性が高いです。
不動産会社は、契約者に対して、重要な情報を正確に伝える義務があります。
今回のケースでは、犬種や駐車場に関する情報を正確に伝えていなかったため、説明義務違反に該当する可能性があります。
Aさんは、不動産会社に対して、損害賠償を請求することができます。
また、契約の解除を求めることも可能です。」

弁護士Bさんは、今回のケースは、法的に見ても、Aさんに有利な状況であると指摘しています。

まとめ:諦めずに、解決に向けて行動を

今回のAさんのケースは、犬と暮らせる賃貸物件を探す上で、注意すべき点がたくさんあることを教えてくれます。
契約前の確認:犬に関する規約、駐車場に関する規約、周辺環境などを細かく確認しましょう。
情報収集:不動産会社とのやり取り、写真、メモなど、証拠となる情報を集めましょう。
専門家への相談:弁護士、消費者センター、宅地建物取引業協会など、専門家に相談しましょう。

これらの点を踏まえ、諦めずに、解決に向けて行動することが重要です。
今回の記事が、同じようなトラブルに巻き込まれた飼い主さんの助けになれば幸いです。

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