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犬のオシッコによるフローリングの黒ずみ…退去費用は一体いくらになる?【賃貸アドバイザーが徹底解説】

#退去費用
 

賃貸物件で愛犬と暮らす皆さん、こんにちは!今回は、よくあるお悩みである「犬のオシッコによるフローリングの黒ずみ」について、退去費用が一体いくらになるのか、徹底的に解説していきます。

賃貸マンション(築約10年、ペット可)に2年半住んでいて、今度退去することになりました。フローリングに犬のオシッコが原因と思われる黒ずみがあります。マットを敷いていたのですが、その隙間からオシッコが漏れてしまったようです。敷金0円、礼金15万円の物件なのですが、退去時にいくらくらい請求されるのでしょうか?

結論から言うと、フローリングの状況や契約内容によって大きく異なりますが、放置すると高額な修繕費用を請求される可能性も…。この記事では、具体的な費用相場から、費用を抑えるための対策、交渉術まで、余すことなくお伝えします。ぜひ最後まで読んで、賢く退去手続きを進めてくださいね!

なぜ犬のオシッコはフローリングを黒くするのか?

まず、なぜ犬のオシッコがフローリングを黒くしてしまうのか、その原因を理解しておきましょう。

犬のオシッコには、アンモニアなどの成分が含まれています。これらの成分がフローリングに浸透すると、木材を変色させたり、カビの発生を促したりする原因となります。特に、フローリングの表面にコーティングが施されていない場合や、コーティングが剥がれている場合は、オシッコが浸透しやすく、黒ずみが発生しやすくなります。

ケーススタディ:フローリングの黒ずみ、退去費用はいくら?

実際に、犬のオシッコによるフローリングの黒ずみで、どれくらいの退去費用が請求されるのでしょうか?具体的なケーススタディを見ていきましょう。

ケース1:軽度の黒ずみ(部分的な変色)
状況:フローリングの一部に、軽度の黒ずみが見られる。
原因:犬のオシッコが染み込んだことによる変色。
修繕方法:部分的なフローリングの張り替え、または補修。
費用相場:1〜5万円程度

ケース2:中程度の黒ずみ(広範囲の変色、カビの発生)
状況:フローリングの広範囲に黒ずみが見られ、カビも発生している。
原因:犬のオシッコが長期間染み込んだことによる変色と、湿気によるカビの発生。
修繕方法:広範囲のフローリングの張り替え、または専門業者によるカビ除去。
費用相場:5〜20万円程度

ケース3:重度の黒ずみ(フローリングの腐食、下地への影響)
状況:フローリングが腐食し、下地にも影響が出ている。
原因:犬のオシッコが長期間染み込み、フローリングだけでなく下地まで腐食させてしまった。
修繕方法:フローリングの全面張り替え、下地の補修。
費用相場:20万円以上

これらのケーススタディからわかるように、フローリングの黒ずみの程度によって、退去費用は大きく異なります。

退去費用の内訳:何にどれくらいかかる?

退去費用は、主に以下の項目で構成されています。

1. フローリングの修繕費用
部分的な張り替え:数千円〜数万円
広範囲の張り替え:数万円〜数十万円
全面張り替え:数十万円以上
補修:数千円〜数万円
2. 清掃費用
通常の清掃:1〜3万円程度
特殊清掃(ペット臭除去など):3万円以上
3. その他
消毒費用
消臭費用
下地補修費用

これらの費用は、フローリングの状況だけでなく、契約内容や地域によっても異なります。

費用を抑えるための5つの対策

愛犬との暮らしは楽しいものですが、退去時の費用はできるだけ抑えたいですよね。ここでは、費用を抑えるための5つの対策をご紹介します。

1. 日頃のケアを徹底する
犬がオシッコをしてしまったら、すぐに拭き取る。
フローリングにペット用のワックスを塗るなど、保護対策を行う。
定期的に換気を行い、湿気を溜めないようにする。

日頃のケアを徹底することで、フローリングへのダメージを最小限に抑えることができます。
2. ペット用マットやシートを活用する
吸水性の高いペット用マットやシートを敷き、フローリングへのオシッコの浸透を防ぐ。
防水加工が施されたマットを選ぶと、さらに効果的。
定期的にマットやシートを交換し、清潔な状態を保つ。

ペット用マットやシートは、フローリングを保護するだけでなく、愛犬の足腰への負担を軽減する効果もあります。
3. ペット保険の活用を検討する
ペット保険の中には、退去時の修繕費用を補償してくれるものがある。
加入前に、補償内容や免責事項をよく確認する。
保険料と補償内容を比較検討し、自分に合った保険を選ぶ。

ペット保険は、万が一の事態に備えるための心強い味方です。
4. 退去前に自分でできる範囲で清掃する
フローリングの汚れを落とす。
ペット臭を消臭する。
自分でできる範囲で修繕する。

自分で清掃や修繕を行うことで、業者に依頼する費用を抑えることができます。ただし、無理な修繕は逆効果になることもあるので、注意が必要です。
5. 契約内容をしっかり確認する
契約書に記載されている原状回復義務の範囲を確認する。
特約事項に、ペットに関する条項がないか確認する。
不明な点は、管理会社や大家さんに確認する。

契約内容をしっかり確認することで、不当な請求を防ぐことができます。

退去費用の交渉術:知っておくべきポイント

もし、高額な退去費用を請求された場合は、諦めずに交渉してみましょう。ここでは、退去費用の交渉術をご紹介します。

1. 見積もりの内訳を詳しく確認する
何にどれくらいの費用がかかっているのか、詳細な内訳を確認する。
不明な点や納得できない点があれば、遠慮せずに質問する。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討する。
2. 国土交通省のガイドラインを参考にする
国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、妥当な費用を判断する。
ガイドラインに沿って、交渉を進める。
ガイドラインは、国土交通省のホームページで確認できます。
3. 証拠を揃える
入居時のフローリングの状態を写真や動画で記録しておく。
退去時のフローリングの状態を写真や動画で記録する。
ペット保険の契約内容や、日頃のケアの記録などを保管しておく。

証拠を揃えることで、交渉を有利に進めることができます。
4. 第三者機関に相談する
消費者センターや弁護士など、第三者機関に相談する。
専門家のアドバイスを受けながら、交渉を進める。
必要に応じて、調停や訴訟も検討する。

第三者機関に相談することで、客観的な視点からアドバイスを受けることができます。
5. 冷静かつ丁寧に交渉する
感情的にならず、冷静に話し合う。
相手の立場を理解しようと努める。
妥協点を探りながら、双方が納得できる解決策を見つける。

冷静かつ丁寧に交渉することで、円満な解決を目指しましょう。

専門家からのアドバイス:弁護士Aさんの見解

ここで、賃貸トラブルに詳しい弁護士Aさんに、今回のケースについて見解を伺ってみましょう。

弁護士Aさん:

「犬のオシッコによるフローリングの黒ずみは、原状回復義務の範囲内で修繕費用を請求される可能性があります。しかし、賃借人(あなた)が故意または過失によってフローリングを汚損させた場合にのみ、修繕義務が発生します。

今回のケースでは、マットを敷いていたにも関わらず、オシッコが漏れてしまったとのことですので、故意または過失があったとは言えない可能性があります。また、築10年の物件であれば、経年劣化による影響も考慮されるべきです。

まずは、管理会社や大家さんに、これらの点を主張し、交渉してみることをお勧めします。もし、交渉が難航する場合は、消費者センターや弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。」

まとめ:愛犬との暮らしを楽しみながら、賢く退去準備を!

今回は、犬のオシッコによるフローリングの黒ずみについて、退去費用が一体いくらになるのか、徹底的に解説しました。

愛犬との暮らしは、私たちにたくさんの喜びを与えてくれます。しかし、退去時には、思わぬ費用が発生することもあります。日頃のケアを徹底し、万が一の事態に備えて、賢く退去準備を進めていきましょう。

この記事が、愛犬と暮らす皆さんの参考になれば幸いです。

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