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ペット不可マンションで犬の鳴き声と臭い…どうすれば?【賃貸トラブル解決策】

#近隣トラブル
 
ペット飼育不可のマンション(賃貸物件)でお隣さんがパグを2匹飼っています。毎日明け方に小型犬特有のキャンキャン声が響き眠りの浅い主人はいつも起こされてしまうので、今度管理会社に言おうかな。と言っています。その他にもベランダに犬トイレを置いているのか、うちにも臭いがきて私も嫌な気分になる事があります。お隣の奥様はたまにマンション前の通行人が騒ぐと(たむろしてるとかではなく通りすがりなので数秒の出来事ですが)「うるせー!」とか「死ね!」とか罵声を浴びせたり正直怖くて直接注意は出来ません。(普段はそんな事言う方には見えません)管理会社へ通告することで逆恨み等も怖いのですが皆様ならどうされますか?

ペット不可の賃貸マンションで、お隣さんがパグを2匹も飼っていて、鳴き声や臭いに悩まされているのですね。しかも、お隣の奥様の言動が少し怖いとなると、どう対処すれば良いか本当に困ってしまいますよね。

結論から言うと、まずは管理会社に相談するのが賢明です。ただし、相談する際には、感情的にならず、冷静に状況を説明することが重要です。

今回は、ペット不可マンションでの犬の飼育問題について、具体的な解決策をケーススタディ形式でご紹介します。

ケーススタディ:もしあなたが「Sさん」だったら?

Sさんは、都内のペット不可賃貸マンションに住む会社員。ある日、隣の部屋に引っ越してきたAさんが、パグを2匹飼っていることに気づきました。

最初は「可愛い犬だな」と思っていたSさんでしたが、日が経つにつれて、明け方の鳴き声やベランダからの臭いに悩まされるようになりました。Sさんの夫は眠りが浅く、毎朝のように犬の鳴き声で起こされてしまうとのこと。

さらに、Aさんの奥様が、マンションの前を通る人に突然怒鳴り散らす場面を何度か目撃し、直接注意することは難しいと感じていました。

Sさんは、この状況を改善するために、どのような行動を取ったのでしょうか?

ステップ1:証拠を集める

まずSさんは、犬の鳴き声や臭いがいつ、どの程度気になるのか、具体的な記録を取り始めました。
鳴き声:時間帯、頻度、音量などを記録(例:毎朝5時~6時に15分程度、キャンキャンという高い鳴き声)
臭い:臭いの種類(犬の排泄物臭など)、臭いが気になる場所(ベランダなど)、臭いの強さなどを記録

また、可能であれば、鳴き声を録音したり、臭いの状況を写真に撮ったりすることも有効です。これらの記録は、管理会社に相談する際に、状況を具体的に伝えるための重要な証拠となります。

アドバイス
記録を取る際は、客観的な事実のみを記載するように心がけましょう。「うるさい」「臭い」といった主観的な表現は避け、「〇時〇分に〇〇という鳴き声が〇分間続いた」「ベランダから〇〇のような臭いがする」といった具体的な表現を用いることが大切です。

ステップ2:管理会社に相談する

Sさんは、集めた証拠を持って、管理会社に相談に行きました。相談する際には、以下の点に注意しました。
冷静に状況を説明する:感情的にならず、事実に基づいて状況を説明します。
具体的な証拠を提示する:記録や録音データなどを提示し、状況を具体的に伝えます。
解決策を提案する:「犬の飼育をやめてもらう」「防音対策をしてもらう」など、具体的な解決策を提案します。
匿名での対応を希望する:逆恨みを避けるため、匿名での対応を希望することを伝えます。

Sさんは、管理会社に「お隣のAさんがペット不可のマンションで犬を飼育していること」「鳴き声や臭いに困っていること」「匿名での対応を希望すること」を伝えました。

アドバイス
管理会社に相談する際は、事前に相談内容を整理しておくとスムーズです。また、相談内容を記録しておくと、後々トラブルになった際に役立ちます。

ステップ3:管理会社の対応を見守る

管理会社は、Sさんの相談を受け、Aさんに事実確認を行いました。その結果、Aさんがペット不可の規約に違反して犬を飼育していることが判明しました。

管理会社は、Aさんに対し、速やかに犬の飼育をやめるよう警告しました。しかし、Aさんはなかなか犬を手放そうとしませんでした。

そこで管理会社は、Aさんに対し、契約解除も視野に入れた厳重な警告を行いました。

アドバイス
管理会社が対応してくれない場合は、内容証明郵便で改善を要求することも検討しましょう。内容証明郵便は、相手に通知した事実を証明する公的な書類であり、法的な効力があります。

ステップ4:弁護士に相談する(必要に応じて)

Aさんがそれでも犬の飼育をやめない場合、Sさんは弁護士に相談することを検討しました。弁護士は、Sさんの状況を詳しく聞き取り、法的観点からアドバイスをしてくれました。

弁護士は、Sさんに対し、以下のようなアドバイスをしました。
Aさんに対し、犬の飼育をやめるよう内容証明郵便で通知する。
Aさんがそれでも犬の飼育をやめない場合、裁判所に訴訟を提起する。
訴訟では、Aさんの犬の飼育によってSさんが受けた損害賠償を請求する。

Sさんは、弁護士のアドバイスを受け、Aさんに内容証明郵便を送付しました。すると、Aさんはようやく犬を手放すことを決意し、Sさんの悩みは解決しました。

アドバイス
弁護士に相談する費用が心配な場合は、法テラスなどの無料相談窓口を利用することもできます。

今回のケースから学べること

今回のケースから学べることは、以下の3点です。

1. 証拠を集めることの重要性:具体的な証拠は、管理会社や弁護士に相談する際に、状況を効果的に伝えるための強力な武器となります。
2. 管理会社との連携:管理会社は、賃貸契約に基づき、入居者の迷惑行為を是正する義務があります。積極的に連携し、問題解決を目指しましょう。
3. 法的手段の検討:問題が解決しない場合は、弁護士に相談し、法的手段を検討することも視野に入れましょう。

ペット不可物件での犬の飼育は「契約違反」

そもそも、ペット不可の賃貸物件で犬を飼育することは、契約違反にあたります。契約違反は、契約解除の理由となり得るため、管理会社は、犬の飼育をやめるようAさんに強く求めることができます。

また、犬の鳴き声や臭いによって、他の入居者が迷惑を被っている場合、Aさんは、不法行為に基づく損害賠償責任を負う可能性もあります。

逆恨みが心配な場合の対策

今回のケースでSさんが最も心配していたのは、Aさんからの逆恨みでした。逆恨みを避けるためには、以下のような対策が考えられます。
匿名での相談:管理会社に相談する際、匿名での対応を希望することを伝えます。
第三者を介する:友人や家族など、第三者を介してAさんに注意してもらう。
警察に相談する:Aさんの言動がエスカレートし、身の危険を感じる場合は、警察に相談する。

Sさんは、管理会社に匿名での対応を希望したことで、Aさんからの逆恨みを避けることができました。

まとめ:諦めずに解決を目指しましょう

ペット不可マンションでの犬の飼育問題は、解決までに時間がかかることもありますが、諦めずに適切な対応を取ることで、必ず解決できます。

今回のケーススタディが、皆様の参考になれば幸いです。

最後に
犬との生活は、多くの喜びをもたらしてくれます。しかし、賃貸物件での犬の飼育には、様々な制約があります。犬と暮らす場合は、事前にしっかりとルールを確認し、近隣住民への配慮を忘れずに行いましょう。

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