マンションの規約には、小型犬・猫・水槽で飼えるペット・鳥かごで飼えるペット、常識の範囲内でペットと呼べる種類、そして「いざというときに(地震・火事)脱走した際、他人に危害を及ぼさない種類」とあります。
娘の友達の家庭では、コーギーかダックスフンドを飼うか悩んでおり、別のお宅ではフレンチブルドッグを購入するそうです。私のイメージでは、小型犬はミニチュアダックス、チワワ、トイプードルあたりです。コーギーやダックスフンドは小型犬に入るのでしょうか?もしそうなら、柴犬も小型犬に入りそうで、小型犬の範囲が広すぎるように感じます。
皆さんの感覚で、マンションで飼う「小型犬」のイメージを教えてください。ちなみに、マンションの規約には小型犬の大きさや体重の記載はありません。
マンションで犬を飼いたいけれど、「小型犬」の定義があいまいで困っていらっしゃるんですね。確かに、規約に具体的なサイズや体重が書かれていないと、どこまでの犬種がOKなのか悩んでしまいますよね。今回は、そんな疑問を解決するために、マンションでの小型犬の定義や、犬種選びの注意点について詳しく解説します。
まず、大前提として、「小型犬」の定義はマンションの規約によって異なります。一般的には、体重10kg未満の犬種を小型犬とすることが多いですが、明確な基準がない場合や、体高(地面から肩までの高さ)で判断する場合もあります。
そのため、まずはマンションの管理規約を再度確認し、ペットに関する規定を詳しく確認することが重要です。もし規約に具体的な記載がない場合は、管理組合に問い合わせて、確認することをおすすめします。
Aさんは、マンションの規約に「小型犬可」と書かれていたため、何も確認せずにミニチュアシュナウザーを飼い始めました。しかし、ミニチュアシュナウザーは活発で吠えやすく、近隣住民から騒音の苦情が寄せられるようになりました。
管理組合から注意を受けたAさんは、初めて規約を詳しく確認したところ、「小型犬可」の規定には「吠え癖がなく、近隣住民に迷惑をかけないこと」という条件があることに気づきました。
Aさんは、犬の訓練士に依頼して吠え癖を矯正したり、防音対策を施したりしましたが、完全に騒音問題を解決することはできませんでした。最終的に、Aさんは引っ越しを余儀なくされました。
一方、Bさんは、マンションの規約に「小型犬可」と書かれていることを確認した後、管理組合に犬種やサイズについて相談しました。管理組合からは、「体重10kg未満で、性格がおとなしい犬種が望ましい」というアドバイスを受けました。
Bさんは、アドバイスを参考に、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルを選びました。キャバリアは、穏やかで人懐っこい性格で、無駄吠えも少ない犬種です。
Bさんは、犬を飼う前に、基本的なしつけ教室に通わせ、マンションでの生活に慣れさせました。また、毎日欠かさず散歩に連れて行き、十分な運動をさせることで、犬のストレスを軽減しました。
その結果、Bさんは近隣住民とのトラブルもなく、愛犬との快適なマンションライフを送っています。
さて、質問にもあったコーギーや柴犬ですが、これらの犬種は小型犬に分類されるのでしょうか?
コーギー:
コーギーは、一般的に体重が10kg~14kg程度で、体高も25cm~30cm程度です。そのため、小型犬と中型犬の中間に位置すると言えます。マンションによっては飼育が許可される場合もありますが、運動量が多く、吠えやすい犬種でもあるため、注意が必要です。
柴犬:
柴犬は、体重が8kg~11kg程度で、体高も35cm~41cm程度です。コーギーと同様に、小型犬と中型犬の中間に位置すると言えます。柴犬は、忠誠心が高く、賢い犬種ですが、警戒心が強く、吠えやすい一面もあります。また、抜け毛が多い犬種でもあるため、マンションでの飼育には注意が必要です。
これらの犬種を飼育する場合は、事前に管理組合に相談し、飼育許可を得るようにしましょう。また、十分な運動をさせたり、吠え癖を矯正したりするなど、近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。
マンションで犬を飼う場合、犬種選びは非常に重要です。以下のポイントを考慮して、マンションでの暮らしに適した犬種を選びましょう。
1. サイズ:
小型犬の中でも、特に体重が5kg未満の犬種は、マンションでの飼育に適しています。
2. 性格:
おとなしく、無駄吠えが少ない犬種を選びましょう。
3. 運動量:
運動量が少なく、室内での遊びで満足できる犬種を選びましょう。
4. 抜け毛:
抜け毛が少ない犬種を選びましょう。
これらのポイントを踏まえると、チワワ、トイプードル、マルチーズ、シーズーなどがマンションでの飼育におすすめの犬種と言えます。
犬とのマンション生活では、犬種選び以外にも、様々なことに注意する必要があります。
騒音対策:
防音マットを敷いたり、窓を二重サッシにしたりするなど、騒音対策を徹底しましょう。
衛生対策:
こまめに掃除や換気を行い、清潔な環境を保ちましょう。
臭い対策:
消臭剤や空気清浄機を活用し、臭い対策を行いましょう。
共有スペースでのマナー:
廊下やエレベーターなどの共有スペースでは、必ずリードをつけ、犬が人に飛びついたり、吠えたりしないように注意しましょう。
近隣住民への配慮:
日頃から近隣住民とのコミュニケーションを密にし、犬のことで迷惑をかけていないか確認するようにしましょう。
マンションでの犬との生活は、ルールを守り、周囲への配慮を忘れなければ、とても楽しいものになります。今回の記事を参考に、愛犬との快適なマンションライフを送ってくださいね。
この記事のポイント
マンションの規約を確認し、小型犬の定義を把握する
管理組合に相談し、飼育許可を得る
マンションでの暮らしに適した犬種を選ぶ
騒音対策、衛生対策、臭い対策を徹底する
共有スペースでのマナーを守る
近隣住民への配慮を忘れない
これらのポイントを守って、愛犬との素敵なマンションライフを送ってください!