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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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借家の庭はどこまで?大家さんの主張と愛犬との暮らしを守るための対策

#犬との暮らし
 

大家さんから「土地は貸していない」と言われ、鉢植えや室外機の置き場所に困っているとのこと、心中お察しいたします。お母様が大切にされている園芸、そして愛犬との暮らしを守るために、今できることを一緒に考えていきましょう。まずは結論として、借家契約において、どこまでが「借りている」範囲に含まれるのか、契約書や判例をもとに確認し、大家さんと話し合いの場を持つことが重要です。

借家の土地の範囲について質問です。私の母は借家(一戸建て)に住んでいますが、その借家は大家の自宅敷地内の離れ家みたいな感じで母の住む借家の庭と大家の庭に境界線みたいな物はありません。母は園芸が好きでいくつか鉢植えを家の周りに置いて世話をしていましたが先日、大家が母に対して「家は貸してるが土地は貸してないから鉢植えやエアコンの室外機は全部、家の中か洗濯物を干す軒先(テラス)の下に置いてくれ」と言われたので、今日鉢植えや室外機を移動しましたがテラスは鉢植えと室外機が占領して洗濯物が干せな状態になってしまいました。借家を借りるとは建物だけなのでしょうか?大家が言うように借家周辺の土地に鉢植えや室外機すら置けないのでしょうか?母は現在、犬を外で飼ってますが、その内に犬も室内で飼えと言われないか心配しています。ちなみに賃貸契約書には土地を含め、借家の面積の記載は一切ありません。

ケーススタディ:契約書に記載がない場合の土地の利用範囲

契約書に土地の範囲が明記されていない場合、一般的に「建物の使用に必要な範囲の土地」も賃貸借契約に含まれると解釈されます。しかし、どこまでが「必要な範囲」なのかは、個別の事情によって判断が異なります。今回のケースでは、以下の点が考慮されるでしょう。
建物の種類と構造: 一戸建ての場合、集合住宅に比べて、庭や建物の周囲の土地の利用が想定されることが多いです。
契約時の状況: 契約時に、庭の使用について大家さんから特に説明がなかったかどうかが重要です。もし、口頭で「庭も自由に使って良い」というような説明があった場合、それが契約内容の一部とみなされる可能性があります。
過去の利用状況: これまで、お母様が庭で園芸をされていたことを大家さんが黙認していた場合、今になって急に禁止することは、信義則に反する可能性があります。
室外機の設置場所: エアコンの室外機は、通常、建物の使用に不可欠な設備です。室外機を屋内に置くことが現実的でない場合、建物の周囲に設置する権利があると主張できる可能性があります。

物語形式:花好きな母と愛犬を守るために

Aさんの母親であるBさんは、長年、大家Cさんの所有する一戸建ての借家に住んでいます。Bさんは花を育てるのが好きで、庭に色とりどりの鉢植えを飾っていました。また、庭には愛犬のDのために犬小屋を設置し、Dは日中、庭で自由に過ごしていました。

しかし、ある日突然、大家のCさんから「庭は貸していない。鉢植えも室外機も家の中に置いてくれ」と言われてしまいます。Bさんは困惑しました。室外機を家の中に置くことはできませんし、鉢植えを置く場所もありません。愛犬のDも、今までのように庭で過ごすことができなくなってしまいます。

Bさんは途方に暮れ、Aさんに相談しました。Aさんは、母親と愛犬のDのために、何とか解決策を見つけようと決意します。

具体的なアドバイス:問題を解決するための3ステップ

1. 契約書の再確認と関連情報の収集: まずは、賃貸契約書を再度確認し、土地の利用に関する条項がないか確認しましょう。もし、契約書に記載がない場合は、契約時の状況や過去の利用状況を整理し、証拠となるものを集めます(例:大家さんとのメールのやり取り、庭の写真など)。
2. 専門家への相談: 不動産に詳しい弁護士や、宅地建物取引士などの専門家に相談し、法的なアドバイスを求めましょう。専門家は、契約書や状況を詳しく分析し、どのような主張ができるか、具体的なアドバイスをしてくれます。
3. 大家さんとの話し合い: 専門家からのアドバイスをもとに、大家さんと話し合いの場を持ちましょう。感情的にならず、冷静に、こちらの主張を伝え、理解を求めましょう。話し合いの際には、以下の点を意識しましょう。
互いの立場を尊重する: 大家さんにも、大家さんなりの考えや事情があるはずです。まずは、相手の言い分をよく聞き、理解しようと努めましょう。
具体的な解決策を提案する: 例えば、「鉢植えは、庭の一角にまとめて置く」「室外機は、景観を損ねないようにカバーをかける」など、具体的な解決策を提案することで、大家さんの懸念を和らげることができます。
第三者の意見を求める: 話し合いが難航する場合は、不動産会社の担当者や、地域の調停委員など、第三者に仲介を依頼することも検討しましょう。

犬との暮らしを守るために:将来的なリスクへの備え

今回の一件で、Bさんは「その内に犬も室内で飼えと言われないか」と心配されています。大家さんがペットを嫌がる場合、将来的にそのような要求をしてくる可能性も否定できません。

そこで、今のうちから、以下の対策を講じておくことをお勧めします。
ペットに関する条項の確認: 賃貸契約書に、ペットに関する条項がないか確認しましょう。もし、ペット禁止の条項がある場合は、残念ながら、犬を飼うことは難しいかもしれません。
ペット可物件への引越し: 今回の件を機に、ペット可の賃貸物件への引越しを検討することも一つの選択肢です。ペット可物件であれば、大家さんに気兼ねなく、愛犬との暮らしを楽しむことができます。
犬のしつけ: 愛犬が、無駄吠えをしない、人に迷惑をかけないように、しっかりととしつけをしておくことは、ペットを飼う上でのマナーです。きちんとしつけられた犬は、大家さんや近隣住民からの理解を得やすくなります。

成功事例:話し合いで解決したケース

以前、私の知人であるEさんも、似たような問題を抱えていました。Eさんは、賃貸アパートのベランダでガーデニングを楽しんでいましたが、ある日、大家のFさんから「ベランダに物を置かないでほしい」と言われてしまったのです。

Eさんは、Fさんと何度も話し合い、最終的に、ベランダの一角に、Fさんが許可した範囲内で、鉢植えを置くことができるようになりました。Eさんは、Fさんの意向を尊重し、ベランダを清潔に保ち、近隣住民に迷惑をかけないように配慮することで、Fさんとの良好な関係を築いています。

専門家の視点:契約自由の原則と信義則

賃貸借契約は、契約自由の原則に基づいて成立します。つまり、大家さんと借主は、互いに合意すれば、自由に契約内容を決めることができます。

しかし、契約自由の原則にも限界があります。民法には、信義則という原則があり、権利の行使や義務の履行は、信義に従い、誠実に行わなければならないと定められています。

今回のケースでは、大家さんが、これまで黙認していた庭の使用を、急に禁止することは、信義則に反する可能性があります。

まとめ:愛犬との快適な暮らしのために

今回の問題は、契約書に土地の範囲が明記されていないことが原因です。まずは、契約書や関連情報を再確認し、専門家への相談を通じて、法的な根拠に基づいた主張を組み立てましょう。そして、大家さんと誠実に話し合い、互いの立場を尊重しながら、解決策を探ることが重要です。

今回の経験を活かし、将来的にペット可物件への引越しを検討することも、愛犬との快適な暮らしを守るための有効な手段です。

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