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心臓病の愛犬との夏のお散歩、どうすれば快適に過ごせる?

#犬の健康
 

心臓病を抱える愛犬との夏のお散歩、本当に心配ですよね。少しでも快適に過ごさせてあげたいというお気持ち、すごくよく分かります。今回は、同じように悩む飼い主さんのために、具体的な対策と注意点をお伝えします。獣医さんのアドバイスや成功事例も交えながら、大切な愛犬との夏を乗り越えるヒントを見つけていきましょう。

心臓病の老犬がいます。最近暑いのでクーラーの効いた部屋で過ごしていますが、涼しい時間帯に散歩に出ても、どうしても息が上がってしまいます。外でしかトイレができず、以前雨で散歩に行けなかった際には、二日間も我慢しておむつの中で排泄してくれましたが、我慢できなくなるまで我慢するのはかわいそうですし、散歩に行けないのもかわいそうなので、毎日散歩に連れて行っています。しかし、散歩中に息が上がってしまうのを見るのもつらいです。服を濡らして着せたり、色々工夫はしていますが、それでも息切れが気になって仕方ありません。毎月、心臓の音を聞いてもらいに病院には行っていますが、今のところ悪化はしていません。何か良い方法はないでしょうか?

なぜ心臓病の犬は暑さに弱いのか?

心臓病の犬は、心臓の機能が低下しているため、全身に十分な血液を送ることが難しくなります。特に暑い時期は、血管が拡張して血圧が下がりやすくなり、心臓への負担が増加します。また、呼吸によって体温を下げる犬にとって、ハアハアと呼吸をすることはエネルギーを消費し、さらに心臓に負担をかけることになります。

具体的な対策:5つのポイント

心臓病の犬と安全に夏を過ごすためには、以下の5つのポイントを意識しましょう。

1. 散歩の時間帯と頻度を見直す
2. 散歩中の暑さ対策を徹底する
3. 室内の温度管理を徹底する
4. 水分補給をこまめに行う
5. 定期的な健康チェックを欠かさない

1. 散歩の時間帯と頻度を見直す

早朝・夜間の涼しい時間帯を選ぶ: 日中の暑さを避けて、早朝や夜間の比較的涼しい時間帯に散歩に出かけましょう。アスファルトの温度も下がり、犬への負担を軽減できます。
短時間・複数回に分ける: 一回の散歩時間を短くし、複数回に分けて散歩することで、犬の体力を温存できます。例えば、15分の散歩を1日に2~3回行うなど、犬の状態に合わせて調整しましょう。
無理に長距離を歩かせない: 犬のペースに合わせて、ゆっくりと歩きましょう。少しでも息切れが激しい場合は、すぐに休憩し、無理に歩かせないようにしましょう。
おトイレだけの散歩も検討する: 排泄が目的であれば、散歩コースを短縮したり、抱っこで移動するなど、犬の負担を減らす工夫をしましょう。

2. 散歩中の暑さ対策を徹底する

クールウェアを活用する: 水に濡らすと冷たくなるクールウェアは、犬の体温上昇を抑える効果があります。散歩前に十分に水を含ませてから着用させましょう。
保冷剤を活用する: 保冷剤をタオルで包み、首や背中に当ててあげることで、効果的に体を冷やすことができます。ただし、冷やしすぎには注意しましょう。
日陰を選んで歩く: できるだけ日陰を選んで歩き、直射日光を避けるようにしましょう。木陰や建物の陰などを利用すると効果的です。
水分補給を忘れずに: 散歩中もこまめに水分補給を行いましょう。携帯用の水筒や給水ボトルを持参し、いつでも飲めるように準備しておきましょう。
打ち水をする: 散歩前に地面に打ち水をすることで、路面温度の上昇を抑えることができます。
犬用日焼け止めを使用する: 犬も人間同様に日焼けをします。特に鼻や耳など、毛の薄い部分は日焼けしやすいので、犬用日焼け止めを使用しましょう。

3. 室内の温度管理を徹底する

エアコンを活用する: 室温は25~26℃を目安に、犬が快適に過ごせる温度に設定しましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用する: エアコンと併用して、室内の空気を循環させることで、より効率的に室温を下げることができます。
ひんやりグッズを活用する: クールマットや冷却ジェルマットなど、犬が体を冷やせるひんやりグッズを用意しましょう。
直射日光を遮る: カーテンやブラインドなどを利用して、直射日光を遮り、室温の上昇を抑えましょう。
風通しを良くする: 窓を開けて、室内の風通しを良くすることも効果的です。ただし、犬が脱走しないように注意しましょう。

4. 水分補給をこまめに行う

常に新鮮な水を用意する: いつでも新鮮な水が飲めるように、常に水を用意しておきましょう。
飲水量を増やす工夫をする: 水を飲むのが苦手な犬には、犬用スープやウェットフードに水を混ぜて与えるなど、飲水量を増やす工夫をしましょう。
経口補水液を活用する: 脱水症状が心配な場合は、犬用の経口補水液を与えましょう。
氷を与える: 水を飲むのが苦手な犬には、氷を与えるのも効果的です。ただし、一度に大量に与えないように注意しましょう。

5. 定期的な健康チェックを欠かさない

定期的な診察を受ける: 月に一度の定期的な診察を受け、心臓の状態をチェックしてもらいましょう。
獣医さんに相談する: 散歩中の息切れや体調の変化など、気になることがあれば、すぐに獣医さんに相談しましょう。
心臓に良い食事を与える: 心臓病の犬のために、獣医さんと相談しながら、適切な食事を選びましょう。
体重管理をする: 肥満は心臓に負担をかけるため、適切な体重管理を心がけましょう。

【事例紹介】M.Tさんの愛犬、ポメラニアンのポポの場合

M.Tさんの愛犬、ポメラニアンのポポ(13歳)も心臓病を患っています。M.Tさんは、獣医さんのアドバイスを受けながら、上記の対策を実践しています。
散歩時間の工夫: ポポの散歩は、早朝の5時と夜の9時に、それぞれ15分程度に分けて行っています。
暑さ対策: 散歩中は、必ずクールウェアを着用させ、保冷剤を首に巻いています。
室内環境: 室温は常に25℃に保ち、クールマットを愛用しています。
水分補給: 水を飲むのが苦手なポポのために、犬用スープに水を混ぜて与えています。

これらの対策を実践した結果、ポポは以前よりも快適に夏を過ごせるようになり、散歩中の息切れも軽減されたそうです。

【専門家からのアドバイス】K動物病院院長、K先生

「心臓病の犬にとって、夏は特に注意が必要な季節です。飼い主さんは、愛犬の状態をよく観察し、無理のない範囲で散歩を楽しめるように工夫してあげてください。少しでも気になることがあれば、早めに獣医さんに相談することが大切です。」

まとめ:愛犬との快適な夏のために

心臓病の犬との夏のお散歩は、注意すべき点が多いですが、適切な対策を講じることで、愛犬との時間を楽しむことができます。今回の記事を参考に、愛犬に合った対策を見つけ、快適な夏を過ごさせてあげてください。

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