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犬と暮らした中古住宅購入、後悔しないためのチェックポイント

#犬と暮らす家探し
 
中古住宅の購入を考えています。気に入った物件がありましたが、トイレのドアノブ付近に爪でかいた跡があり、不動産の方に質問すると大型犬を飼っていたとのことです。大きな犬を室内で飼っていたことで予想されるマイナスポイントはありますか??また室内はリフォーム済みと書いてありますが、キッチンとバスルーム、洗面所のシンクなどは現状のままです。キッチンのシンク下の扉を開けた時のカビのにおいが気になって、新品交換は可能か聞いたら不可と言われました。キッチン丸ごと交換しないと住めないと思ってしまったのですが、要望することはできないのでしょうか??ちなみに購入希望はいまのところうちだけのようでローンの仮審査もクリアしたところです。その家の売主は離縁で手放すそうです。中古住宅購入経験のある方、他にここだけはチェックしたほうがいいよ!という箇所がありましたらぜひぜひ教えてください。ちなみに築7年半の2階建て2LDK物件です。

犬と暮らした中古住宅の購入、気になりますよね!特に大型犬がいたとなると、ニオイや傷など、生活への影響が心配になるのは当然です。でも、焦る気持ちを抑えて、冷静にチェックすれば大丈夫!今回は、犬と暮らした中古住宅を購入する際に注意すべきポイントを、具体的な対策と合わせて解説します。

犬と暮らした中古住宅、購入前に知っておくべきこと

まず、結論からお伝えすると、犬と暮らした中古住宅には、特有の注意点があります。しかし、それらを事前に把握し、適切な対策を講じることで、快適な生活を送ることは十分に可能です。

これらのポイントを踏まえ、以下でさらに詳しく解説していきます。

ケーススタディ:犬と暮らした中古住宅購入、成功と失敗の分かれ道

Aさんのケース:

Aさんは、念願だった一軒家を中古で購入しました。以前の住人は大型犬を飼っていたそうですが、「リフォーム済み」という言葉を信じて、特に気にせず購入を決断。しかし、入居後すぐに問題が発覚しました。
ニオイ問題:壁や床に染み付いた犬のニオイが、消臭剤を使ってもなかなか消えません。
傷問題:フローリングには、犬がつけたと思われる無数の傷が。
アレルギー問題:Aさんの息子さんが、犬アレルギーを発症してしまいました。

結局、Aさんは、追加で大規模なリフォームを行うことになり、当初の予算を大幅にオーバーしてしまいました。

Bさんのケース:

一方、Bさんも中古の一軒家を購入。以前の住人が犬を飼っていたことを知っていたBさんは、購入前に徹底的なチェックを行いました。
専門家によるチェック:専門業者に依頼し、ニオイや傷、アレルギー物質の有無を徹底的に調査。
交渉:調査結果に基づき、売主と交渉し、ニオイや傷の補修、アレルギー対策を契約条件に盛り込みました。
入念な掃除:入居前に、プロのハウスクリーニング業者に依頼し、徹底的に掃除を行いました。

その結果、Bさんは、犬のニオイや傷、アレルギーに悩まされることなく、快適な生活を送ることができています。

この2つのケースからわかるように、犬と暮らした中古住宅の購入は、事前の準備と対策が非常に重要です。

仮想インタビュー:専門家が語る、犬と暮らした中古住宅購入の注意点

今回は、中古住宅の検査に詳しい住宅診断士のCさんに、犬と暮らした中古住宅購入の注意点について、仮想インタビュー形式でお話を伺いました。

インタビュアー:Cさん、犬と暮らした中古住宅を購入する際、特に注意すべき点は何でしょうか?

Cさん:そうですね、まず第一に、ニオイの問題です。犬のニオイは、壁や床、カーペットなどに染み付いていることが多く、通常の掃除ではなかなか落とせません。特に、大型犬を飼っていた場合は、ニオイが強い傾向があります。

インタビュアー:ニオイ対策としては、どのような方法が考えられますか?

Cさん:効果的なのは、専門業者による消臭クリーニングです。オゾン脱臭や光触媒コーティングなど、様々な方法がありますが、ニオイの程度や原因に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。また、壁や床の張り替えも、根本的な解決策となります。

インタビュアー:傷や汚れについては、どうでしょうか?

Cさん:犬がつけた傷や汚れは、見た目の問題だけでなく、アレルギーの原因になることもあります。特に、フローリングの傷には、犬の唾液やフケなどが入り込んでいる可能性があり、アレルギー体質の方にとっては、深刻な問題になりかねません。

インタビュアー:傷や汚れの対策としては?

Cさん:傷が浅い場合は、DIYで補修することも可能ですが、深い傷や広範囲にわたる汚れは、専門業者に依頼することをおすすめします。フローリングの張り替えや、クッションフロアへの変更も、有効な手段です。

インタビュアー:アレルギー対策についても教えてください。

Cさん:犬アレルギーの方がいる場合は、購入前に必ずアレルギー検査を行い、アレルギーの原因となる物質を特定することが重要です。その上で、専門業者に依頼し、アレルギー物質の除去作業を行うことをおすすめします。また、空気清浄機や加湿器などを活用し、室内の空気を清潔に保つことも大切です。

インタビュアー:その他、注意すべき点はありますか?

Cさん:犬が室内で排泄していた場合、床下や壁の中にまでニオイが染み付いている可能性があります。このような場合は、床下や壁の解体・清掃が必要になることもありますので、注意が必要です。また、犬が脱走しないように、庭のフェンスや門扉の状態も確認しておきましょう。

インタビュアー:最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

Cさん:犬と暮らした中古住宅の購入は、注意すべき点が多いですが、事前にしっかりと準備し、適切な対策を講じることで、快適な生活を送ることができます。焦らず、じっくりと物件を選び、専門家のアドバイスも参考にしながら、後悔のない選択をしてください。

比較検討:リフォーム済み物件 vs 現状渡し物件、どちらを選ぶ?

犬と暮らした中古住宅を選ぶ際、「リフォーム済み」という言葉に安心してしまうのは危険です。リフォームの内容によっては、表面的な部分しか手直しされていない場合もあります。

リフォーム済み物件のメリット:
見た目がきれい
すぐに住める
自分でリフォームする手間が省ける

リフォーム済み物件のデメリット:
隠れた問題点が見過ごされている可能性がある
自分の好みに合わせたリフォームができない
リフォーム費用が上乗せされている場合がある

現状渡し物件のメリット:
自分の好みに合わせたリフォームができる
リフォーム費用を抑えられる可能性がある
物件の状態をじっくりと確認できる

現状渡し物件のデメリット:
リフォームに手間と時間がかかる
リフォーム費用が予想以上にかかる場合がある
住めるようになるまでに時間がかかる

どちらを選ぶかは、あなたの状況や希望によって異なります。
すぐに住みたい、手間をかけたくない:リフォーム済み物件
自分の好みに合わせたリフォームをしたい、費用を抑えたい:現状渡し物件

ただし、どちらを選ぶにしても、専門家によるチェックは必須です。

チェックリスト:犬と暮らした中古住宅、購入前に確認すべきこと

以下のチェックリストを活用し、犬と暮らした中古住宅の購入前に、しっかりと確認を行いましょう。

ニオイチェック:
玄関、リビング、寝室、トイレ、収納など、家全体のニオイを確認する。
特に、カーペット、カーテン、壁、床などのニオイを重点的に確認する。
晴れた日に窓を開けて換気をし、ニオイがこもっていないか確認する。
押し入れやクローゼットなど、密閉された空間のニオイを確認する。
可能であれば、数日間通ってニオイの変化を確認する。

傷・汚れチェック:
フローリング、壁、ドア、家具などに傷や汚れがないか確認する。
特に、犬が爪で引っ掻いたような跡がないか確認する。
カーペットやラグにシミや汚れがないか確認する。
窓やサッシに犬が舐めた跡がないか確認する。
庭に犬が掘った穴や排泄物の跡がないか確認する。

アレルギーチェック:
犬アレルギーの家族がいる場合は、事前にアレルギー検査を行う。
可能であれば、物件内でしばらく過ごし、アレルギー症状が出ないか確認する。
空気清浄機や加湿器などを設置し、室内の空気を清潔に保つ。
アレルギー対策として、専門業者によるクリーニングを検討する。

その他:
床下の状態を確認する(ニオイ、湿気、カビなど)。
壁の中の状態を確認する(ニオイ、断熱材の劣化など)。
庭のフェンスや門扉の状態を確認する(犬が脱走しないように)。
近隣住民に犬の飼育状況について聞いてみる。
不動産業者に、犬の飼育状況について詳しく聞いてみる。

これらのチェック項目を参考に、慎重に物件を選びましょう。

キッチン交換の交渉術:諦める前にできること

質問者さんの場合、キッチンのシンク下のカビのにおいが気になるということですが、諦める前に、以下のことを試してみてください。

1. 不動産業者との交渉:まずは、不動産業者に、キッチンの交換または修理を再度交渉してみましょう。売主の事情や、物件の状況によっては、交渉に応じてくれる可能性があります。
2. リフォーム費用の見積もり:複数のリフォーム業者に見積もりを依頼し、キッチンの交換または修理にかかる費用を把握しましょう。その上で、不動産業者と交渉し、リフォーム費用の一部を負担してもらうように交渉することも可能です。
3. 契約条件の見直し:もし、キッチンの交換または修理が難しい場合は、契約条件を見直してもらうように交渉しましょう。例えば、物件価格の値下げや、他の箇所の修理などを要求することができます。
4. 専門家への相談:建築士や住宅診断士などの専門家に相談し、キッチンの状態や、修理・交換の必要性についてアドバイスをもらいましょう。専門家のアドバイスは、交渉を有利に進めるための材料となります。

これらの方法を試しても、キッチンの問題が解決しない場合は、他の物件を探すことも検討しましょう。焦らず、じっくりと物件を選び、後悔のない選択をしてください。

まとめ:犬と快適に暮らすための中古住宅選び

犬と暮らした中古住宅の購入は、注意すべき点が多いですが、事前の準備と対策をしっかりと行うことで、快適な生活を送ることができます。今回の記事を参考に、慎重に物件を選び、愛犬との幸せな生活を実現してください。

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