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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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「楽器可」の賃貸契約、実際は騒音問題…これって契約違反?弁護士が徹底解説!

#契約トラブル
 
賃貸物件の契約についての相談です。「楽器可、大型犬可」で募集が出ていた物件に、昨年の秋入居しました。防音の面でしっかりとした造りなんだろうと思ったからです。ところがいざ入居してみたら、楽器は不可、他の入居者の生活音に悩まされる薄っぺらい造りの物件でした。楽器可だから入ったのに、と大家に話しましたが「こんな建物で楽器なんか弾けるわけない。スタジオを借りてやればいい」と。(当方はギターを所有しており、そのことは契約書にもちゃんと記載されました。)大手の不動産屋が担当でしたが、担当者に話してもスルーされるばかり。これって契約違反ではないんですか?しかも、あまりに悲しいやら悔しいやらで、せめて家賃交渉を、と考えて打診しましたが、「家賃は下げないポリシーだ。これから全部の部屋をリフォームして、最新の設備を投資するのでお金がかかる。」「家賃を数千円でも下げたいなら、応じるが、その代わり、更新時には元々の家賃(今の家賃は前の入居者より数千円安い設定だそうです。ですので、更新時に更に今より値上げする、という意味らしいです)に戻す」リフォームの仕方もこれまた横暴で、現在入居しているにも関わらず強行されるんです。この前同じ階の部屋の方が退去され、今空室なんですが、そちらに荷物を一旦移動させろ、と。もしくは旅行にでも行ってくれ、と。思わず、は?となりました。耳を疑いました。荷物を全部詰めて移動?引っ越してきてまだ1年にもならないのに、またそんな作業をさせられるの?と驚きました。たかだか作業の間、二週間程度なのに、ですよ。隣の家族は大家に言われるがまま移動を完了させ「大変ですよ・・・」と呟いていました。どうしてこんな横暴な一方的な、横柄なことが当たり前のように出来るのか??不思議でなりません。面倒かけますが、とか、作業で騒音が出ますがすみませんね、といったような思いやりの言葉は一切ありません。いつも頭ごなしに決定事項として、通達されます。大家は町内会の会長を務めているらしく、とにかく威張っているというか、自分が全て正しいと思い込んでいる節があります。当方がどんなに契約書の内容が違ったことを訴えても、せめて納得するために家賃を少しでもいいから下げて欲しいと頼んでも「イヤなら引っ越したらいいですよ」と笑いながら言われる始末です。契約書の違反のこともありますが、法的に何か手を打ったほうが良いですか?

結論:契約違反の可能性大!泣き寝入りせずに、専門家への相談を検討しましょう。

「楽器可」の表示を信じて入居したのに、実際には楽器が弾けない。しかも、大家さんの対応は横柄で、一方的…。そんな状況、本当にお辛いですよね。でも、諦めるのはまだ早いです!今回のケースは、契約違反に該当する可能性が非常に高いと考えられます。

今回は、賃貸契約における「楽器可」の表示と実際の状況との乖離、そして大家さんの対応について、法的な観点から詳しく解説していきます。同じような悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

ケーススタディ:もし〇〇さんが弁護士Aに相談したら…

〇〇さんは、愛犬のパピヨン、”ルンルン”と一緒に暮らすために、「楽器可・ペット可」の賃貸物件を探していました。ようやく見つけた物件は、日当たりも良く、ルンルンが遊べる広めのバルコニー付き。契約書にも「楽器可」と明記されていたため、安心して契約しました。

しかし、入居後すぐに問題が発生。ギターを弾こうとすると、隣の住人から壁を叩かれる音が聞こえてきたのです。大家さんに相談しても、「楽器は迷惑だからやめてくれ」の一点張り。それどころか、「ペット(犬)の鳴き声もうるさい」とまで言われる始末。

困り果てた〇〇さんは、弁護士Aに相談することにしました。

〇〇さん: 先生、契約書には「楽器可」って書いてあるのに、実際には楽器を弾けないんです。これって契約違反ですよね?それに、犬の鳴き声がうるさいって言われるのも納得できません。

弁護士A: 〇〇さん、ご心痛お察しいたします。まず、「楽器可」と契約書に明記されているにも関わらず、楽器の演奏を禁止されるのは、債務不履行にあたる可能性が高いです。大家さんは、契約内容に基づいて、〇〇さんが楽器を演奏できる環境を提供する義務があります。

〇〇さん: やっぱりそうですよね!でも、大家さんは全く聞く耳を持ってくれなくて…。

弁護士A: そうですか。では、まずは内容証明郵便で、大家さんに対して契約内容の履行を求める通知を送ってみましょう。それでも改善が見られない場合は、法的手段も検討する必要があります。

〇〇さん: 法的手段ですか…。具体的にはどんなことができるんですか?

弁護士A: 例えば、損害賠償請求や、契約解除などが考えられます。〇〇さんの場合、楽器が弾けないことによる精神的な苦痛や、引越し費用などを請求できる可能性があります。また、契約解除を求める場合は、〇〇さんは違約金を支払うことなく、物件から退去することができます。

〇〇さん: そんなことができるんですね!でも、裁判とかって、時間もお金もかかりそうで不安です…。

弁護士A: 確かに、裁判は時間と費用がかかる場合があります。しかし、弁護士に依頼することで、手続きをスムーズに進めることができますし、〇〇さんの負担も軽減されます。まずは、弁護士にご相談いただき、具体的な解決策を検討されることをお勧めします。

〇〇さん: わかりました。先生にご相談して、本当に良かったです。ありがとうございます!

大家さんの主張はどこまで有効?徹底検証!

今回のケースでは、大家さんは「こんな建物で楽器なんか弾けるわけない」「家賃は下げないポリシーだ」「イヤなら引っ越したらいい」などと主張しています。しかし、これらの主張は法的にどこまで有効なのでしょうか?
「こんな建物で楽器なんか弾けるわけない」

これは、契約内容を無視した一方的な主張であり、法的には全く根拠がありません。「楽器可」と明記されている以上、大家さんは〇〇さんが楽器を演奏できる環境を提供する義務があります。
「家賃は下げないポリシーだ」

家賃の減額交渉は、当事者間の合意によって決まります。しかし、今回のケースのように、大家さんの債務不履行によって〇〇さんが損害を被っている場合、家賃の減額を求めることは正当な権利です。
「イヤなら引っ越したらいい」

これは、大家さんの責任を放棄する発言であり、非常に不誠実です。〇〇さんは、契約に基づいて物件を借りているのであり、大家さんの都合で一方的に退去を強要される理由はありません。

今すぐできる!問題解決のための3ステップ

1. 証拠の収集:
契約書、募集広告、入居時の状況などを記録した写真や動画、大家さんとのやり取りの記録(メール、手紙、録音など)を保管しましょう。
騒音の状況を記録する(騒音計アプリの利用、時間帯、頻度、内容などを記録)。
同様の被害を受けている他の入居者がいないか確認する。
2. 内容証明郵便の送付:
契約内容の履行(楽器演奏の許可、騒音対策など)を求める内容証明郵便を大家さんに送付します。
弁護士や行政書士に作成を依頼すると、より効果的です。
3. 専門家への相談:
弁護士、不動産に関する相談窓口、消費者センターなどに相談し、今後の対応についてアドバイスをもらいましょう。
法テラスなどの無料相談を利用するのも有効です。

弁護士に相談するメリット

法的な観点からのアドバイス: 契約内容や法律に基づいて、具体的な解決策を提案してくれます。
交渉の代行: 大家さんとの交渉を代行してくれるため、精神的な負担を軽減できます。
訴訟手続きのサポート: 訴訟が必要になった場合、訴状の作成や証拠の収集など、法的な手続きをサポートしてくれます。

まとめ:泣き寝入りは絶対にNG!

今回のケースは、〇〇さんのように「楽器可」の表示を信じて入居したにも関わらず、実際には楽器が弾けないという、非常に悪質な事例です。大家さんの対応も横柄で、誠意が感じられません。

しかし、泣き寝入りする必要は全くありません。まずは、証拠を収集し、内容証明郵便を送付し、専門家に相談しましょう。弁護士に依頼することで、〇〇さんの権利を守り、正当な賠償を求めることができます。

愛犬ルンルンとの快適な生活を取り戻すために、諦めずに戦いましょう!

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