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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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賃貸マンション退去時のペットによる補修費用、どこまで負担すべき?

#ペット可賃貸
 
賃貸マンション(分譲、貸主は個人)を契約予定です。小型犬可の物件として契約を進めていましたが、契約直前になり、ペット不可と言われてしまいました。理由は、退去時のペットによる臭い、汚れ、傷などの補修費用が高額になるため、トラブルを避けたいとのこと。ペット可の物件を探して決めたのに納得がいきません。もしペットを飼う場合、退去時にカーペットやクロスをすべて張り替える費用を全額負担しなければならないのでしょうか?長期間住むことを考えると、建物の自然な劣化もあると思うのですが…。賃貸住宅に住むのが初めてなので、一般的な負担割合や相場について教えてください。

この質問、すごくよくわかります!せっかく「小型犬OK」の物件を見つけて、これから愛犬との新生活をスタートできる!とワクワクしていたのに、まさかの契約直前で「やっぱりダメ」宣告。まるでジェットコースターに乗せられたような気分ですよね。しかも、退去時の高額な修繕費用まで心配しなければならないとなると、不安で押しつぶされそうになるのも当然です。

でも、ご安心ください!賃貸契約におけるペットの原状回復費用については、法律や判例で一定のルールが存在します。今回は、あなたの不安を解消し、愛犬との快適な賃貸ライフを送るための知識と具体的な対策を、Q&A形式で徹底解説していきます。

Q1: ペットによる臭いや汚れ、本当に全額負担なの?

結論から言うと、全額負担しなければならないわけではありません!

賃貸契約における原状回復義務は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」で明確に定義されています。このガイドラインによると、借主(あなた)が負担すべきなのは、あくまで「通常の使用を超える」損耗や損傷に限られます。

つまり、
故意・過失による損傷: 例えば、愛犬が壁を引っ掻いてクロスを破ってしまった、粗相をして床にシミを作ってしまったなど。
通常の使用では考えられない損耗: 例えば、愛犬の爪によるひっかき傷が多数ある、臭いが染み付いて取れないなど。

これらのケースに該当する場合、借主は原状回復費用を負担する必要があります。

しかし、
経年劣化: 日焼けによるクロスの変色、家具の設置による床のへこみなど。
通常の使用による損耗: 普通に生活していれば発生する程度の汚れや傷など。

これらのケースについては、貸主が負担するのが原則です。

ペットを飼育する場合、どうしても臭いや汚れがつきやすいため、通常の使用を超える損耗と判断される可能性は高まります。しかし、だからといって、全額負担を一方的に押し付けられる筋合いはありません。

Q2: 「張り替え」費用は高すぎる!減額交渉はできる?

もちろん、減額交渉は可能です!

まず、貸主から提示された見積もりをよく確認しましょう。
本当に張り替えが必要なのか? クリーニングや部分的な補修で済む場合もあります。
見積もりの金額は適正か? 複数の業者から見積もりを取り、相場と比較してみましょう。
経年劣化による損耗が含まれていないか? 築年数などを考慮し、減額を交渉しましょう。

交渉の際には、以下の点を意識すると効果的です。
証拠を集める: 入居時の写真や、日頃から清掃・手入れをしていた記録などを残しておきましょう。
ガイドラインを根拠にする: 国土交通省のガイドラインを参考に、借主の負担範囲を主張しましょう。
冷静に話し合う: 感情的にならず、論理的に交渉を進めましょう。

もし交渉が難航する場合は、弁護士や消費者センターなどの専門機関に相談することも検討しましょう。

Q3: 契約書に「ペットによる損害は全額借主負担」と書いてある場合は?

契約書にそのような条項が記載されている場合でも、必ずしも有効とは限りません!

消費者契約法では、消費者に一方的に不利な条項は無効とされています。ペットによる損害の全額負担条項が、それに該当する可能性もあります。

まずは、契約書の内容をよく確認し、不明な点があれば専門家に相談しましょう。

Q4: そもそも、ペット不可にされてしまった場合は?

これは本当に困りますよね。契約前に「小型犬可」という確認が取れていたにも関わらず、契約直前になって覆されるというのは、信義則に反する行為とも言えます。

まずは、貸主に対して、なぜペット不可になったのか理由を明確に説明してもらいましょう。その上で、再度交渉を試みる価値はあります。

交渉の際には、以下の点をアピールしてみましょう。
きちんと躾ができている: 愛犬の写真や、訓練の証明書などを提示しましょう。
近隣に迷惑をかけない: 防音対策や、排泄物の処理方法などを具体的に説明しましょう。
誠意を見せる: 迷惑をかけた場合は、誠意をもって対応することを約束しましょう。

それでも貸主が納得しない場合は、契約を解除することも検討しましょう。この場合、契約解除に伴う違約金が発生するかどうかを確認する必要があります。

愛犬との快適な賃貸ライフを送るために

今回のQ&Aで、退去時の原状回復費用に関する不安は少しは解消されたでしょうか?

最後に、愛犬との賃貸ライフをより快適に送るためのアドバイスをいくつかご紹介します。
ペット可物件を選ぶ: これは基本中の基本ですが、ペット可の物件を選ぶことで、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。
ペット保険に加入する: 万が一、愛犬が物を壊してしまったり、人に怪我をさせてしまったりした場合に備えて、ペット保険に加入しておくと安心です。
日頃から清掃・手入れを心がける: こまめな掃除や換気は、臭いや汚れを防ぐだけでなく、愛犬の健康維持にもつながります。
近隣住民とのコミュニケーションを大切にする: 愛犬の鳴き声や臭いなどで迷惑をかけていないか、日頃からコミュニケーションを取り、良好な関係を築きましょう。

これらの対策を講じることで、あなたは愛犬との幸せな賃貸ライフを送ることができるはずです。もし、何か困ったことがあれば、いつでも私たち【犬との生活をサポートする賃貸アドバイザー】にご相談ください。あなたの愛犬との生活を全力で応援します!

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