愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

愛犬との別れ…ペット可賃貸の家賃交渉はできる?【賃貸アドバイザーが解説】

#賃貸契約
 

愛犬との別れは、家族の一員を失うのと同じくらい辛いものです。そんな中、賃貸物件にお住まいの場合、家賃や敷金について気になることもあるかと思います。今回は、ペット(犬)が亡くなった後の家賃交渉について、具体的なアドバイスを交えながら解説していきます。

賃貸住宅(ペット可)の家賃交渉(ペット死亡)について。本来ペット可物件ではありませんでしたが、交渉により特約としてペット分月の家賃にプラス3000円する事と、敷金1カ月プラスする事で契約し入居しました。先月、高齢によりそのペット(犬)が17歳で亡くなりました。ペット分3000円の家賃交渉は問題無いでしょうか。可能ならどのように交渉したらよいか教えていただけたらと思います。4月で入居してから7年になりますが、契約更新は退去の申し出が無い限り自動です。古い物件なので色々不備はありましたが、修繕をお願いすれば直ぐに対応して頂きましたし、犬も鳴き声などで周りに迷惑を掛ける事も無く、家主との関係は特段問題なく来たと思います。敷金プラス1カ月というのは、ペット臭が建物に付いた場合、次に入居する人の為に1カ月換気等をして空けておかなければいけないからという理由でした。最近は介護が必要でしたが清潔に体を保っていたので、客人等は臭いがしないから犬が居るに気付かない位でした。家主は近所にお住まいです。敷金の事は退去する時に別途交渉するつもりです。家賃の事をいきなり訪問して交渉するより、先に手紙などで交渉したい旨を伝えておいた方が良いのでしょうか。また、交渉の際は何か文書でも交わした方が良いのでしょうか。どうか教えてください。物件は築30年以上の平屋一戸建て住宅です。同様の物件が少し離れて並んで建っています。

結論:家賃交渉は可能だが、交渉の進め方が重要

結論から言うと、ペット(犬)が亡くなった場合、家賃交渉は可能です。しかし、家主との良好な関係を維持しつつ、スムーズに交渉を進めるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、築30年の平屋一戸建てのペット可賃貸に7年間、愛犬のポメラニアンと暮らしていました。契約時、ペット可とする代わりに、家賃に月3,000円が上乗せされ、敷金も1ヶ月分追加で支払っていました。しかし、先日、愛犬が17歳という高齢で亡くなってしまいました。Aさんは、家主との関係は良好で、これまでも修繕依頼には迅速に対応してもらっていました。そこで、Aさんは家賃交渉を決意しましたが、どのように進めるべきか悩んでいました。

ステップ1:まずは手紙で丁寧に事情を説明

Aさんは、まず家主に手紙を書くことにしました。手紙には、愛犬が亡くなったことへの悲しみ、7年間愛犬と静かに暮らしてきたこと、そして家賃交渉をしたい旨を丁寧に綴りました。

Aさんの手紙のポイント
愛犬の死を悼む気持ちを伝える
7年間、愛犬と静かに暮らしてきた実績をアピール
家主への感謝の気持ちを伝える
家賃交渉をしたい理由を明確に伝える

手紙の例文

〇〇様

いつもお世話になっております。Aです。

突然のご連絡で大変恐縮ですが、先月、17年間共に暮らしてきた愛犬のポメラニアンが、老衰のため息を引き取りました。〇〇様には、ペット可という特別なご配慮をいただき、7年間、この家で愛犬と穏やかに暮らすことができました。心より感謝申し上げます。

つきましては、この度、愛犬が亡くなりましたので、ペット分の家賃についてご相談させて頂きたく、ご連絡いたしました。

お忙しいところ大変恐縮ですが、一度お話させて頂ける機会を頂けますでしょうか。

何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

A

ステップ2:家主との面談で直接交渉

手紙を送った後、Aさんは家主から連絡を受け、面談の機会を得ることができました。面談では、手紙の内容を改めて伝え、家賃交渉の理由を丁寧に説明しました。

Aさんの交渉のポイント
感情的にならず、冷静に話す
家賃減額の根拠を示す
家主の立場も理解する姿勢を見せる
具体的な金額を提示する

Aさんは、7年間、愛犬が鳴き声などで近隣に迷惑をかけることもなく、清潔に飼育してきたことを強調しました。また、ペット臭についても、定期的な換気や清掃を徹底していたため、ほとんど気にならないはずだと伝えました。

さらに、近隣のペット不可物件の家賃相場を調べ、同程度の広さで設備が整っている物件と比較して、ペット分の家賃3,000円が上乗せされていることを示しました。

ステップ3:交渉成立!家賃減額に成功

Aさんの丁寧な説明と誠意が伝わり、家主は家賃の減額に応じてくれることになりました。最終的に、月額1,500円の減額で合意しました。

家賃交渉を成功させるための5つの秘訣

今回のAさんのケースから、家賃交渉を成功させるための秘訣を5つご紹介します。

1. 家主との良好な関係を築く

日頃から家主とのコミュニケーションを密にし、信頼関係を築いておくことが大切です。
2. 交渉のタイミングを見極める

契約更新時や、物件の老朽化が進んでいる場合など、交渉しやすいタイミングを見計らいましょう。
3. 事前の準備をしっかりと行う

近隣の家賃相場や、物件の状況などを把握し、交渉の根拠となる情報を集めておきましょう。
4. 冷静かつ丁寧に交渉する

感情的にならず、冷静に、丁寧に交渉することが大切です。
5. 書面で合意内容を残す

交渉が成立したら、必ず書面で合意内容を残しておきましょう。

ペット可賃貸の家賃相場を知っておこう

ペット可賃貸の家賃は、一般的にペット不可の物件よりも高めに設定されています。これは、ペットによる damage や臭いなどのリスクを考慮しているためです。しかし、ペットの種類や大きさ、飼育状況によっては、家賃交渉の余地がある場合もあります。

ペット可賃貸の家賃相場
小型犬:家賃+3,000円~5,000円
中型犬:家賃+5,000円~10,000円
大型犬:家賃+10,000円~

上記の家賃相場はあくまで目安であり、物件の立地や設備、築年数などによって異なります。

敷金の返還交渉も忘れずに

今回のケースでは、敷金も1ヶ月分追加で支払っています。敷金は、退去時に原状回復費用として充当されますが、ペット臭が残っていない場合は、返還される可能性があります。退去時には、敷金の返還交渉も忘れずに行いましょう。

専門家からのアドバイス

不動産コンサルタントのBさんは、「ペット可賃貸の家賃交渉は、家主との信頼関係が非常に重要です。日頃からコミュニケーションを密にし、ペットを清潔に飼育することで、交渉を有利に進めることができます。」と語ります。

まとめ

愛犬との別れは悲しいものですが、家賃交渉を通じて、少しでも経済的な負担を軽減できる可能性があります。今回の記事を参考に、家主との良好な関係を維持しつつ、スムーズな交渉を目指してください。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事